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2017.03.22

【第12回】冷え性を解消する生活習慣とは?

前回は”冷え”のタイプについてご紹介しました。

では実際に冷えをどう解消していけばよいか、見ていきましょう。

1.実寒タイプの場合

このタイプの人はもともと体力があるほうなので、冷えにつながる生活習慣をやめるだけで改善されることが多いです。

NG!
・冬にお刺身や生野菜、バナナなどの南国フルーツを食べない。体を温める作用のあるタンパク質(ラム肉、牛肉など)を食べる。

NG!
・冬にお刺身や生野菜、バナナなどの南国フルーツを食べない。体を温める作用のあるタンパク質(ラム肉、牛肉など)を食べる。

首元&足元を防寒!

、冬は体幹部や首元、足元を防寒する。

・適度な運動で筋力をつける。

 

2.虚寒タイプの場合

このタイプの人はもともと体力がないので、冷えにつながる生活習慣をやめてもなかなか体が温まってきません。

実寒タイプで挙げた対処法にプラスして、体の熱を逃さないために以下のことを実践してください。

・秋冬の半身浴はやめる。発汗させるだけで体力を消耗してしまい、冷えの原因となります。

・足元は靴下の重ね履きではなくハイソックスを。ふくらはぎ全体までを包み込むことで末梢が温まります。

・体力を使い切る前に休む。常に全力を出そうと頑張ったり無理をしすぎると、虚寒タイプは特に回復に時間がかかります。

・ストレスからは迷わず逃げる。もともと体力がなく「気」が足りないということは、東洋医学的にストレスにも弱いと考えます。これは良し悪しではなく個性なので、精神的な打撃を受けないようにすることも実は大切な処方です。

そして、前回虚寒タイプの説明でもお話したのですが、もともとは実寒タイプだったのに虚寒タイプに移行させてしまっている人は、長期に渡って冷える生活習慣を続けているので、冷え性を改善するのにも時間がかかります。

長時間の半身浴を続けていたり、グリーンスムージーや玄米菜食など、体に良かれと思ってやっていることが、実は体を冷やしているんです。

だから、上記のような生活習慣に変えて、体の熱や気を増やすように意識することで、急速な改善を目指すのではなく徐々に冷えをとっていきましょう。

【ポイント】
良かれと思ってやっている生活習慣が”冷え”の原因になっていないか、見直す。

【第11回】”冷え”は2種類ある

【第13回】いつでもどこでもできる”ペットボトル温灸”

 

若林理砂

臨床家・鍼灸師。1976年生まれ。高校卒業後に鍼灸免許を取得。早稲田大学第二文学部卒(思想宗教系専修)。2004年に東京・目黒にアシル治療室を開院。著書に『大人の女におやつはいらない』、『その痛みやめまい、お天気のせいです 自分で自律神経を整えて治すカンタン解消法』、『夏冷えにサヨナラ!ペットボトル温灸術』など多数。https://www.asil-llc.info
DMMラウンジ「若林理砂のカラダ稽古部!」ではボディーワークを扱うオンラインサロンを開設中。Twitterアカウントは@asilliza

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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