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LIFESTYLE

2018.07.22

香港航空ビジネスクラス搭乗記。成田ー香港往復・諸税込み9万円台から!

2006年に誕生したまだ若いエアライン「香港航空」。実はビジネスクラスが時期によっては、燃油サーチャージと諸税込みで10万円もしない(!) 穴場的な航空会社として、旅好きの人たちの間では話題なんですって! そのビジネスクラスの中身、隅々まで、レポートしちゃいます。

【目次】
【香港航空ビジネスクラス】成田のラウンジは?
【香港航空ビジネスクラス】シートの座り心地をレポ
【香港航空ビジネスクラス】著名シェフによる機内食
【香港航空ビジネスクラス】香港空港でのラウンジ潜入記
【香港航空】ってLCCなの?
【香港航空】ってアライアンスやマイルはどこと提携?
【香港航空ビジネスクラス】現地で泊るなら5つ星ホテル「ハーバーグランド九龍」

【香港航空ビジネスクラス】成田のラウンジは?

香港を訪れたのは6月中旬。

日本には祝日がないため、休暇を取る人が少なく、どのデスティネーションでも航空券の値段は比較的リーズナブル。それは香港も例外ではないよう。

香港航空ビジネスクラス《成田−香港》往復のエアチケットは、なんと¥90,000代!(燃油サーチャージと諸税込み)。そりゃ、行くしかないでしょ!

ビジネスクラス利用のお楽しみ1:ラウンジの利用

通常のエコノミーチケットであれば、出国審査を通過してから搭乗までの時間はウロウロする以外、特にやることがないのですが…。

ビジネスクラスチケットであれば、「ラウンジ」と呼ばれるラグジュアリーな待合スペースに入れる特権が自動的に付与される!

というわけで、いざ!

チャイナエアライン

▲ちなみに香港航空は、成田空港に単独ラウンジは設けておらず、チャイナエアライン(中華航空)のラウンジを利用することになります。

※2018年8月1日以降はターミナル1に移動のため、ラウンジは成田空港のラウンジ利用に変更。

入り口

▲中に入るとチケットを提示。

硬くて座り心地のイマイチな椅子だと長時間座るとお尻が痛くなりますが、ラウンジはソファ席が充実。ゆったりした気分で出発前のひとときを過ごせるんです。

また、ラウンジ内では、フリードリンク(アルコール含む)のほか、サンドイッチやおにぎりなどの軽食が無料

離陸後の機内食まで空腹を我慢できそうにないときは、ここで小腹を満たしていくのが賢い旅人。

ビジネスクラス利用のお楽しみ2:優先搭乗

いよいよ出発時間が迫ってきました。

普段であればゲートでは、中に入るための長い長い行列に並ばないといけません。

しかーし! ビジネスクラスは、ほぼ行列知らず

小さい子連れのゲスト、体が不自由など手伝いを必要とするゲストが乗り込んだそのすぐ後。エコノミークラスのゲストの前に機内に入ることができるんです!

実はこれ、ビジネスクラスの利用に慣れていないと、通常どおりエコノミークラスの列に並んでしまい、せっかくの特権を生かせなかった…なんていうトホホなことになりがち(実体験)。

生涯でそうそう頻繁にあるわけではないであろう「優先搭乗」。これは是非とも経験すべしです!

優先搭乗

▲機内への入り口もビジネスクラスは別!

ビジネスクラス

▲エコノミークラスなら通路でも行列が当たり前。でも、ビジネスクラスはこんなにスイスイ!

さぁ、いよいよ機内へ…。

【香港航空ビジネスクラス】シートの座り心地をレポ

ビジネスクラスのエリアはこんな感じ。

シートの配列は機体の種類によって異なります(※写真はA332)。最新の機体であれば、1-2-1のシート配列で、全席が通路へダイレクトにアクセスできるんだとか。

いやいや、これでも十分ですってば!

シート

▲横幅は新幹線のグリーン車くらい。動いても隣の席がまったく気にならない余裕のワイド感。

ふかふか枕と薄くて軽い布団

▲ふかふか枕と薄くて軽い布団(!)がブランケット代わりにシート置いてありました。

ビジネスクラス利用のお楽しみ3:180度フルフラットベッド

座ったまま眠るのと体を横にして眠るのでは、目覚めの体は大きく異なる! それは年を重ねるごとに実感する事実。

でもビジネスクラスなら、そんな心配は無用。

フラット

▲見よ! このフラット感!

香港までの約5時間のフライトも一瞬かと思うほど、熟睡できます。

【香港航空ビジネスクラス】著名シェフによる機内食

離陸後、シートベルトサインが消えるとまず提供されたのは、ホットタオルとソフトドリンク。

ん? これは機内食のサインかも♥ と、食いしん坊は早速、シートポケットにあったメニューをチェック。

メニュー

▲表紙のデザインが可愛くて、めくる前からテンションアップ。

メニュー

▲日本線は日本発香港発ともメインディッシュのチョイスに和食が。

エコノミーの機内食が1プレート完結の定食だとしたら、ビジネスクラスの機内食は完全なるコース料理!

前菜からパン、メインにデザートまで。しかも香港発便では、著名なシェフによる中華料理が楽しめるんです。最後の最後まで香港を満喫できる、おもてなしっぷり。

ビジネスクラス利用のお楽しみ4:アルコールはシャンパンもフリーフロー

ビール、各種ワイン、カクテル、そしてシャンパンだって揃っているのがビジネスクラス。セレブ気取りでこんなシーンも可能です。

シャンパン

▲これぞ、セレブ(風)!

ちなみに機内エンターテイメントも充実。日本語でも楽しめる最新映画やテレビ番組、音楽、ビデオ、ゲームなど100以上のプログラムがオンデマンドで楽しめます。

もう自宅のリビングで飲みながら映画を見ているのと、何ら変わらない! それくらいリラックスして寛げました。

機内食

▲パンは数種類の中から選べる上、ホカホカに温かい! メインもお皿熱々!

もうひとつ感動したこと。

それは、供される器がすべて陶器だったこと。プラスチック製ではないんです。もちろん、グラスだって紙コップではありません。些細なことではありますが、そういったディテールの1つひとつに、ちょっとした優越感を覚えたのでありました。

デザート

▲チョコレートはゴディバ。

そして…。デザートまでしっかり堪能して、お腹だけでなく心までいっぱいに♥

あとは寝るだけ〜zzz

【香港航空ビジネスクラス】香港空港でのラウンジ潜入記

さて。楽しかった香港滞在については、今回は香港航空のレポなので割愛。

いよいよ帰国の途につく我々ですが、香港を旅立つ際にも出発時同様、ビジネスクラスならではのサービスを香港空港で体験してきました。

ビジネスクラス利用のお楽しみ5:優先チェックイン

成田空港出発時のチェックイン時もできた優先チェックイン。これは帰りも同様。

チェックイン

▲ビジネスクラス以上のゲストは、赤絨毯の敷かれたブースでチェックイン。

出国手続きを経て、向かうのは香港国際空港のミッドフィールドコンコースの7階です。ショップが立ち並ぶエリアからは少し離れるので、ラウンジに向かう前にお土産類は購入しておくのがおすすめ。

香港国際空港

▲近未来的なデザインがカッコいい空港内。

1300平米を誇る圧巻のVIPラウンジ「Club Autus」に到着

香港が拠点の香港航空だけに(当たり前か)、ホームベースとなるここのラウンジへの力の入れ方は半端ない!

入り口

▲入り口。香港美人が笑顔でお出迎えしてくれる。

VIPラウンジ「Club Autus」

▲中に一歩踏み入れた瞬間、目に入るのはこの景色。

通常、ラウンジというと閉ざされた空間というイメージがありますが、見てください、この開放感! さらに20メートルはあろうかというビュッフェゾーン。歩みを進めると、デザインの異なる複数のエリアがあり、どこに座るかですら悩ましい!

シグネチャーカクテル

▲手前のドリンクカウンターでは、シグネチャーカクテルまで!

シーナリーゾーン

▲「シーナリーゾーン」と呼ばれるガラス張りの開放的なエリアにて。

子供もビジネスマンも乗り継ぎ客も。みんなが元気になれる空間

とにかく広いので、どんなゲストでも必ず満足できる場所があるんです。

たとえば…。

キッズスペース

手前はキッズスペースだけど、奥にはプリンターが見えますよね? そう、多忙なビジネスマンにも嬉しい設備が多数あるんです。

ハイチェア席

▲右側のハイチェア席には電源タップも完備。

スリーピングゾーン

▲「スリーピングゾーン」では、トランジットタイムを仮眠して過ごすゲストの姿も。

たった90分ほどしか滞在しないのがもったいない! そう思ってしまうほど、この空間の居心地のよさったら♥

美味しすぎるビュッフェゾーンの5往復は確定

そして何よりも、食事メニューの充実度は世界一!(勝手に)。温菜からスナック、オーダーしてから作ってくれる麺類にデザートにいたるまで。目移りしまくり! 何往復もしまくり! なのです。

お鍋はすべてSTAUB

▲お鍋はすべてSTAUBというおしゃれっぷり。

薬味コーナー

▲薬味コーナーすらこの洗練度。

麺の種類

▲麺の種類はワンタン麺やラクサなど5種類。

ラクサ

▲仲間と数種類を食べ比べた結果、いちばんハマったのはラクサ!(マレーシア料理だけどw)

帰りの機内食のことなんか、すっかり忘れて食べまくりました♥

香港航空ビジネスクラス利用者でなくても350HKD(約¥4,900)払えばビジターも利用可能

実はこのラウンジは、香港航空便を利用していればエコノミークラス利用者でも別途フィーを払えば誰でも利用可能なんです。それも約¥4,900というリーズナブルさ。都内のホテルビュッフェと比べても、払う価値は絶対にある!

特に乗り継ぎ時間が長い人にはおすすめ。ここで食事をとって、横になって寝て、シャワーを浴びてすっきり、なんてことが可能なわけですから。

いやー、本当にこのラウンジは素晴らしかった! このラウンジ利用したさに、バリやタイなど近隣のアジアに旅する際は香港経由にしてもいいかも〜と思えたほど。

香港空港を訪れるすべての人におすすめします!

【香港航空】ってLCCなの?

香港航空の設立が2006年と比較的最近なこと、またビジネスクラスが破格のプライスなことで、LCCと誤解している人も多いようですが、答えはノー!

2011年からは国際的なエアラインの評価機関であるSkytrax社から4つ星として認定。また、定時運航率もアジア地区第1位、世界第2位になったこともある(2018年OAG社)くらい、そのサービスやホスピタリティは一流そのもの。

エアライン

設立以来、11年でそのネットワークは飛躍的に拡大していて、日本では下記8都市に運航しているんです。

・東京(成田)
・大阪(関空)
・札幌
・岡山
・米子
・宮崎
・鹿児島
・沖縄

また、香港からは35都市以上と現在ネットワーク拡大中。なので、香港経由で世界に飛び立つことも可能。

【香港航空】ってアライアンスやマイルはどこと提携?

気になるのはマイル。

自身が貯めているプログラムと提携していないか、知りたいですよね。

ですが、香港航空は独自の「FORTUNE WINGS CLUB」というメンバーシステムを採用。残念ながらどこのアライアンスにもマイルプログラムとも提携はしていないんです。

ビジネスクラス利用者の受託手荷物のタグ

▲ビジネスクラス利用者の受託手荷物のタグ。「PRIORITY」の英文の裏は漢字で「優先」。♥マークがお茶目です。

【香港航空ビジネスクラス】現地で泊るなら5つ星ホテル「ハーバーグランド九龍」

香港の夏は暑い! 日本の夏にも匹敵するほど、湿度も気温も高い香港。でも、それは言い換えれば、プールに入るには最高! ということ。

香港滞在中、忙しなく観光やショッピングに繰り出すのもいいけれど、ホテルステイを満喫する日があってもいいよね〜。

というわけで、選んだのはMTRワンポー駅徒歩数分に位置する「ハーバーグランド九龍」。

ヴィクトリアハーバーを一望するルーフトッププール

ここのホテルは何がいい、ってプールが最高♥

ウォーターフロントのリッチを最大限生かして作られているので、眺めが最高なうえ、開放感もはんぱないっ!

朝7時からオープンしているので、朝食後にここでのんびり読書するのが日課でした。

ルーフトッププール

▲ジャグジーやプールサイドバーも完備。

さらに客室もお得感たっぷり。

90平米の「チェアマンズスイート」で1泊約6万円は破格!

全客室555室のうち、87室ある「チェアマンズスイート」は90平米という広さに加え、この眺望で1泊約6万円!

せっかくビジネスクラスで香港に来たなら、滞在先も奮発してリッチな旅をフルで味わいたいもの♥

オーシャンビュー

▲客室の75%がオーシャンビュー。バスタブ付きの部屋も多く、リクエスト可能。

香港滞在時の選択肢に加えてみてはいかがでしょ?

ハーバーグランド九龍/HARBOUR GRAND KOWLOON

【ハーバーグランド九龍/HARBOUR GRAND KOWLOON】


さぁ、香港に行きたくなったでしょ!?

一生に一度は体験してみたいと思うビジネスクラスも、香港航空なら手に届く贅沢な空の旅。

ビジネスクラスに乗るなら、香港航空に決まり!

協力/【香港航空】

※ここに掲載した情報はすべて2018年7月時点のものです。

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