漢字の看板、赤×緑の配色、中国家具…「香港らしさ」は数あれど、その中でも私が気に入っているのは…〝タイル〟なんです!
えっ…!? と思われるかもしれませんが(笑)、香港のお店では、この〝タイル〟の装飾が、オリエンタルムードを盛り上げるのに一役買っています。今回は〝タイルが可愛い〟という視点でお店をピックアップしました♥
▶古き良き時代へGO!! レトロな喫茶店見つけました♡友人を連れて行きたい香港スポット1
温もりあるタイルがクラッシックな香港を彷彿とさせる『金記冰室(Kam Kee Cafe)』
まずは一軒目。こちらは香港ならではの喫茶店「茶餐廳(チャーチャンテン)」で、気軽に入れる庶民的な雰囲気が魅力。もともと筲箕灣(シャウケイワン)にあった屋台が、『金記冰室(Kam Kee Cafe)』という喫茶店になってオープン。その後2012年の閉店を経て、オーナーが変わって2013年に西環(サイワン)で再スタート。50年以上の歴史のあるお店です。
▲テレビもレトロな枠に入って設置。壁のタイルが古き良き時代を感じさせます。店員さんの制服もチェックのパンツがシャレてる!
▲早朝にもかかわらず、出勤前の会社員でいっぱい。店内にはコミカルなイラストも。これは現在のオーナー、徐汶緯さんがローカルの文化を守りたいという思いから、地元の挿絵・漫画家である卓田鳥さんにお願いして描いてもらったもの。
▲「甲セット」というオートミール、たまごサンドイッチ、ミルクティーのセットを頼んでみました(33HKD=¥472)! お皿から溢れ出たオートミールもまた、大らかな香港らしさのひとつ。
▲中華料理の円卓も。メニューはスイーツからしっかりした食事まで多岐にわたっているので、満足できること請け合い。
▲格子状の細かいタイルは、ブラウンで温かみを感じさせてくれます。家庭的なお店にぴったり。
【名称】金記冰室(Kam Kee Cafe)
【住所】G/F, 5 Sharp Street East, Causeway Bay
【TEL】(+852)2206 4448
香港版ファミレス! 24時間営業の『翠華(TSUI WAH)』
24時間営業かつ、セントラルという香港のビジネス・ショッピングの中心地にあるので、いつ行っても人が絶えません。「ワンタン麺を食べた後にちょっと何か飲みたいな…」といった感覚で入るお店です。1967年にモンコックでスタートしたお店は現在、香港内に32店舗(他、マカオにもあり)。もちろん飲み物だけでなくアジアのあらゆる食事が楽しめます。
▲このお店でしか見られないキュートなカップ♥ ホットミルクティー(19HKD=約¥271)を頼むとこのカップで出てきます。すかさずインスタにアップアップ!
▲壁から床に至るまで、バランスよくタイルが配置。
▲足元にもこんなに素敵なパターンが!
▲紙ナプキンや、塩、コショウのパッケージまで、こんなに愛らしいんです♥
【名称】翠華(TSUI WAH)
【住所】G/F-2/F, 15-19 Wellington St., Central.
【TEL】(+852)2525 6338
▶詳細はこちら
香港の最先端エリアにあるおしゃれなレストラン『MINH&KOK』
最後のお店は、コーズウェイベイの「ファッションウォーク」という最先端の地区にあるベトナム&タイ料理屋さん。
香港は様々な人種がいますが、世界各国の料理の中でも、やはり近いアジア圏の料理は豊富なんです。
道沿いに歩いていると、まず「MINH&KOK」という文字とタイルの外観が目に留まります! シャレた雰囲気に誘われて、入ってみた店内は、「麺の屋台」がコンセプト。木や藤がふんだんに施され、東南アジアのムードがたっぷりです。
▲カウンターに敷き詰められたタイルは異国情緒たっぷり。不規則なパターンがエッジィな雰囲気を醸し出します。
▲広々とした店内。平日の昼にもかかわらず、この後すぐ満席になるほど、お店は大人気。
▲テーブルの絵もユニーク!
▲スパイシーチキンのヌードルと、プラッター(盛り合わせ)のランチセットを注文(101.20HKD=約¥1,446)
【名称】MINH&KOK
【住所】Shop C & D, G/F, 66-72 Paterson Street, Fashion Walk Causeway Bay
【TEL】(+852)2267 8366
▶詳細はこちら
違った角度から見てみると、香港の魅力を再発見できるかも?
ではまた、再見(ヂョイギン)♥
初出:しごとなでしこ
スーれいな 香港在住エディター
モード系、コンサバ系のファッション誌の編集を経て、フリーエディターとして活躍中。国際結婚を機に香港に移住し、現地で地元フリーペーパーに執筆や、日本の女性誌のライター、翻訳を行う。只今、ノマド海外ライフを送りながら、二歳の娘の育児に奮闘する日々。