こんにちは。ショコラコーディネーターの市川歩美です。今年2019年のイースターは4月21日。毎年3月末から4月末まではイースターにちなんだ、ユーモラスなチョコレートが花盛りなんです!
今年はいくらなんでも表情が豊かすぎるチョコレートがあり、とても気に入っているので紹介しますね。
ラ・メゾン・デュ・ショコラのイースターコレクション2019
ラ・メゾン・デュ・ショコラは、1977年に創業したパリの老舗。私は昔からこのブランドのファンですが、特にイースターのチョコレートに、なんというか「別の意味で」注目しています。
それは、毎年だいぶ想像を超えてくる、というか、えっ、こうきましたか(!)というチョコレートが発表されるからです。今年のはカカオ産地がテーマ。「イースターエッグがカカオ産地(ブラジル、ガーナ、ジャワ)へ旅して、帰ってきたらこうなっていた」というストーリー仕立て。
注目したいのは、私たちも見習いたいほどの、表情の豊かさ、です。
「う、うっそ!」的(マスク ブラジル)
▲「マスク ブラジル」
「ええっ、ほ、ほんと??」かも。思いもよらないことを聞いちゃった表情です。
「ブラジル」がテーマ。南米らしい色使い! フルーティなチョコレート のマスクの下には、アーモンドとヘーゼルナッツとキャラメリゼしたビスキュイを使ったプラリネです。
「そう言われてみたら、あのとき……」的「マスクガーナ」
▲「マスク ガーナ」
「あぁ……そうなのね……」という感じもする、遠い目です。
「ガーナ」がモチーフのこのチョコレート。表面の縞模様は、アフリカ原産の木をイメージしているそう。ダークチョコレートのマスクの下は、ピーカンナッツのキャラメリゼを使ったプラリネです。
唄っているみたいな「マスク ジャワ」
▲「マスク ジャワ」
コーラスしているみたい! または「わおおーすごい」みたいな!
「インドネシア」をイメージ。チョコの表面は赤い溶岩がモチーフです。マスクの下は、カシューナッツ入りのミルクとダーク、2種のチョコレートを使ったプラリネです。
▲チョコレートプレートの下は厚みのあるプラリネ。立体的でアート性が高い。
毎年ラ・メゾン・デュ・ショコラのイースターチョコレートは、パリはもちろんのこと、日本でも人気です。
パリの老舗ならではの美味しさと、思わず笑っちゃうような、遊び心と芸術性の両立が魅力。ぜひブティック(丸の内、表参道、松屋銀座など)で本物に出会ってください。
春ならではのギフトにもよいですし、フォトジェニックなのでInstagramへのポストも楽しいです。ハッシュタグに「#イースター#イースターエッグ」などを入れて投稿、イースターを盛り上げましょう。
追記:Oggi.jp読者の中には、こんな表情で、表情筋を動かす練習をしている女子もいるのでは??♡
※イースターコレクションは4月21日までの販売
ショコラコーディネーター® 市川歩美
チョコレートのジャーナリストとして最新のチョコレート情報に精通。
おすすめ・注目のチョコレートの紹介ほか、関連情報を雑誌、テレビ、ラジオ、Webなどのメディアに提供しながら、メディア・チョコレートブランド・消費者をつなぐ、日本唯一のショコラコーディネーター®として活動。
チョコレート愛好家歴は、5才頃から。本格的なチョコレート愛好家歴約30年。フランスの上質なショコラに1990年代前半に出会って以来、「ショコラのある生活」を豊かにするべく、チョコレート関連イベント、トークショーへの出演、テレビ番組、記事の監修、商品企画なども行う。