パプアニューギニア・・・長いのでPNGと書くことにします
PNG、「いったいどこ?」という人が多いと思います。
なので先ずは場所を押さえておきます。 ここ、です。オーストラリア大陸の北。
成田から週二便、(水曜日と土曜日)首都のポートモレスビーまで。
PNGのナショナルフラッグであるエアニューギニア航空が、直行便を飛ばしています。
夜に成田を出発して約7時間。早朝まだ暗いうちに到着するので、今回のように乗り継いでPNGならではの、ちょっとディープな奥地に行く場合でも、その日のうちの到着が可能。時差も殆ど無いので、身体的にもかなり楽なのでありました。
機内食を食べたり、ビールを飲んだり、機内映画を観ているうちポートモレスビーに到着。
そこから乗り換えてその先、ミルンベィ州の端っこの海際にある、Tawli Resortが今回の目的地。
そもそもはダイバーにのみ知られた秘密の海。
昔は船でしか行けなかった場所に建てられたロッジスタイルのリゾート。
ポートモレスビーからミルンベィまで飛んだらそこから先はリゾートの送迎バスで行くのですが、その途中の車窓も飽きさせませんよ。
空港を出たらいきなり緑満載のお出迎えだし・・・
緑満載ということは、つまり雨もよく降るということなので、こんな水たまりや川からの氾濫水を越えつつ行くという、リアルジャングルクルーズ状態だったり・・・。
そんな悪路を行く現地乗合バスは、住民の貴重な移動手段。どんな道だって進んで行くその姿は逞しかったりするし・・・。
バス停はこんな感じだし。
そしてなにより、観光客に一生懸命に手を降って迎えてくれる子供たちの姿が無邪気で可愛いし・・・
因みに家はこんなふうな高床式。
悪路を行く車窓からを楽しむこと約2時間。小さな入江で降ろされ。今度はボートに乗り換え。
すんげぇぞ! 3分も走れば待っていたのは別世界な海!
最終目的地はPNGの東の端っこ
日本から飛行機を2回乗り継ぎ、悪路に2時間揺られ、ボートに乗り換え20分。
ようやくタッチダウンしたこの光景は、かなりの 「やってきた感あるわぁ」 な光景。
沖から「あそこだ!」と指を刺された方向を見ても、建物の確認がほぼ困難なくらい山の自然と緑と一体となるようデザインされているのが素晴らしい。
リゾートの船着き場がすでにシュノーケルポイント。
透明度の高いエメラルドグリーンの海に広がる珊瑚礁が、肉眼でもはっきり確認可能。聞けば海の名前は珊瑚海。
それだけ珊瑚が素晴らしいってことでそんな名前がついているのでしょうね。
ステキです。
で、船を降りた桟橋がリゾートの入り口。
エントランスとフロントを兼ねた建物からの眺望がこれまた、絶景。
山と一体化していて沖合からは見えなかったリゾートの建物はこんな感じ。これじゃぁ遠くからわからなかいのも当然・・・。
MYルームにとりあえずチェックイン。部屋広っ!
テラスからの山&海ビューが最高!
荷物を部屋に置いたら、リゾート内の唯一の通路を歩いて島の裏側へ。
まるでハイキングコース。
森林浴で癒され効果期待大。と、Swimming Poolの文字発見!
山と海との間にダイビング練習可能なこんな立派なプール登場!
とりあえずプールサイドで飲む到着後初ビールは、PNGを代表するSP。
そうこうしているうちにサンセットタイム到来。
先のフロントのある建物のテラスから見た珊瑚海とソロモン海が交錯する海に沈むドッカンな夕日は、真っ赤に燃える夕日でございました。
リゾートでのアクティビティといったら、それはもう海。
船で海に出てダイビングやシュノーケルで珊瑚の海で遊ぶ。
「珊瑚の海っていったって、どうなの? 沖縄も潜ったし、パラオだって」と、そんなちょっと嫌な奴モードを醸し出す自分に、ガイドの兄さんから 「とりあえず潜ってみてください」 と促され潜った海の中は・・・・!
竜宮城かよっ!
マジ凄いです!
タンク背負わなくても、シュノーケルで十分です。
陸からすぐの海の中に横たわる「ディーコンズリーフ」や「コーラルガーデン」はまさに珊瑚の庭状態。 水中カメラを持っていないので写真が無いのが残念。
是非実際に見に来てほしいと心から思います。
海の生き物たちと遊んだら、そろそろ帰ります。
帰る途中、イルカなんかも登場してくれたりなんかして。 海からの感動のダメ押しに感謝!
にしても、一面、海海海海海・・・の海。
陸地からの距離が遠いこの場所だからこそ、珊瑚も海の生き物も伸び伸びしているんでしょうね、きっと。
今まで全くノーマークだったPNGは、海と山の両方に手付かずの自然が残る、秘境リゾート。
そこに日本から数時間で行けるという事実。
ハワイやグァム、オーストラリアとは全く違う、地球に奇跡的に残された秘境。
旅好きなら、いやいやそうでなくても。体験しに行く価値のある場所の一つだと心から思いました。
本当に行けてよかった!
また来るから!
初出:しごとなでしこ
山下マヌー Manoue Yamashita
雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数300回超、著作56冊超!!
Travel columnist&writer after a magazine editor .
Over 300 times to foreign travel, and over 50 books of the copyright so that work.