DORAGON GATEのプロレスラーYAMATOだ。
今日もお前らにこの冬ぜひ食べて欲しい「鍋レシピ」を持ってきたぞ!
今日作るのは「煮切り酒の塩麹ちゃんこ」!
「ちゃんこ」は相撲の世界だけでない?
「ちゃんこ」と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「相撲部屋」だ。
知っているかと思うが、そもそも「ちゃんこ」=相撲の力士が作る料理の総称だ。つまりは力士が作ればカレーライスもちゃんこというわけ。
が、この「ちゃんこ」文化は実はプロレスの世界にもある。諸説あるのだが、伝説のプロレスラー・力道山がもともとは相撲力士であったことからの流れだといわれているぞ。
そんなわけで今回は、プロレスラーYAMATOが作る「ちゃんこ」の味をお届けしたいと思う。
旨味を増幅させる「煮切り酒」は覚えておいて損なし!
そして今回はたっぷりと料理酒を煮切った汁が味の決め手になっている。
ここで「煮切り酒」についてちょっと解説しておくぞ。
今回は酒だが、みりんでも同じような調理法を取ることがある。これは大量の酒やみりんを十分加熱し、煮切ることでアルコールと香りを飛ばすことで旨味を強くし味をよくさせることができるんだ。
ちなみに今回のレシピを作るにあたり、よりおいしくなるかな? とちょっといい辛口の日本酒(清酒)で作ってみたのだが、実は失敗! 清酒にはなく料理酒に入っている「塩」の有無で味が大きく左右されるのだが、ここでは塩の入っている「料理酒」で作るのがおすすめだ。
では材料から見ていくぞ
「煮切り酒の塩麹ちゃんこ」
■材料(4〜5人前)
だし(かつおと昆布)…1200cc
料理酒…500cc
塩麹…大さじ3
豚バラ肉…600g
キャベツ…1/2個
薄揚げ…4枚
ごま油…適宜
薄切りの輪切りレモン…1/2個
(お好みで)粒コショウ…少々
強靭な肉体…随時
だしはかつお節と昆布の合わせ出汁だ。前回の記事に簡単なだしの取りかたを書いておいたので、参考までに。
忙しくて時間がないという人は、しょうがないなあ。市販の顆粒だしの素を使ってくれ。
でもその際には合わせ出しを選んでくれよ。
また「塩麹」も味に深みを出すためのスーパー調味料だ。一時期大ブームになったが、今ではすっかり定番の調味料としてどんなスーパーでも見かけるようになった。
ぜひ使ってくれ。
ではさっそく作ってみよう
■作り方
1. 常日頃からトレーニングし、強靭な肉体をキープしておく。
YAMATOレシピのキモ、工程1はネタじゃないぞ。本気で取り組め!
2. 煮切り酒を作る。鍋に料理酒を入れ強火にかけ、アルコールを飛ばす。その後、だし1200ccと合わせ、塩麹も加えて極弱火にかけておく。
ファイヤーーーーーー!!!!!
3. 豚バラ肉は5cm程に切る。その後沸騰したお湯にくぐらせて余分な脂と臭みを取り、ざるに空けて水気をきる。薄揚げは横半分、縦1/5に切り、豚バラ肉と同様、沸騰したお湯にくぐらせて、酸化した油を取り除き、ざるに空ける。キャベツは薄揚げと同じサイズの色紙切り。
具材のサイズを揃えることで、見た目も食べやすさも上昇!
4. 2の鍋に具材を全て盛り付け、強火にかける。沸騰したら、ごま油、粒こしょうをふる。仕上げに彩りで輪切りレモンを飾る。
完成だ!
どうだ、あっさりした汁にもかかわらず、深みのある味わいがわかるだろうか。
これは煮切り酒と塩麹のなせる業!
最近は市販の便利な鍋の汁が売り出されているが、たまにはしっかりだしを取った鍋を味わって欲しい。
最後にお知らせを。
前回もお伝えしたが、「テレビ静岡」さんで放映の「盛り盛り料理バラエティ ちょもキッチン」なる番組に出演中!
(2019年01月18日より毎週金曜日 深夜24:55~)
料理する動くYAMATOを見たい人はぜひチェックしてくれ。
まだまだ寒い日が続くから、あったまる料理を次回もお届けしたいと思っている。
撮影:廣江雅美 取材:吉田奈美
YAMATO
1981年9月10日生まれ。B型。調理師学校を経て、和術慧舟會で総合格闘家となる。2006年、プロレス団体DRAGON GATE所属のプロレスラーに転向し、人気実力とも兼ね備えた選手として活躍中。試合予定はDRAGON GATE公式ホームページを参照。調理師免許、フードコーディネーター3級を持ち、日本テレビ系朝の情報番組「スッキリ」に出演するなど、料理のできるプロレスラーとしても注目が集まっている。
ブログ:http://ameblo.jp/yamato-oldtype/
料理ブログ:http://ameblo.jp/dragon-gate-deli/
ツイッター:@yamato_oldtype
Instagram:yamato_dg_oldtype
レスラーYAMATOの筋肉キッチン