DRAGON GATEのYAMATOが、今日もとっておきの漢飯を作りにやってきた。
今日のお題は「棒棒鶏」!
なんて読むかって? もちろん知ってるよな。
「バンバンジー」だ。
もともと中国では焼いた鶏肉を棒で叩き柔らかくし、手で細かく裂いたという作り方から、「棒」の漢字が使われたと言われているんだが、今では包丁で切り分ける方法が一般的だよな。
今回YAMATOレシピでは棒で叩かなくても柔らかくて極旨な棒棒鶏の作り方を紹介したいと思う。
では行ってみよう。
■材料(4人分)
(国産)鶏胸肉……2枚
白髪ねぎ……1/2本分
※調味料
A:芝麻醤(チーマージャン)……大さじ1
A:砂糖……大さじ1
A:しょうゆ……大さじ1
A:酢……小さじ1
A:豆板醤……少々
すりごま……お好みで
強靭な肉体……随時
鶏肉は国産の安全で新鮮なものを使ってくれ。
また、すりごまとごま油などをペースト状にした中華調味料である芝麻醤(チーマージャン)も、できれば用意してみてほしい。
これがあると一気に香りとコクと風味が増し、おいしさが段違いになるぞ。
普通のスーパーでも売っているので、中華調味料コーナーをチェックしてみてくれ。
用意できなかった場合は、練りごまやごまドレッシングでも代用OKだ。
では作ってみようか。
■作り方
1/常日頃からトレーニングし、強靭な肉体をキープしておく。
険しい表情が似合う肉体であれ!
2/鶏胸肉に、フォークなどで穴を開け、1枚につき小さじ2程度の塩(分量外)をまぶし、3時間ほどおく。
「肉の厚みがある部分には、多めに穴を開けておくといいぞ。塩をまぶしておくことで余分な水分を肉から出し、さらには殺菌効果も期待できるんだ」
3/鍋に55~60℃のお湯を沸かし、(指を入れて1、2秒耐えられるくらいの温度)で30分ゆで、その後取り出し30分おき、粗熱を取る。
「シャキーン!そう、この料理用温度計があると温度調整がうまくいくんだ。弱火で鍋をゆでつつ、温度計で測りながら温度が上がったら差し水をし、常に55~60℃をキープしてみてくれ。この手間がおいしい肉を育てるのだ。ちなみに料理用温度計は¥1,000も出せば買えるので、この機会にぜひとも用意してみよう。揚げ物も失敗しなくなるぞ」
4/調味料Aをすべて混ぜ合わせる。白すりごまがあればお好みで加える。
5/粗熱が取れた鶏胸肉を厚さ5mm程にスライスし、お皿に盛る。4のたれをかけ、白髪ねぎを飾ったら完成。
完成だ。
どうだ、やわらかな鶏肉に感動しないか?
夏のおつまみにぴったりの一品間違いなしだから、レパートリーに加えてみてほしい。
次回もビールに合う最高のレシピが登場予定だ!
(撮影/廣江雅美 取材/吉田奈美)
【YAMATO】
1981年9月10日生まれ。B型。調理師学校を経て、和術慧舟會で総合格闘家となる。2006年、プロレス団体DRAGON GATE所属のプロレスラーに転向し、人気実力とも兼ね備えた選手として活躍中。試合予定はDRAGON GATE公式ホームページを参照。調理師免許、フードコーディネーター3級を持ち、料理のできるプロレスラーとしても注目が集まっている。
ブログ→ http://ameblo.jp/yamato-oldtype/
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