「自分が持っているもので、いちばん価値があるものとは?」
気付いたら年が明けておりました。今年も自分がこれは! と感じるモノ・コトについて楽しく発信して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、クリスマスが誕生日の私(昔からプレゼントは年1の宿命です)、年を重ねてまもなく始まるのが新年…そんな訳で、必然的に目標や抱負やらを意識するのが私的誕生日前後の慣習になりつつあります。
実は41歳になり、最近特に強く思っていることがあるんです。それは、“自分の時間に対して、もっと欲張りに、もっと真剣に向き合いたい”ということ。
それというのも昨年のある日。なんとなくSNSを見ていたとき、こんな質問を目にしました。
「あなたが持っているもので、いちばん価値があるものとはなんですか? 」
皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? ブランドのバッグや、ダイヤモンドのアクセサリー、洗練された腕時計でしょうか。かくいう私も、「今売って、いちばん価格が上がるのはあのバッグかな~…」と、クローゼットに並ぶ鞄たちを想い浮かべたのはここだけの話です(笑)。
それはさておき、そこで書かれていた答えというのが、「それはあなたの時間。あなたの時間があなたの持ち物でいちばん価値が高いものです。」とのこと。一見誰もが認識している、ごくごく当たり前の事実なのですが、なんだか改めて「そっか。自分の時間って、いちばん価値が高いんだった!」と雷を受けたような衝撃が走ったのです。

母との別れも、時間の価値を考えるきっかけに
時間の価値を考えだした理由には、70歳で亡くなった母との別れも関係しています。母の闘病・介護を通して痛感したのは、病気は手術をして終わりではなく、体の不調がその後もずっと付きまとうということ。
母はがんと5年近く戦っていましたが、この間遠出もなかなかできず…最後の1年、外出していたのは通院とご近所だけだったように思います。そんな状態でしたが、「なんの悔いもない! いい人生だったわ~」と言って旅立っていきました。
人生100年時代とは言うものの、思ったより自分の身体が自由に動く時間は残り少なく、しかもいつ動かなくなるかもわからない。そして今日が人生でいちばん若い。
そう思うと、アラフォーの今、自分の時間はよりいっそう大切にしなくてはならないと感じるようになりました。ちょっとイヤかな、そりが合わないかも…と感じるお付き合いの飲み会やランチは、さくっとお断りする。たとえ自分勝手と言われても気にしません(笑)
自分の価値ある時間は、大切に思う人たちや家族と過ごす時間のために少しでも多く確保したい。そんな風に思っています。

▲写真左:家族みんなで家で楽しめることをしよう、と最近始めたおうち映画タイム。ポップコーンも作りました。/写真右:年末に幹事をした15年ぶりの同窓会。20人ほどが集まってくれ、懐かしい友人たちと過ごす楽しさもひとしお。
思い出や経験は素晴らしい複利に
そして去年読んだ「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ビル・パーキンス著/ダイヤモンド社刊)」という本。ここで書かれていた内容も、さらに自分の時間の使い方を見直す後押しになりました。
作中、なんていい表現だろう…! と唸るくらい琴線に触れたのが、「思い出や経験は複利」「記憶の配当」という表現。言葉のとおり、楽しかった思い出や経験はその後の人生の価値を上げ続け、複利のように、思い出す度に喜びや学びがもたらされる、という意です。
新年あるあるな光景かもしれませんが、実は親戚たちが集まると途端に開かれる昔話大会が大の苦手でした(苦笑)。「あの頃はよかった」「昔〇〇がXXした」…など永遠に続く昔話を聞いては、そんな話ばかりして一体何が楽しいんだろう? と、思春期頃からずっと疑問に思っていて。
いつからか、「それってもしかして、自分に成長がない・進化がない」ということなのでは? と感じてしまい、私はもっと今のことや今後のことを話さないと! と息巻いていました。しかしこの本を通して、思い出は毎年話題にし、みんなで思い出しあう。それが、よりいっそう人生が輝く行動であることを知ったんです。
叔父・叔母たちのあの昔話大会は楽しく人生を送るうえで、すごく正しい行為だったと気付かされました(叔父さんたち、ゴメンね笑)。そしてちょっと大げさですが、過去の自分の話や出来事がすべて肯定された気持ちにもなりました。
そう思うと、昔~現在まで私と楽しい思い出をともにしてくれている家族・友人達への感謝もひとしお。自分時間と丁寧に向き合い、さまざまな思い出作りに投資していくことが、自身の生き方の最適解かも、と感じています。

▲旅行は私のライフワークのひとつ。オーストラリアのワイナリー見学と、モロッコのマラケシュ・マジョレル庭園での1コマ。
せっかくの新年のスタート! 自分の人生を見つめ直す機会に
いろいろ理想論を述べましたが、Domani世代が抱く“自分の時間なんてなかなか確保できない…”という気持ちも痛いほどわかります。ですが私にとって、「自分の時間がいちばん価値が高い」「思い出作りへの投資」というワードが、一本筋が通った生き方の指標になった気がしています。おのずと今の自分のやるべきことや優先順位が前よりも明確になり、生きやすくもなりました。
生活が、仕事・子供の世話・家事の3本柱で日々並走中のアラフォーママの私たちですが、もっと自分の時間の確保にどん欲に、そして楽しい思い出作りをめいっぱいやってもいいのだと思います。それがこの先のアラフィフ、60代、70代…楽しい思い出に囲まれ、喜び溢れる人生につながっていくはずです。
この世への滞在時間は限られており、今日がいちばん若い。限りある自分の時間をどう使うか?この記事が考えるきっかけになれば、とてもうれしいです!

Domani Labメンバー 菱沼阿弥
新卒でホテルに就職後、「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」で働いた経験をもつ。今までに訪れた国は25カ国ほど。産後は旅好きのアンテナを活かし、国内旅行にハマり中。ファッションアイテムも旅目線で選びがち。
Instagram:@ayapecotrip



