アクティブにもスローにも、多彩に楽しめる「ニヒ・スンバ」
成田からスンバ島までの行程は前々回の記事で、前回記事では、「ニヒ・スンバ」の豪華な部屋を紹介。
今回はアクティビティやレストランについて。
■アクティビティその1 海釣りで入れ食い!
今回、滞在は3日間。そこで1日ひとつ選んでみます。
先ずは海のアクティビティから。
釣りです。
餌はなし。釣り竿から糸を海に投げ込むだけでバンバン釣れます。まさにリアル入れ食い状態。
釣った魚をスタッフがその場で捌いてくれて、それをビンタンビールと一緒に食べる。最高です!
この日の釣果は写真の通り、約2時間でカツオを中心に18本(16本しか写っていないのは、海の上で2本食べてしまったから)!
因みに魚を掲げているスタッフはリゾート唯一の寿司職人。
釣った魚は当然夜のディナーの場に登場。宿泊しているゲストの皆と一緒に食べますよ。
■食事をするロケーションもナイス!
ご飯繋がりでランチをご紹介。こんなロケーションでこんな感じで。素敵すぎますね。
メインレストランはこちら。眼の前に海ドッカーンと拡がるナイスなロケーション。
こちらのレストランの床にも砂が敷かれていて、いつでも海と島を感じさせてくれて。
砂の触感が海と自然と繋がっているというか、そんな感覚にさせてくれるのがいいんです。
ちょっとリゾートの上から海を見てみましょう。
次に海から見てみます。
ここから見える景色のほぼ全部がリゾートの敷地だと聞きました。だけどリゾートとして利用しているのはほんの一部だけ。
「リゾートの周りの自然をそのまま残したい」というのがその理由だそうです。
■このリゾートが生まれた背景は?
ちょっとここでリゾートの生い立ちと目的の一部をご紹介。
前回の記事でも説明したように、ここは、世界的に有名なファッションブランド「トリーバーチ」ファミリーのクリスバーチさんが運営するリゾート。
では一体何故ここに?
波乗りが趣味だった彼が「世界一のサーフポイントを探し続けて辿り着いた島」がスンバ島だったということです。
共同経営者たちと財団を立ち上げ、リゾートの利益のほとんどが、島の自然と島に暮らす人々の生活をサポートするために使われています。
リゾートで働くスタッフの9割以上が島の人々だし、リゾートができたことで学校や病院が充実。
共同で農園の開発などの活動も行い、島との共存を図ることで島民から好意的に受け入れられているリゾートでもあるんです。
確かに宿泊費は安くありませんが、そんなふうに使われているのならちょっと嬉しくなってきませんか?
■アクティビティその2「スパサファリ」を満喫
ということで、アクティビティの話に戻ります。
2つ目はスパを選択してみました。これがまた、結構な内容でございますよ。
「スパサファリ」と呼ばれリゾートから車で約10分程度のところにあるスパエリアへ移動し、ほぼ1日そこで過ごす(もちろんスパだけで戻ってもいいけど)という内容。
入り江の秘密プールでまったりしたり、
無人島状態のホワイトサンドビーチの断崖の上という、非日常の場所で食事をしたりして過ごすんです。
海の音を聞きながらのマッサージは2時間半。なのですが、開始後即寝落ちすること必至です。
あまりに気持ちよくて、撮影するのを忘れてしまったのですが、最初にベットにうつ伏せになったら穴の空いたところに顔を入れますよね。
それはここでも同じ。ところが顔を穴に入れるとその目線の先にあるのは海!
鏡2枚を使ってホントは見えないはずの海を見せてくれているんです。プールサイドやレストランの床の砂同様、ちょっとした工夫で感動を与えてくれる仕掛けに、ヤラれっぱなしでございますよ。
■アクティビティその3は、浜辺で乗馬
最後のアクティビティはホースバックライディング。
サンセットをバックに波打ち際を馬で行くという、映画のワンシーンに入り込んだような自分、なんかいいぞ。
■「ニヒ・スンバ」のお値段は?
さて、最後に気になるお値段です。
我々のツリーハウスは一泊約6,900ドル。ルピアじゃないです。ドルです。バーチさんの部屋は約8,000ドル。
しかし最も安い1BRの客室ならば約1,000ドル(それぞれ1ヴィラの値段。二人利用の場合には1,000ドルの客室なら一人500ドル)です。
金額だけをみれば安くありません。ありませんが、しかし料理全て込み、部屋のアルコール含むドリンク全て込みの(補充可能)、オールインクルーシブのお値段と聞いたらどうでしょう?
ハワイのハレクラニに泊まってホテル内のレストランで二人で食事をして、バーでお酒を飲んだら…と考えたら、この非日常感と秘密度と世間との隔絶感からすれば、決して高くはないと思います。
それにエアチケットもバリ便のほうが安いしね。
■夜に絶対見ておきたい!「スターゲイジング」は感動!
最後に。選択したアクティビティは3つと書きましたが、実はもうひとつ。それがこれ。スターゲイジング。
感動的天空の星空は、これこそまさにプライスレス!
いつか行きたいBALIの先のHidden place。
完成後わずか3年で旅行情報誌「トラベル+レジャー」2016年、2017年世界ナンバー1受賞。
世界のラグジュアリーホテルだけが加入できる「ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド」メンバーの「NIHI SUMBA」。
死ぬまでに絶対に行くべき場所のひとつです。
協力:ガルーダ・インドネシア航空
※ニヒ・スンバの予約・問い合わせ:ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド日本支社
初出:しごとなでしこ
山下マヌー Manoue Yamashita
雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数300回超、最新刊『ハワイのホテルの使い方、遊び方』で著作は60冊に。
Travel columnist&writer after a magazine editor.
Over 300 times to foreign travel, and over 50 books of the copyright so that work.
Photos/Akiya Tamba
丹葉暁弥(たんばあきや)旅・動物・自然写真家
旅や自然をテーマとした写真記事をメディア等に執筆。
ライフワークとしてシロクマの写真を撮影をし、写真集「HUG-Friends」(小学館)ほかで発表。
インスタグラム @akiya.tamba