韓国のボーイズグループ・RIIZE(ライズ)が5月11日、12日に東京・国立代々木競技場第一体育館にて日本初の単独公演『2024 RIIZE FAN-CON ‘RIIZING DAY’ in TOKYO』を開催。2日間で約2万4000人を動員し、さらに初の日本全国ホールツアーの開催と9月の日本デビューを発表しました。
公演2日目の5月12日、RIIZEが公開インタビュー記者会見を開催。メンバーのソンチャン、ショウタロウ、ウンソク、ウォンビン、ソヒ、アントンが登壇しました。
RIIZEは、東方神起、SHINee、NCTらを擁するSMエンターテインメントから、2023年9月4日にデビュー。グループ名は英単語の「成長する(Rise)」と「実現する(Realize)」を合わせて作られ、「共に成長し夢を実現して進むチーム」という意味が込められています。
シングル『Get A Guitar』は、1週間でアルバム販売量101万枚を突破しミリオンセラーを達成。2023年度の授賞式ではデビュー4カ月で新人賞4冠を含む全6個の賞を獲得し、「第38回日本ゴールドディスク大賞」では、2023年にデビューしたK-POPグループで唯一「Best 3 new artists」を受賞。ルイ・ヴィトンのハウスアンバサダーとしても活躍しています。
今回の日本公演は50万件を超える応募が殺到し、倍率約20倍のプラチナチケットとなりました。日本デビュー前からすでに大きな注目を集めているRIIZE。ショウタロウは「僕たちがこうしてたくさんの方たちに応援していただくことに対して、すごくありがたいと思っています。僕たちのパフォーマンスや音楽にたくさんの方々が共感してくださったんじゃないのかなと思います」と感謝の気持ちを述べました。
また、ソンチャンはRIIZEの魅力について「僕たちが応援していただけている理由は、僕たちが夢に向かって走っている姿を見て、ファンの皆さんにも一緒に走りたいという思いを感じていただけているのではないかと思います」とコメントし、「僕たちにとっての特別な点があるとすれば、リアルタイムオデッセイを通じて日ごろの活動や練習のプロセスを皆さんと共有していることが差別化されている点ではないかと思います」とグループの魅力をアピールしました。
ここからは、記者会見で行われたQ&Aをすべてお届けします。
──これから日本の活動が本格化していく中で期待していること、やってみたいことは?
ウォンビン:太るために美味しいものをたくさん食べてみたいです。
ソヒ:僕は日本にある露天風呂で温泉を楽しんでみたいです。
──体格の変化ももしかしたら見ることができるかもしれないですね。
ウォンビン:(日本語で)そうです。
──日本全国を回るホールツアーで楽しみにしていることは?
ウンソク:昨日の公演の時にも感じたことなのですが、日本のBRIIZE(ファンの総称)の皆さんの表情がとても明るく、皆さんが幸せでいてくださるということを感じました。ホールツアーでも、皆さんの幸せそうな表情が見られるのではないかなと楽しみにしています。
アントン:日本の行ったことのない場所に行きたいです。そして、日本にいるBRIIZEにお会いできることを考えると、今からわくわくしています。とても楽しみです。
──日本での本格的な活動の幕開けとなった11日の公演で涙を流していましたが、どんな気持ちだったのでしょうか。
ショウタロウ:温かく「おかえり」とファンの皆さんが迎えてくださったことにすごく感動しました。デビューするまでにいろいろと準備してきた過程などが一気に思い出されて、込み上げてくるものがあったのではないかと思います。
──ウンソクさんがよしよしとする姿が印象的でした。その時の気持ちを教えてください。
ウンソク:(ショウタロウさんは)最年長のお兄さんということもあって、涙を見せることがないお兄さんだと思っていました。ステージ上で感動の涙を流す姿を見て『こんな一面もあるんだ。ショウタロウさんもこれまで大変な思いをしてきたのだろうな』と思うきっかけにもなりました。
──アントンさんも涙を流していましたが、どういった涙だったのでしょうか。
アントン:ショウタロウさんが泣いているのを初めて見たような気がします。その姿を見て熱いものが込み上げてきました。もう一つは、代々木第一体育館という大きな会場でRIIZEが公演をすることが初めてで、遠くの方にも大勢の皆さんが僕たちの写真や名前を書いたプラカードやうちわなどを持ってくださっている姿を見て、僕たちはただひたすら自分たちが好きなことをやっているだけなのに、そんな僕たちのことを好きになってくださっている方たちがこんなにたくさんいるんだということを実感できて、その瞬間に泣いてしまったような気がします。
──さまざまな国でMV撮影を行ってきたと思いますが、今後行ってみたい場所は?
ソンチャン:僕はまだカナダに一度も行ったことがないので、コンサートやMVの撮影などでカナダに行ってみたいと思います。
アントン:僕は、メンバーと一緒にロサンゼルスに行ったことがあるのですが、その反対側であるニューヨークに行って、メンバーの皆と素敵な何かをすることができたら、すごく楽しいのではないかと思います。
──今後の夢や目標は?
ショウタロウ:全世界にいるBRIIZEに会いに行くことが目標です。RIIZEのことをまだ知らない人たちにも、もっともっと僕たちのことを知ってもらいたいです。ホールツアーが決定したので、メンバーと一緒にケガなく無事に成し遂げることができたらうれしいです。9月にある韓国公演も無事に終えることができたらいいなと思います。
ウンソク:全世界の人々に僕たちのことを知っていただけるようになりたいです。また、メンバーの皆が健康に活動しながら、怪我せずに活動をずっと続けていけたらいいなと思います。
──今後の活動計画を教えてください。
ソンチャン:これから日本でも活動していきますし、韓国でもカムバックを控えて準備をしているところです。たくさん期待してください。そして、僕たちのグループ名の通り、これからも成長して夢を実現していきますので、ぜひ多くの関心を寄せていただけるとうれしいです。
ショウタロウ:まずは全世界を周る『RIIZING DAY』のツアーを無事に終えることができたらいいなと思います。日本でも活動をしていくので、たくさん応援していただけたらうれしいです。MV撮影やイベント出演などで今は1カ月に1回ほど日本を訪れているのですが、9月までのツアーを無事に終えて、日本にまたこうして帰ってきて、活動することができたらうれしいです。
最後に「今後準備していることがたくさんあるので、これからも関心を持って、応援してくださったらうれしいです!」とショウタロウが呼びかけ、記者会見は締めくくられました。
2日間にわたって行われた『2024 RIIZE FAN-CON ‘RIIZING DAY’ in TOKYO』では、デビュー曲「Get A Guitar」をはじめ、テレビ朝日系『ミュージックステーション』の出演でも話題となった「Love 119 (Japanese Ver.)」、最新曲「Impossible」など、アンコールを含む全13曲を披露。兄チームVS弟チームで勝敗を競うゲームコーナーも行われ、メンバーの素顔が垣間見える楽しい時間となりました。
【INFO】
■2024年9月、日本デビュー予定
日本デビューシングルの詳細は、後日オフィシャルホームページにて発表。
■『2024 RIIZE FAN-CON ‘RIIZING DAY’ JAPAN HALL TOUR』
神奈川、大阪、福岡など全国9都市15公演を開催予定。
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撮影/米玉利朋子(会見)、田中聖太郎写真事務所(ライブ) 取材・文/轟 友貴