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2017.11.24

【丸山隆平インタビュー】大事にしているのは、社交辞令では終わらせないこと

関ジャニ∞のメンバーとしてバラエティや音楽番組で活躍しながら、役者としてもドラマや舞台で数々の経験を積んできた丸山隆平さん。33才になった今だからこそ思うお仕事のこと、そして主演映画『泥棒役者』についてお話を伺います。

丸山隆平「“好きなものは好き”と言えるようになった」

――30歳を超えて、お仕事への考え方も変化したと思うのですが、いかがでしょうか。

丸山:これまで様々なことがありましたが、「唯一、裏切らなかったのはファンだけやな」と感じることがあるんです。だからこそ、アイドルというお仕事を愛しているし、今改めて、「この仕事に骨を埋めるんだろうな」と思っているんです。俳優としては、30代にしかできないような役柄を頂けているんです。それと同時に、20代で学んできたものを解放できるのが30代だとも思うんですよね。

――お仕事に対しても、いい意味での余裕が出てきたように感じます。

丸山:そうですね。とくに、『関ジャム』での演奏シーンは、ほぼ一発撮りなんです。ゲストによってリテイクはあれど、自分達からはしないという空気があるので、1回に込める熱量がすごく高いんです。主役はゲストのアーティストさんだからこそ、その人のフィーリングに合わせて演奏するのですが、ほとんどのアーティストさんがCDとは違う、その時の気持ちで歌われるんですよね。

なので、その方たちの気持ちに寄り添って、ドラムの大倉(忠義)と目を合わせながら、探って演奏できるようになりました。僕らはホスト役なので、ゲストに気持ちよくなってもらわなくては意味がないんですよ。そう考えられるようになったと思うと、我ながら大人になったと思います(笑)。

――プライベートでの変化はありましたか?

丸山:会いたい人には自分から声をかけるようになりました。先日、ずっとお話をしたかった音楽プロデューサーであり、ベーシストである亀田誠二さんにご飯に連れて行ってもらったんです。以前なら偉大過ぎて声すらかけられなかったんですが、いまは肩の力が抜けて、「好きなものは好き」と言えるようになったんです。

そのほかにも、桂ざこば師匠にゲイバーに連れてってもらったり(笑)、岡崎体育くんと女王蜂のアヴちゃんとカラオケにいったりと、刺激に満ちた日々を送っています。今、僕が大事にしているのが、“社交辞令で終わらせない”ということ。いろんな人と会話をするのがすごく楽しいんです。

5万5千人の前でスベってもヘコむどころか喜んでいる!?

――その心がけは、どんなお仕事にも通じますよね。

丸山:そう思います。あとは最近、肝も据わって来たんですよ。その証拠に、東京ドームでコンサートをやっている時に、5万5千人の前でスベっても平然としていられるようになったんです。

――それはまたすごいですね(笑)

丸山:そこに来ている人達は、全員が味方の“エイター”なはずなのに、僕の一言でものすごく静けさが訪れるんですよ!? そうさせてしまう自分が怖い反面、喜びを覚えているとこともあるんです。それが、今の僕の強みです(笑)。この強みを生かして、お芝居、音楽、アイドルすべてに全力で取り組んでいきたいですね。

丸山隆平
1983年生まれ、京都府出身。2011年に『ワイルド7』で映画初出演。主な出演作にドラマ「ボーイズ・オン・ザ・ラン」(12年)、「O-PARTS~オーパーツ~」(12年)、「地獄先生ぬ~べ~」(14年)、舞台「BOB(ボブ)」(12年)、主演舞台「マクベス」(16年)など。関ジャニ∞ オフィシャルサイト


映画『泥棒役者』(公開中)

【STORY】
元・泥棒の大貫はじめは今では改心して町工場で真面目に働いている。ところが、かつて一緒に盗みをはたらいた先輩の畠山に脅され、仕方なく一軒の豪邸に泥棒に入ることに。そこで大貫は訪問者たちに次々と“別人”に間違えられる。自分の正体を隠すため、何役もを必死に演じるハメになった大貫は、はたして無事に屋敷を抜け出し、愛する恋人の元に帰れるのか……!?

【監督・脚本】西田征史
【出演】丸山隆平 市村正親 石橋杏奈 宮川大輔 片桐仁/高畑充希/峯村リエ ユースケ・サンタマリア
【音楽】遠藤浩二
【主題歌】関ジャニ∞「応答セヨ」(インフィニティ・レコーズ)
【配給】ショウゲート
オフィシャルサイト

(C)2017「泥棒役者」製作委員会

初出:しごとなでしこ

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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