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【スタイリストが解説】ボアとは？
ボリューミィな素材感が印象的なボア（boa）のアウターは、今シーズンもカジュアル好きの女性の間で大人気。ボアの語源や原料、フリースとの違いなどを、スタイリスト・城長さくらさんに教えていただきます。
ボアの語源は？
「もこもこでかわいいイメージからするとちょっと意外ですが、ボアの語源はラテン語の『大蛇（boa）』なんです。なぜかというと、ボア生地のストールを首に巻くと大蛇のように見えるからなんだそう！ 意外ですよね」（スタイリスト・城長さくらさん 以下「」同）
ボア生地は何からできている？
「もこもことしている部分は主にアクリル、毛足を編み込むための土台にはポリエステルやコットンが使われています」
フリースとの違い
「フリースは毛足が短く、ボアは毛足が長いのが特徴的。両方とも軽くて暖かいのですが、比べてみるとより軽いのはフリース、より暖かいのはボアだと思います」
ボア生地の特徴
続いて、ボアにどのような特徴があるのか見ていきましょう。
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1.もこもこボリューミィ
「ぬいぐるみのようにもこもことした表面が特徴で、アウター、帽子、バッグなどに多く用いられています」
2.見た目の割に軽量
「素材が主にアクリルなので、ボリューム感はありますが、軽くて着心地も◎！」
3.保温性が高く暖かい
「毛がクルンとカールしているため、空気の層が素材の中に生まれ、暖かさをキープしてくれます」
4.ボアの中にもいくつか種類がある
「ボアの中にも種類があり、羊の毛のような『シープボア』やプードルのような『プードルボア』といった呼び名があります。ほかにも『アルパカボア』や『ムックボア』など、毛足の長さや硬さで種類分けされているんですよ」
ボアアイテムにはどんなものがある？
軽くて保温性が高い特性を生かし、秋冬もののアウターや小物に多く使われているボア。具体的にどのようなアイテムがあるのか、その一例をご紹介します。
【ジャケット】
秋から冬にかけて活躍するボアジャケット。軽くてサッとはおれるため、デイリーからちょっとしたお出かけシーンまで、幅広く活躍します。サテンのような異素材ボトムを合わせれば、コーディネートにメリハリが生まれきれいめな印象に。
【コート】
リラクシーなノーカラータイプからきれいめに着られる襟付きまで、種類も豊富。ここ数年、存在感のあるロングコートが主流でしたが、今季は程よいボリューム感のミドル丈やショート丈が人気。
【バッグ】
コーディネートにこなれ感とウォーミィなかわいげをプラスしてくれるボアバッグ。トートバッグやミニショルダーなど、デザインやサイズもさまざま。
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【靴】
洒落感たっぷりなボアシューズ。カーゴパンツやワイドデニムなど、メンズライクなボトムに「かわいいスパイス」として効かせたり、きれいめコーデのハズしに使うのもおすすめ。
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【最新】ボアをきれいめに取り入れるポイント
カジュアル感の強いボアを、大人っぽくきれいめに取り入れるコツをスタイリストが解説します。
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POINT1|ボアコートできれいめに！
「ボアといえば、アウトドアブランドから出ているボアブルゾン、ボアジャケットなどが主流でしたが、ここ数年はボアコートが人気。カジュアルで子供っぽく見えてしまいがちなボア素材ですが、襟付きのコートを選べば大人っぽく着こなせます」
POINT2|小物で取り入れて大人っぽく
「コートのようなメインアイテムで取り入れるのに抵抗がある人は、バッグやパンプスなど、分量が小さいものからはじめてみましょう。気軽に取り入れられて、大人も挑戦しやすいと思います」
POINT3|きれいめコーデの外しに活用
「ジャケットやワイドパンツなどのきれいめコーデの外しとして、バケットハットやキャップ、ストールなどのボア小物を取り入れてカジュアルダウンするのも、今年らしい着こなし。冬はダークトーンが増えがちなので、明るいトーンのボア小物を差すと、華やかさも増しますよ」
ボアアウターのおすすめコーデを厳選
秋冬シーズン特に活躍する、ボア素材のジャケットとコートをピックアップ。きれいめコーデから大人カジュアルまで、幅広い着こなしを楽しめます。
冬の白×ボアコートでウォーミィなかわいさを堪能
白を軸にしたきれいめカジュアルな着こなしに、もこもこのボアコートで遊びをプラス。今季らしいビッグカラーが印象的で遠目にも華やか。
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女っぽスカートをボアブルゾンでこなれさせて
フェミニンなとろみスカートに、冬らしいミルクティー色のボアブルゾンやピンクニットといったカジュアル感のあるアイテムを合わせて、今っぽい力の抜けた雰囲気に。
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トレンドのショート丈でバランスよく
大きめの襟が印象的なボアブルゾン。ボリューミーなシルエットや素材でも、短め丈を選べばバランスよく着こなせる。
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襟付きボアはきれいめコーデとも好相性
ブルーシャツ × セミフレアパンツのきれいめコーデを、ショート丈のボアコートでカジュアルダウン。襟付きかつ落ち着いた雰囲気のブラウンで、大人っぽく仕上げて。
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アウトドア系ジャケットにはスカートで女らしさをプラス
アスレジャーなデザインのボアジャケットは、フェミニンなフレアスカートであか抜ける！ 辛口のカーキなら、クール派にもぴったり。
最後に
季節感を出し、きれいめコーデをこなれさせてくれるボアアイテム。存在感のあるアウターはもちろん、小物で取り入れるだけでも、今っぽく抜け感のある着こなしが完成します！
監修者：スタイリスト 城長さくら
スタイリスト・望月律子氏に師事し、独立。シンプルなアイテムを色やシルエットの組み合わせでおしゃれに味つけするスタイリングで人気上昇中！ 現在は『Oggi』などの女性誌や広告、カタログなどで活躍の場を広げている。Instagram（@shiroosa）では日々のスタイリングを公開中。おしゃれのヒントが詰まった投稿はどれも見逃せない。
