■1:コールガールが起きたらいない?!
海外の現地旅行会社で働く女子が受けたクレームです。クレーマーは70代以上の所謂おじいちゃんの団体旅行客のひとり。
「朝10時まで一緒にいる」との約束で料金を言い値(日本円で約3万円)で支払い、深夜からコールガールとホテルに入ったそうですが、朝起きたら女性が部屋にいない! と言うのです。
「女の子と何としてでも連絡を取り、朝までいなかったのだから払ったお金の半額返して欲しい」とのクレーム? ご希望? の電話が。
そもそも旅行会社がコールガール斡旋した訳でもなく、個人の責任になることを1時間程説明し、何とかご理解頂けたとか。
現地コールガールとトラブルになり、相談をして来る方って多いそうです…。買春が合法な国に渡航したおじいちゃん、ついつい暴走してしまったのでしょうか?
■2:何でヒールを履いているの?!
ホテルコンシェルジュとして働く女子が受けたクレームです。クレーマーは宿泊されたお部屋からの景色についてクレームされた40代女性のお客様。旅行会社のパンフレットと自分の部屋の窓からの景色が違うとお怒りでした。
お客様のご予約されたカテゴリーとパンフレットの写真のお部屋は別であること、例え同じカテゴリーでもお部屋によっては景色も違うこと等を説明し、ご納得されたのですが、後日再度クレームが。
内容は「クレーム対応した女性が忙しい仕事のはずなのにヒールを履いているのはおかしい」とのことでした。
ピンヒールならまだしも、営業でも接客でもある程度のヒールは履きますよね?
ナースシューズで出て行ったら彼女は何もクレームしなかったのでしょうか?
■3:この子の席がない!!
航空会社スタッフ女子が受けたクレームです。クレーマーは50代夫婦の奥様。搭乗者は勿論2人…ですが奥様の腕にはクマのぬいぐるみが。
奥様は「この子(ぬいぐるみ)の席は?」と言って聞きません。夫婦が購入した航空券は2名分しかなく2名様のお席しか用意できませんと言っても「違う航空会社ではこの子の席も用意してくれたのに!」と奥様が鬼の形相でご立腹。
とは言え、この夫婦にぬいぐるみ分の航空券は買う意思はなく、座席も空きが少なかったので赤ちゃんと同じく「お膝の上に乗せての搭乗」でのご案内をし、何とか収まったそう。
クレームの際は感情に任せず、冷静に本当にクレームすべき事なのか? 本当に企業に非があるのか? ひと呼吸してからクレームできるといいですね。
初出:しごとなでしこ
ストウ
保険会社法人営業約3年勤務。事務職への転職を機にライターに転身。
現在は、保険をはじめさまざまなジャンルについて、ウェブや雑誌など各種メディアに寄稿している。