「Tシャツ×デニム」で洒落て見せるコツは?
超定番の組み合わせだからこそ、アップデートを怠ると途端に古く見える恐れが…! Oggiスタイリストの3人に、トレンド感があって、大人に似合うムードに仕上げるコツを教えてもらいました。
コツ1|ニット感覚で着られるTシャツを選ぶ!
兵藤千尋さん
こだわりのにじむシンプルな着こなしと穏やか(ときどき毒舌)な人柄にスタッフ内のファンも多数! 昨年、海辺の一軒家に引っ越し、ライフスタイルもさらに充実。Tシャツの購入枚数は、毎夏3枚程度と少数精鋭派。〝エイトン〟のブラウンTは、絶妙な色味がお気に入り。
「ゆるいボトムを使った着こなしがMyベーシック。〝シオタ〟のデニムは、深い股上とゆったりとしたストレートシルエットがお気に入りです。ヴィンテージ感が強いので、合わせるTシャツはきれいめなデザインを選択。ネックがしっかり詰まっていて地厚な〝アンダーソン アンダーソン〟の黒Tは、ニットのようにきれいめ&大人っぽく着こなせるのがいいところ。〝トッズ〟のレザーバッグや〝エルメス〟のストールで、きちんと感と華やぎを添えたのもポイントです」(兵藤さん)
Tシャツ¥13,200(アンダーソン アンダーソン) 〝quip queint〟のネックレス[短]¥37,400・〝IRIS 47〟のネックレス[長]¥13,200(フーブス) 〝シオタ〟のデニムパンツ・〝トッズ〟のバッグ・手に持った〝エルメス〟のストール・〝ジュエッテ〟のイヤリング/私物
コツ2|〝ちょっと短め〟なTシャツでバランスを更新
縄田恵里さん
上品で華やか、トレンドを巧みに取り入れたスタイリングは、大人のおしゃれ心をくすぐりまくり! 2児の男の子ママと超多忙ながら、手抜きに見えない私服も注目の的。ちょっと短めの丈が新鮮な〝ニコラ ジェンソン〟のTシャツは、昨年買ってよかったため、今年も買い足したのだとか。
「〝ニコラ ジェンソン〟の白Tは、ジャストウエストの程よい短丈。大人でも着こなしやすくて今っぽく見えるのでヘビロテ中です。〝YENN〟のルーズシルエットのデニムで、全身のラインをゆるめに統一。ゴールドのジュエリーをたっぷりつけたり、チェック柄のジャケットをはおったりして、メリハリを意識しました」(縄田さん)
Tシャツ¥11,000(リノウン〈ニコラ ジェンソン〉) 〝YENN〟のデニムパンツ・〝マディソンブルー〟のジャケット・〝ロエベ〟のバッグ・〝ビューランス〟の帽子・〝アトリエ アンボワーズ〟のベルト・ヴィンテージのイヤリング&リング・〝ココシュニック〟のネックレス[短]・〝Helena Rohner〟のネックレス[長]・〝セリーヌ〟のバングル/私物
コツ3|ニュアンスカラーのワントーンでつなぐ
川上さやかさん
大手銀行の勤務経験を生かしたクリーンなスタイリングと、理路整然とした解説で、編集部の信頼も厚い。2月末に第一子を出産したばかりとは思えない、スレンダーな姿にも驚愕! 洗練された目利きセンスでこの夏選んだのは、シルエットの美しさが光る〝イレーヴ〟のベージュTシャツ。
「Tシャツもデニムもカジュアルなアイテムなので、ともに大人見えするニュアンスカラーを選んでつなぎ、さらに、ゴールドのジュエリーやスエードのバッグで重みをプラスしました。〝イレーヴ〟のベージュTシャツは、身ごろはコンパクトで袖丈は長め。身長154cmの私でも、バランスよく、女っぽく着られるのがうれしい!」(川上さん)
〝イレーヴ〟のTシャツとデニムパンツ・〝ボッテガ・ヴェネタ〟のバッグ・靴・〝MAISON BOINET〟のベルト・〝エテ〟のイヤリング・〝MARIE-HÉLE`NE DE TAILLAC〟のネックレス・〝TILLY SVEAAS〟のブレスレット・〝ハム〟のリング/私物
アンダーソン アンダーソン〈UNDERSON UNDERSON〉 TEL:
リノウン〈Nicolas Jenson〉 TEL:
2024年Oggi8月号「Oggiスタイリスト10人のTシャツスタイル」より
撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/神戸春美(縄田さん、兵藤さん分)、加藤志穂(PEACE MONKEY/川上さん分) 構成/三尋木奈保、今村紗代子
再構成/Oggi.jp編集部