大ヒット映画『国宝』に続き、話題作に出演
旬な人物の素顔に迫る、ファッション誌『Oggi』の人気連載「この人に今、これが聞きたい!」。9月27日発売の11月号では、10月10日公開予定の映画『秒速5センチメートル』でヒロイン役を務める高畑充希さんが登場。
同作は、新海 誠作品の初の実写化とあって大きな話題となっています。大ヒット映画『国宝』に続き、このところ話題作への出演が続く高畑さんは、現在、33歳。同じ働く『Oggi』世代に明かしたのは心の転機となった30歳を迎えた頃について。トップランナーの等身大に迫ります。
「『30なんだから』という周囲の圧を勝手に感じて…」
映画『秒速5センチメートル』は、主人公・遠野貴樹 の成長と心の変遷を描く物語。小学生の頃に出会った貴樹と篠原明里は互いに惹かれ合うが、明里の転校で離れ離れに。その後、中学になり再会を果たすも、時間と距離がふたりを遠ざけていく。高校生になった貴樹は明里を忘れられず、社会人になっても過去に囚われ続けるが、明里は新しい人生を歩み、ふたりは別々の道へ…。
劇中、明里役として30歳になるタイミングを演じた高畑さんは、自身の過去を振り返ります。
「30歳のとき…なんだか混沌としていた気がします。『30なんだから』という周囲の圧を勝手に感じて、何かを遂げなきゃというプレッシャーを自分にかけて。今思えば29歳と30歳とで急に何かが変わるものではないのに」
しかし、30歳となり毎日をひとつずつ過ごすうちに、いつの間にか生きやすくなってきた、と高畑さん。
「何か特別なことが起きたり、大きな変化があることが、いいわけじゃない。そんなことに気がつけた今は、日常の『なにげない時間』が幸せだと思えます」
年齢の数字にこだわりすぎず、期待しすぎず、かといって自分を疎かにしないで、小さな変化を慈しむ――。働く『Oggi』世代でもある高畑さんは、こう話します。
「人それぞれのスピードで、そのときどきの楽しみ方があるはずだから、それをしっかり味わいたいと思います。変化する自分を面白がりながら、今いる場所を楽しめる人は、やっぱり人生お得だなって思います」

表情豊かなカットを多数収録
誌面では肌の透明感が際立つ黒のワンピースを身にまとい、キュートにはにかんだ笑顔のカットから力強い視線が印象的な大人のカットまで、コロコロ変わる表情がとても素敵。
また、インタビューでは、自身の性格に重ねながら『秒速5センチメートル』の魅力もたっぷりと語ってくれました。読み応え満載のインタビューの続きは、9月27日発売の『Oggi』11月号をチェックしてください。
