「お仕事シーン」でTシャツを着る時のポイントは?
蒸し暑い夏は、できるだけらくちん&涼しく通勤したいもの。そんなときこそ、Tシャツの出番。Oggiスタイリストの3人に、仕事の場面でも浮かず、洒落感のあるTシャツスタイルをつくる秘訣を聞きました。
ポイント1|青み寄りの白Tで都会的な印象に!
渡辺智佳さん
トレンドを程よくミックスした、きれいめスタイルに定評あり。元大手銀行員という肩書きを彷彿とさせる、早くて確実な仕事っぷりに助けられている現場スタッフは多々。身長155cmと小柄なため、Tシャツは適度にコンパクトなものがマスト。この夏は〝エーケー ワン〟の黒Tを指名買い!
「白Tにネイビーのオールインワンを合わせ、きれいめかつマニッシュに。Tシャツは青み寄りの白だからきりっと見える上、ネイビーとも相性抜群。ここにタイトなTシャツを合わせると古く見えがちなので、身ごろにゆとりがありつつ、長めの袖がスマートなTシャツを選びました。首元にはナロースカーフをラフに巻いてアクセントに」(渡辺さん)
〝ジェイドット〟のTシャツ・〝DES PRÉS〟のオールインワン・〝ロエベ〟のバッグ・〝エルメス〟のスカーフ・〝カルティエ〟の時計・〝LEI.2022〟のピアス/私物
ポイント2|モノトーンにブラウンを一点投入!
兵藤千尋
こだわりのにじむシンプルな着こなしと穏やか(ときどき毒舌)な人柄にスタッフ内のファンも多数! 昨年、海辺の一軒家に引っ越し、ライフスタイルもさらに充実。Tシャツの購入枚数は、毎夏3枚程度と少数精鋭派。〝エイトン〟のブラウンTは、絶妙な色味がお気に入り。
「お仕事シーンでTシャツを着るなら、やっぱりモノトーンが安心。ただキマリすぎて見えるのも気恥ずかしいので、ほろ苦ブラウンのTシャツであえて色味をずらします。〝エイトン〟のTシャツは色出しが本当に絶妙で、洒落て見えるところが好き。ボリューム感のあるボトムで重心を下げ、自分らしいシルエットに仕上げました」(兵藤さん)
〝エイトン〟のTシャツ/私物 パンツ¥52,800(ボウルズ〈ハイク〉) 手に持った〝リアボバーグ〟のジャケット・〝POSTELEGANT〟のバッグ・〝MIZUNO FOR MARGARET HOWELL〟の靴・〝ロレックス〟の時計・〝ポダ〟のチョーカー/私物
ポイント3|Tシャツとボトムをとことん馴染ませる!
川上さやかさん
大手銀行の勤務経験を生かしたクリーンなスタイリングと、理路整然とした解説で、編集部の信頼も厚い。2月末に第一子を出産したばかりとは思えない、スレンダーな姿にも驚愕! 洗練された目利きセンスでこの夏選んだのは、シルエットの美しさが光る〝イレーヴ〟のベージュTシャツ。
「なめらかな質感でクリーンに着られる〝LIFiLL〟の白Tは、あえてワンサイズアップのサイズ2を選択。体のラインを拾わないからすっきり見えるし、袖を折って表情を変えられるのがいいんです。ボトムはアイスグレーのタックワイドパンツを合わせて、シルエットも色もなじみよく。「Tシャツを目立たせすぎない」のが、お仕事シーンには有効だと思います」(川上さん)
〝LIFiLL〟のTシャツ・〝イレーヴ〟のパンツ・〝ALAÏA〟のバッグ・手に持った〝ASAUCE MÊLER〟のストール・〝エテ〟のイヤリング・〝ジル サンダー〟のチョーカー・〝DE JAEGHER〟のリング/私物
●価格表記のないものは、すべて私物です。現在購入できないものもありますのでご了承ください。
2024年Oggi8月号「Oggiスタイリスト10人のTシャツスタイル」より
撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/神戸春美(兵藤さん分)、加藤志穂(PEACE MONKEY/川上さん、渡辺さん分) 構成/三尋木奈保、今村紗代子
再構成/Oggi.jp編集部