安い服を着ていても、それがまったく安っぽく見えず、つい「それどこの?」と聞いてしまう素敵さに溢れるおしゃれプロ。その理由は、サイズに妥協せず、しつこいほどこだわっているから! サイズ選びのこだわりを格言にして教えてもらいました。
小林さんの4桁プライス名品
「メンズの『ユニクロ ユー』のTシャツは、S・M・Lの3サイズを試して、肩が大きすぎなかったSを購入。『Gap』のトップスはコンパクトなので、ボリュームのある長め丈スカートにも好相性。ハイウエストの『ミラ オーウェン』のデニムは、週3〜4回はいています。川上さんとおそろい♥ 『ザラ』は32も入りましたが、レッグラインの好みで34を選択」
サイズ選びのための4つの格言
[1] アメリカンスリーブは、ジャストなXXSサイズで、女っぽさを強調
胸元にボリュームがないので、胸元は隠しつつもアイテム自体に色気のあるアメリカンスリーブや背中開きトップスは頼れるアイテム。ジャストサイズでピタピタに着ることで、色っぽさのない体をヘルシーに女らしく見せてくれます。
[2] 逆にボーイッシュなTシャツは、体が泳ぐサイズ感で女らしさを
Tシャツはボーイッシュで女らしさのないアイテムだからこそ、貧弱な私がジャストサイズで着ると「少年風」に見えることに気づいて…メンズのTシャツを着てみたら、体が泳ぐゆとりで女っぽく見せてくれることに気づきました。
[3] 30代、「やせてるね」は褒め言葉じゃないと心得る
身長も低く、体型も華奢なので、小さいサイズでも入ります。けどある日、私と同じような体型の人が胸元の開いたタイトな服を着ているのを見て、「貧弱でかわいそう」だと思ったんです。以前は、「やせてるね」と言ってもらえたらうれしかったけれど、今は「かわいそうなくらいやせてる」という意味に捉えていて…洋服で健康的に見せられるよう気をつけています。
[4] 自分の体型のコンプレックスをカバーしてくれる、ハイウエストボトムに頼る
上半身に比べて、下半身にボリュームがあること、そして骨格診断でウエストマークをするスタイルが似合う「ウエーブタイプ」だったこと。これをふまえて、インスタ(@kobayashi_bun)にアップしていた過去の写真を見直したら、ハイウエストのボトムがよいと判明。以来、ウエストがジャストフィットするハイウエストボトムにこだわって選んでいます。
[5]理想のネックラインにするために、ときには自分で伸ばしてカスタムも
フィットするトップスの場合、潔く肌を出したほうが似合うと判明したので…首元の開きが小さいボートネックのトップスを、洗濯して濡れた状態のまま引っ張って、鎖骨から肩先がほんのり見えるように広げました。女っぽく着られるようになった結果、出番が増えたんです。
「アメリカンスリーブのトップス×ハイウエストのデニムは、私をヘルシー女っぽく導いてくれるベストコンビ。性格的に肌を出しても色っぽく見えないから(笑)、ちょうどいいんです」
「Gap」のカットソー・「ジェーン・スミス」のデニム・「Manimaris」のかごバッグ・「ザラ」の靴・その他/本人私物
Oggi9月号「おしゃれプロはサイズにしつこい!」より
撮影/須藤敬一(人物/おしゃれプロ分)、安井宏充(Weekend.人物/オッジェンヌ分)、坂根綾子(静物) 構成/高橋香奈子
再構成/Oggi.jp編集部