DRAGON GATEのYAMATOだ。
レスラーというと、いつも肉にかぶりついているイメージがあるかもしれないが、実は女子も大好物のパスタもよく作るんだ。
といっても、ここは酒飲みの俺なので、食事だけでなく酒のつまみにもなるパスタが本命だ。
女性読者のみなさんにも、男性にパスタを作る機会が訪れたときに試してほしい、変りダネつまみパスタを今回は紹介しようと思う。
使う材料は、地方のおみやげなんかでもらうことの多い珍味三種!
辛子明太子&いかの塩辛&たこわさびだ。名づけて海の珍味の変わりダネパスタ3種!
冷蔵庫に眠っているのなら、すぐにでも作ってみてほしい。
では材料からいくぞ。
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■材料(1人前3種)
パスタ……80g×3
完熟トマト……1/2 個×3
辛子明太子・いかの塩辛・たこわさび……各60g
にんにく……3片
オリーブオイル……大さじ3
塩こしょう……少々
(飾り)刻みのり、大葉、粒こしょう……適量
強靭な肉体……随時
今回珍味は辛子明太子、いかの塩辛、たこわさびを使ったが、いか明太やウニクラゲなど、冷蔵庫に眠っている珍味でも試してみてほしい。
では作ってみよう。
■作り方
1/常日頃からトレーニングし、強靭な肉体をキープしておく。
2/トマトはへたを取り、花落ちの部分(果実の下の尻部分)に十字の切れ目を入れ、熱湯にくぐらす。皮が反り返ったら氷水にあげて湯むきし、キッチンペーパーなどで表面の水分を取る。
トマトの湯むきは面倒がらずにやるべし! 完成時の食感が段違いだぞ。
3/湯むきしたトマトを横半分に切り、スプーンの柄の部分などでゼリー状の種を取り除き、みじん切りにする。にんにくもみじん切りにする。
種をしっかりと取り除くことで、どんな珍味との相性もよくなるんだ!
4/熱したフライパンにオリーブオイルを引き、みじん切りにしたにんにくとトマトを炒める。トマトの形がなくなり、半分くらいの量になったらボウルに空け、粗熱を取る。
5/粗熱を取った4を3等分にしてボウルに移し、それぞれに辛子明太子・いかの塩辛・たこわさびを入れて和え、塩こしょうで味を調える。
6/塩分1%の湯でパスタをゆで、湯をあまりきらずに3等分にしてそれぞれのボウルに加え、和える。皿に盛り付け、塩辛は粒こしょう、たこわさは刻みのり、辛子明太子は刻んだ大葉で飾り、完成。
パスタはあつあつのまま余熱で和えるのがポイントだ。
完成!
トマトと珍味の組み合わせと聞いて、「本当に大丈夫?」と思った人もいるだろう。
しかし大丈夫!いや大丈夫どころかあまりの相性のよさにびっくりしてもらえるはず。
このレシピを考案したきっかけは、トマトとにんにくを煮詰めたイタリアの漁師風トマトソース(工程4)をよく作るんだが、このソースはほのかに磯の香りがするんだ。
だったら海の幸どころか海の珍味に合うのでは?と思いつき、試してみたところ、今までのパスタソースにはなかった旨みを感じることができたというわけ。
トマトの湯むきは慣れないと面倒に感じるかもしれないが、慣れればなんてことはないぞ。トマトと魚介の旨みをじっくり味わえるパスタは、食事としてだけでなく、お酒との相性も抜群だ。
友達や彼氏との家飲みメニューを探している人はぜひとも試してみてほしい。
次回も引き続き、とっておきのパスタレシピをお前たちに紹介してやる予定だぞ!
撮影/廣江雅美 取材/吉田奈美
【YAMATO】
★【レスラーYAMATOの筋肉キッチン】連載一覧
1981年9月10日生まれ。B型。調理師学校を経て、和術慧舟會で総合格闘家となる。2006年、プロレス団体DRAGON GATE所属のプロレスラーに転向し、人気実力とも兼ね備えた選手として活躍中。試合予定はDRAGON GATE公式ホームページを参照。調理師免許、フードコーディネーター3級を持ち、料理のできるプロレスラーとしても注目が集まっている。
ブログ→http://ameblo.jp/yamato-oldtype/
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