身体も肌もいっぺんにケアできる成分…それは「ビタミンC」
1日の気温差が激しくなり湿度も低下し始める冬。この時期は特に肌も乾燥などの悩みが増えますよね。
「身体の不調」と「肌悩み」はそれぞれの予防法やケアが必要だと思われがちですが、実は「身体」も「肌」もいっぺんにケアできる成分…それがビタミンC。
教えてくれたのは…
皮膚科医が監修するドクターシーラボ「顔のたるみ研究所」
美肌を作る栄養素として名高いビタミンCは、美白などの効果が有名ですが、実は顔のたるみ改善や健康増進にも効果があります。具体的な身体と肌への効果は、次のようになります。
■身体への効果効能
1.免疫力を高める
私たちの体内では、身体にウイルスが侵入すると、インターフェロンという物質が対抗してくれます。この物質の生成に欠かせないのがビタミンCなのです。
2.疲労回復
ビタミンCには、赤血球の生産をサポートし血流の滞りを予防してくれる働きも。血流が滞ると倦怠感や集中力の低下などが起こりますが、血流悪化を予防してくれることで疲労回復にも効果的だとされています。
■肌への効果効能
1.メラニンの生成を抑制
言わずと知れたビタミンCの「シミ予防」「美白」効果。シミのもとになるメラニンの生成を抑制するほか、できてしまったシミを還元して無色化するという特徴があります。
2.活性酸素の除去(抗酸化)
身体が酸化すると細胞の機能が衰え、老化を進めてしまいます。ビタミンCは、美肌を保つうえで大敵である活性酸素を除去し、アンチエイジング効果も期待できます。
3.コラーゲン生成
肌のハリや弾力を司るコラーゲン。コラーゲンが不足すると、肌のうるおいだけでなくハリまで失われ、たるみの原因になります。ビタミンCは、肌にハリを与えるコラーゲンを生成する働きがあるため、たるみ予防にも働きかけることができるのです。
しかし、このようにいいこと尽くしの万能成分「ビタミンC」ですが、積極的に健康・美肌を目指すための1日の摂取量目安1000mgを摂ったとしても、その半分以上は身体の外に排出されてしまいます。
さらに、熱に弱く安定しづらいという面から、ビタミンCを豊富に含んでいる食材を意識的に食べていても、調理法によっては上手に摂取できていないということも。そんな問題点をやわらげるビタミンCの効果的な取り入れ方はこちら!
■ビタミンCの効果的な取り入れ方
1.含有量が高い食材と効果的な調理法
冬の代表的な野菜であるブロッコリーやカリフラワー、小松菜などもビタミンCを多く含んでいますが、茹ですぎると壊れたり流れ出てしまうため、蒸し野菜がおすすめです。
2.ビタミンC点滴
先端の治療法として注目されているビタミンC点滴。高濃度のビタミンCを血管に直接注入するため、効率的に身体の細胞に届けることができます。
3.サプリメント
取り入れている人が多いサプリメントですが実は通常のものの場合、ビタミンCが吸収されにくく、ほとんどが尿となり体外に排出されてしまいます。そこでおすすめなのが最新ビタミンCサプリメント「リポソームビタミンC」。リポソームとは、吸収率が非常に高く、通常のビタミンCであれば半分以上流れてしまうところ、リポソーム化したビタミンCは体内に長く留めることができ、吸収率100%を目指すことができます。
4.スキンケア
身体の内からの合わせ技として、外からのスキンケアにも通常のビタミンCと比べ100倍の浸透力がある「高浸透型ビタミンC誘導体(APPS)」が配合されたアイテムの使用がおすすめ。内側から「リポソームビタミンC」、外側から「APPS」配合アイテムを使うことで、効果も倍増!
体調を崩しやすく肌荒れしやすいこの季節は、ビタミンCを効果的に取り入れて、身体と肌のケアをしっかりしましょう♪
初出:しごとなでしこ