元気にしてたか?
DRAGON GATEのレスラーYAMATOだ。
今回は「フリッター」を作ろうと思うのだが、その前にお前らに質問だ。
「フリッターとフライの違い」を知っているか?
さらに言えばカツや天ぷらとの違いもわかっているだろうか。なんとなくわかったつもりになっていて、実際にはよくわかっていないって人が多いと俺は踏んでいる。
まぁ知らずとも生きてはいけるのだが、知っていたほうが話のネタになったり、注文の幅が広がったりすることは間違いない。
そこで今回は、いまさら聞けない「揚げ物の基本」を簡単にレクチャーした上でレシピを紹介していきたいと思う。
ここが違うよ「フライとフリッター」!
両者の違い、それは「衣(ころも)の違い」でもある。
ざっくりいうとフライは衣に「パン粉」を使い、フリッターは「メレンゲ」を使うという点が最大の違いだ。フライの中でも具材が肉の場合は、トンカツ、牛カツ、チキンカツなどカツと呼ばれるな。
またフリッターと天ぷらも似ているので違いを簡単に説明しておこう。
フリッターは前述の通り卵白を泡立てたメレンゲを衣に使用し、小麦粉としっかり混ぜ合わせるが、天ぷらは小麦粉と卵をあえてさっくりと混ぜる。
さまざまな作り方があり一概には言えないのだが、こんな感じで覚えておけば大丈夫だろう。
揚げ物の基本的な違いがわかったところで、今回作るレシピの材料から紹介していくぞ。
今回作るのは「たらの塩麹フリッター」だ!
他の魚でも応用が利くので、スーパーでこれぞという白身魚やエビを見つけた時に作ってみてほしい。
「たらの塩麹フリッター」材料はこちら!
▪️材料(2人前)
たらの切り身…4切れ
薄力粉…100g
片栗粉…30g
ベーキングパウダー…小サジ1/2
卵…1個
牛乳…100cc
塩麹…大さじ1
青のり…小さじ1
揚げ油…適量
レモン…適宜
<オーロラソース>
ケチャップとマヨネーズを1対1の割合で混ぜる…適量
強靭な肉体…随時
うまさの決め手はズバリ「塩麹」だ。
数年前に爆発的に大ブームを起こしたが、いっときのブームには終わらず現在では定番の調味料として、たいていのスーパーで購入することができるようになった。
塩麹により旨味が倍増するだけでなく、食感もよくなるので忘れずに使ってみてくれ。
では作ってみるか。
「たらの塩麹フリッター」作り方はこちら!
1.常日頃からトレーニングし、強靭な肉体をキープしておく。
今回はメレンゲを作らなくてはならないので、筋力・持久力は必須だ!
2.卵は黄身と白身に分け、白身はメレンゲにする。黄身、メレンゲ、薄力粉、ベーキングパウダー、牛乳、塩麹、青のりを合わせ、サックリと混ぜ合わせる。
メレンゲ作りのコツはズバリ体力! また泡立て器やボウルは清潔で乾燥したものを。体力に自信がなければハンドミキサーを使ってもOKだ。
フリッター作りの影の主役・ベーキングパウダー。衣がふっくらするぞ。
3.タラの切り身に塩こしょうして、表面の水分は拭き取る。2の衣をつけて、低温でじっくり揚げる。
大きい骨は骨抜きで取っておこう。専用の骨抜きがない場合は、ピンセットでも代用可能だ。
低温でじっくり揚げるのが成功の秘訣だ。表面がきつね色になるまで返しながら揚げていこう。
4.櫛形に切ったレモン、オーロラソースを添えて完成。
淡白な白身魚にはオーロラソースがよく合う。
ケチャップとマヨネーズを混ぜるだけで簡単にできるので、ぜひ作ってみてくれ。
揚げ物は面倒だと思うかもしれないが、スーパーのお惣菜では味わえないできたてのうまさは絶品だ。
漢飯(おとこめし)では鉄板なので、ぜひ面倒くさがらずトライしてくれ。
次回は何を作るとするか。楽しみに待っていてほしい。
撮影:廣江雅美 取材:吉田奈美
YAMATO
1981年9月10日生まれ。B型。調理師学校を経て、和術慧舟會で総合格闘家となる。2006年、プロレス団体DRAGON GATE所属のプロレスラーに転向し、人気実力とも兼ね備えた選手として活躍中。試合予定はDRAGON GATE公式ホームページを参照。調理師免許、フードコーディネーター3級を持ち、日本テレビ系朝の情報番組「スッキリ」に出演するなど、料理のできるプロレスラーとしても注目が集まっている。
ブログ:http://ameblo.jp/yamato-oldtype/
料理ブログ:http://ameblo.jp/dragon-gate-deli/
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