人気スタイリストが提案!「ショート」「ミドル」「ロング」コートの気温別着こなし術
本格的なコートの季節がスタート。とはいえ、日々の寒暖差の激しさに毎日の着こなしに悩んでしまいますよね。おしゃれなことはもちろん、1日を快適に過ごすことも働く私たちには重要ポイント。そこで気温別に、川上さやかさんによる「ショート」「ミドル」「ロング」の、それぞれのタイプに合わせたコーディネートポイントをご紹介します。
最低気温9度〜最高気温17度「ショートコート」
朝晩は冷え込むものの、日中は過ごしやすい気温。インにニットを選んでコートを手持ちするなら、軽やかなショート丈が最適です。
1|メルトンパフスリーブショートコート「思い切り“今”を楽しむ旬コーデ」
「袖にボリュームのあるショートコート。細すぎるボトムは上半身を大きく見せ、逆にワイドなボトムは全身を太く見せてしまう場合も。今年ならトレンドのミニスカートがグッドバランス。ロングブーツを合わせ、今のシーズンだからこその肌見せバランスを楽しんでみては。デザイン性の高いショートコートには、インパクトのあるカラーボトムで思いっきり“今っぽさ”を楽しむのもファッションの醍醐味」(川上さん)
2|MTRカラーレスジップショートコート「トレンドの小物使いでクラスアップ」
「ジップがカジュアルな印象のショートブルゾン。ひらひらと動きのあるティアードワンピースやスカートを合わせ、女性らしくフェミニンな方向にまとめるとコーディネートも難しくありません。ゴールドのアクセサリーや、モコモコとしたパンプスなどトレンドのアイテムをプラスしてあげると、カジュアルブルゾンもクラスアップして見えます」(川上さん)
最低気温4度〜最高気温12度「ミドルコート」
日中もコートが手放せない体感温度。心強い防寒力のミドル丈を選べば安心です。
3|Super160sリバーミドルコート「上質なアイテムこそ遊びのバランスが大事」
「ネイビーのミドル丈のコートは、合わせるアイテムによっては制服っぽく見えたり、地味に見られがち。そうならないためにも大切なのは上質なウール、ダブルフェイスのリバー縫製仕立てなど素材やデザイン。また上質な物ほどカラーニットを合わせたり、モコモコとした縫いぐるみのようなパンプスを合わせたりと遊び心を加えるのも大事です。いつものコーディネートにイエローのニットを効かせるだけで新鮮かつこなれた印象に」(川上さん)
4|リバーシブルビーバーケープコート「注目のアイテムこそベーシックをプラス」
「トレンドアイテムでもあるケープ。それ故に“コーディネートもカッコよく“と肩に力が入りがちですが、トレンドデザインこそベーシックなアイテムや、ベーシックカラーでまとめる事をおすすめします。その方がデザインを引き立て、かつ調和されて悪目立ちもしません。ケープが主役のアイテムなので、それ以外はシンプルにまとめつつ、白のブーツやファーポシェットでワンランクアップのコーディネートに」(川上さん)
最低気温2度〜最高気温10度「ロングコート」
朝晩は本格的な寒さになるため、足元まですっぽり包んでくれるロングがマスト。
5|Super160s リバーワイドカラーコート「カラーボトムをまろやかムードに取り入れる」
「ワイドカラーが女っぽくエレガントなロングコート。コンサバティブな雰囲気に、シアーなロングスリーブカットソーや、毛足の長いVネックカーディガンでトレンド感をプラスしました。コートの絶妙なグレージューが、ボトムのイエローと調和して、コーディネート優しいムードにしてくれます。カラーアイテムを合わせるのに最適なコートです」(川上さん)
6|ウールナイロンノーカラートレンチコート「大人のカラーコートの取り入れ方」
「一枚だけでも華やかなカラーコート。全体のカラーをバランスよく見せるポイントは、イエローならブラウン系、ブルーならグレー系など、コートのトーンに合わせた色彩でまとめることが大切です。インナーに同系色のダークカラーを取り入れて、品よくアウターの色を引き立てます。パンツスタイルでもブラウン~オフホワイトのトーンでまとめ、まろやかな印象に仕上げました」(川上さん)
コロコロと変わる気温に負けない、快適でおしゃれなコートのスタイリングをご紹介しました。川上さんの着こなしアドバイスを参考に、まだまだ続くコートシーズンをお楽しみくださいね。
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