教えて！「スポーティ×きれいめ」の正解は？ エディター三尋木奈保さんが考えた〝バンヤードストーム〟の旬アウター 4つのセレクト

会社にも着ていけるダウンなら、ファッション性の高さを重視したいもの。こちらは、Aラインのポワンとした量感がかわいいショート丈。ダウンってもともとかなりカジュアルなアイテムだから、どこかに可愛げ要素を取り入れた方が、私たちきれいめ派には着こなしやすいと思うんです。袖口の大きめタブやゴールド金具、フロントのグログランテープなど、リッチなディテールも申し分なし。

ブルゾンといえばナイロンなどシャカッとした素材のものが主流ですが、こちらはウールベース。ふわふわとしたロープ状の繊維が立った表面感がウォーミィ＆リッチで、大人心をくすぐられます。きれいめボトムともすんなりなじみつつ、全身の印象を確実に今っぽく更新できるのが魅力。ブルゾンを着てみたいけれど、スポーティすぎる？ と感じていた人にこそ、ぜひ試してもらいたい！ アウトポケットなど装飾がいっさいないのもミニマルで潔く、私的にぐっとくるポイントです。

ベーシックなウールのロングコートを既に持っているなら、カジュアルなフィールドコートを投入すると、おしゃれの幅がぐっと広がります。こちらは、中綿入りのボリューム感と表生地のしっかりしたハリ感が高ポイント。ピリッとモードな意志が感じられて、〝大人があえて、カジュアルなおしゃれを楽しんでいる〟というムードがいいなぁと。これから約4か月続く長い冬。変化球アウターが一枚あるとコーディネートに飽きることなく日々のおしゃれが効率よく回りますよ。

ありそうでなかったレイヤードコート、こちらも注目です！ シンプルなステンカラーコートと、フード付きのショートベストのセット。ベストをコートの上に重ねてもいいし、もちろんそれぞれ単品でも、ベストを手持ちのほかのコートのインにしても。中綿入りの軽やかなタフタ素材だから、さまざまなレイヤードが無理なくすんなり決まるんですね。パフッとした独特の風合いがまた、かわいく小粋。こういったキャッチーなアウターは、思いきって白を選んでみるのも大人の余裕が感じられて素敵です。