アラサーOL【婚活のリアル#56】自衛隊員から某省庁出向男・よーへいPart10
こんにちは、アラサー受付嬢つかさです♪ 上京して今年で6年目。これまで出会った男性を振り返りながら、婚活のあれこれをお届けしているこのブログ。この前は、自衛隊員から某省庁出向男・よーへいPart9をお届けしました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ♡
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自衛隊員・よーへいがクリスマスに予約を入れてくれたというホテルに、サプライズ準備のため電話してみた私。けれど思いもしなかったことが発覚する…。
ホテルマン「クリスマスの予約状況をお調べ直しましたが、〇〇よーへい様のご予約はいただいておりません…」
おかしい。もしかしたら私の名前で予約をしてる?
ホテルマン「◯◯つかさ様でもいただいていないです」
いや、もしかしたらいたずらや防犯対策で問い合わせでは答えられないのか…。
ホテルマン「やはり23、24日は満室で、ご予約いただいている方に◯◯様はおりません…」
私「あ… はい、ありがとうございました…」
完全に戦意喪失した私。
彼に問い詰める気も、怒る気にもなれなかった。夢にまでみたキラキラなクリスマスは一体なんだったのか。一瞬にして灰色になる視界。
自衛隊の任務で海外に出張中で、クリスマスには帰ってくる彼は当日私に何と言うつもりなんだろう。そして、これから2週間、私は正気でいられるのか。
それまで連絡は頻繁ではなかったが、これまで以上に彼との連絡を断つことにした。
2日後。
私からの連絡がなくても平気な人。更に2日後。
このまま当日の23日も連絡しないでおこうと思った。
翌日。
ここ1週間の気分の悪さは、今まで生きてきて感じたことがない。仕事も手につかないほど。
よし、問い詰めよ。彼にメールを送る。
『先日シャングリラに予約確認の問い合わせをしました。けれど、我々の予約はありませんでした。どういうことか説明してください。』
彼は今海外にいるはず。嘘をついていなければだけど。
待てど暮らせど返事がない。私はついにキレた。
『返事ひとつ返せないようなら一生そうしてください。あなたは当日どうするつもりだったのでしょうね。絶対に許しませんので。』
こう彼に送った。
2018年12月23日
シャングリラホテルに行くはずだった当日。この日のために彼に買ったプレゼント。この日のために買った可愛い下着。この日のために休暇をくれた先輩。彼にはそんなこと想像できないだろう。
同居人のゲイカップルのお兄さんは「いよいよ嫁ぐか、つかさ!?」と期待してくれていたのに。
午後。よーへいから連絡が来た。
『今日仕事で行けない』
湧き出す怒りを抑えられず、文章を打つ手に力が入る。
私が送ったメールはこうだ。
『よーへい、私が連絡した日は何日? トイレも行けないぐらいの忙しさだったわけ?! 私がどれだけ楽しみにしてたか知ってるくせに!! それやったらもっとマシないい訳考えてよ! それか、私がこうやって当日キレるのを楽しみに待ってたん? だいたい私の平成最後のXmasを返してよ! 絶対許せへん。許さへんから。』
そのあとの返事がさらに私を失望させた。
『君、ホテルに電話したの? だいたい予約者本人でもないのにホテルの人が答えるわけないだろ。そんなことくらい頭働かなかったのか君。』
はい、最低。ほんと、何様やねん。こんな人間がお国を守ってるなんて一瞬でも彼女だった自分を恥じに恥じた。恥ずかしくて顔から火が出そうだった。
このひどいやり取りのあと、私は一日中、いや二日間寝た。さすがにちょっと泣いた。
24日のイヴ。同居人のゲイカップルがケーキとチキンを買って来てくれた。
お兄さん「3人で『紅の豚』みよー!」
映画のチョイスー(笑) ジブリは裏切らない! 映画を観ながらよーへいの話をした。
お兄さん「そもそも本当に自衛官なの?」
確かに。冷静になっていなかった私は、あの人の正体を全く把握していないじゃないか。そう思い始めると怖かった。自衛官だと偽って私を騙した?
何者なんだ、あいつ…。
豚になったマルコを見ながら誓った。
必ず正体を暴いてやる!
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つかさ
昭和最後の生まれで、現在32歳。東京・丸の内にある会社にて受付勤務。素敵なお嫁さんになるべく、2015年関西から上京し、絶賛婚活中でございます♪