自分のデリケートゾーン、見たことある?
みなさん、自分のデリケートゾーンを鏡で見たことがありますか?
ちょっと抵抗を感じる人もいると思うけれど、「ホリスティックビューティライフ2017『美は知性~セルフプロデュース力を身につけよう~』」というイベントで、「東洋医学からアプローチする、デリケートゾーン美活ケア」というセミナーを受けたカワムラは、もしかしたら日に何度も顔を鏡で見るよりも、デリケートゾーンの状態を知ることの方が、女性にとっては大切なのかもと思ってしまいました…。
「ケアをしていない人が初めてみたら、大ショックを受けるでしょうね。乾いて干からびていたり、たるんだり萎縮していたり、垢がたまっていたり…。こうしたデリケートゾーンの衰えは、子宮を基として、隣接する膀胱や直腸を支える筋肉や靭帯などの機能も衰えているサイン。ここをケアすることで、頭痛や肩こり、目の疲れや生理痛、冷え性などの不調が和らぐこともあるんですよ」と、講師のたつのゆりこさん。
デリケートゾーンをケアすることは、究極のアンチエイジング!?
たつのさんは、「ちつのとりせつ 劣化はとまる」の監修をされたBe Born助産院・産後養生院代表の助産師さんで鍼灸師さん。
「ヨガでは下丹田と呼ばれるデリケートゾーンは東洋医学でいう任脈と督脈という、経絡を全体的に整える役割を持っていて、気や血の巡りを左右する大切なポイント。ここを清潔に保ち、きちんと保湿することで巡りが良くなり、体調を良くしたり、美肌に導くことができます。デリケートゾーンは粘膜でできているので、潤いを与えることはとにかく大切。最初は抵抗があるかもしれませんが、十分にカラダを温めたあと、清潔な指をお尻の方から入れて洗い、オイルなどで保湿する習慣をつけて欲しいですね」
デリケートゾーン専門美容サロン発のピュビケア
デリケートゾーンは女性にとって大切な部分だから、やっぱり専用のアイテムでケアしたい。そこでおススメのブランドを2つご紹介。
まずはピュビケア オーガニック。東京・白金台にある、ホワイトニングやエイジングケア、ブラジリアンファックスなど、デリケートゾーンのケア専門美容サロン「ピュビケア」から生まれたブランド。
大切なゾーンのお手入れを考えて、天然由来成分100%、オーガニック成分高配合で作られていて、基準が厳しいと言われるオーガニック認証のひとつ、ACOを取得。
オーガニック シフォン フェミニン ソープ(各220ml 各2,100円)は、デリケートゾーンのpHに合わせた弱酸性で、ココナッツ由来の低刺激の洗浄成分配合。濃密な泡が出てくるポンプタイプで、細かな部分もきちんと洗うことができます。香りは3種。左からジャスミン&ネロリ、ローズ&イランイラン、ビターオレンジ&レモン。
デリケートゾーンにも保湿は必須。アフターバスは、オーガニック フェミニン マッサージ ミルク(125ml ¥2,300)で保湿&マッサージを。ビタミンやミネラルが豊富なハチミツエキスでしっとりとした肌に整え、ふっくらとしたハリ感もプラスし、気になるくすみ感もケア。
自分のカラダと向き合うことの大切さを再認識させてくれるトレスマリア
こちらは、アルゼンチン男性と結婚したことで、日本の女性はデリケートゾーンケアについて、誰からも教えてもらっていない、と気づかされたバルドゥッチ淳子さんが生み出したトレスマリア。
欧米ではデリケートゾーンのケアについて、母から娘へ伝えるものだけど、日本の女性は何を使ってどうケアしていいのかわからず、一人で悩みを抱えている人が多い…。そこで、高品質の日本製、合成着色料など7つの無添加、弱酸性、低刺激性処方にこだわったケアアイテムを開発。
洗う、潤す、見つめる、の3ステップ。ニオイの元を取り除き、ムレや汚れによるかゆみを和らげる泡立たないソープ(180g 3800円)で丁寧に洗い、大切なエリアに優しくなじむミルク(100ml 5000円)で潤いを与え、黒ずみの原因になる摩擦刺激もケア。ふっくらと明るい肌に整えます。
そして大切なのが、ミラー(1800円)で、自分のデリケートゾーンを自分の目で見て知ること。垢がたまっていたり乾燥したりを見逃すことがないよう、しっかりチェックを。
今はパートナーもいなし、なんて、デリケートゾーンのケアを怠るのは損。健康と美肌、さらにはエイジングケアのためにも、正しいケアの習慣を身につけませんか。
初出:しごとなでしこ
河村美枝 美容エディター&ライター
女性誌や美容専門誌、広告などでスキンケアやメイクアップを中心に美容記事を制作。化粧品の新製品開発に携わることも。(instagram/mie_kawamura_bew)