オフィス街の通勤バッグとおしゃれをチェック!
Oggiのスタイリスト、専属読者モデル、エディターの3人が、オフィス街の通勤バッグとおしゃれをウォッチング。通勤スタイルのおしゃれ見えに重要なバランス感や、抜け感を出すコツを語ります。
おしゃれチェックをしてくれたのは、この3人!
「オフイススタイル×通勤バッグ」おしゃれのポイントは?
通勤バッグは大きめトートは人気!?
旧井:最近、大きなトートで通勤する女性が増えた気がするんです。ほら、あの人も!
大枝:オフィスワークとテレワークを組み合わせた“ハイブリッド勤務”が定番になって、PCやタブレットを自宅に持ち帰らなきゃいけない人が増えたんです。
川上:今日の大枝さんは、ミニバッグとPCを入れたサブトートの2個持ちですね。
大枝:内勤オンリーの日はこうですけど、クライアント先を訪問する日はPCが入る大きめトートひとつです。サブトートがカジュアルに見えてしまうので…。
「大きめバッグ×きれいめ服」は真面目になりすぎることも…
旧井:Oggiの誌面では、よくバッグ2個持ちのコーディネートを紹介しますよね。
川上:通勤用の大きめバッグって、それ自体がかっちり見えるから、きれいめ服に合わせると真面目になりすぎるんです。あか抜けにくい、というのかな。だから、きれいめ服はミニバッグひとつかバッグ2個持ちでこなれさせるんですけど…。
大枝:そのバッグ合わせ、ズルいな〜って思いながらを眺めています(苦笑)。きちんと服に大きなバッグを合わせると、就活みたいになっちゃうんですよ。
素材や色で通勤スタイルに軽快さを取り入れたい
川上:あの黒スーツの人も、堅苦しさが勝っちゃってますよね。インナーを替えるだけでも、大人の余裕が感じられるキメすぎない着こなしになりそうだけどな。
▲黒スーツに紺のトート。きちんと感はあるけれど、装いが重すぎ&真面目すぎ…? インナーを淡色のカットソーにするなど、キメすぎない軽快さを取り入れたい!
旧井:それから、バッグが大きいとそれだけでコーディネートが重く見えますね。
川上:だから、長いショルダーで肩掛けするのも、おすすめしたくないかも。
▲春らしいベージュスタイルも、×大きめバッグはややコンサバ。マットな膝丈タイトスカートを艶のある長め丈にするなどして、今どきな抜け感を出せるとベター。
大枝:バッグがもっと重そうに見える! せっかく淡い色で服を統一してるのに。
川上:洋服も、どこかを別の素材に替えて軽やかにできたら、もっと素敵に見えそう。大きなバッグを持つ日こそ、装いのどこかに抜け感をつくるべし、ですね。
大きなバッグは足元をキレよくして好バランスに更新!
大枝:ん? あの人、荷物が多すぎてバッグがパンパンにふくらんでません?
▲ボクシーな紺ジャケットで、大きめバッグを大人カジュアルに落とし込むのは◎。ダボっとしたボトムを、キレのいい旬パンツに替えて、すっきり見せたい!
川上:パンパンのバッグって、ダボっとしたサイズの服を着ているようなもの。だらしなく、ほっこり見えちゃいますね。大きなバッグはキレよく軽快な着こなしで!
旧井:トラッドカジュアルに大きめバッグ、という組み合わせは素敵なのにあか抜けないのはそのほっこり感も原因かも。確かにパンツもダボっとしてますね。
キメすぎない抜け感ポイントをひとつ作ってみて
川上:旬のバレルパンツとかで、すっきり辛口にするといいのかも… ほら、あの人みたいに。ボトムの力でツイードアウターを今っぽく仕上げていて素敵じゃない?
▲コンサバになりがちなツイードジャケット×大きめバッグも、真面目すぎずおしゃれ! 更新されたボトム選びや軽やかな足元に洒落見えのヒントがありそう。
大枝:わかります! きちんと感がある、バッグも大きい、でもなんだか軽やか!
旧井:バッグが縦長なのも、ちょっとモードで素敵! コーディネートのすべてを替える必要はなくて、キメすぎない抜け感ポイントをひとつつくるだけでも、大きめバッグを持つ日のおしゃれって一気に変わるのかもしれませんね。
川上:きれいめ派の人がリアルに実践できるような範囲でこなれて見える、“ちょっとしたおしゃれの変化”を考えてみたいですね。
結論:大切なのはキメすぎない軽快さ!
2023年Oggi6月号「肩掛けトート(大)から考える通勤スタイル」より
イラスト/green K 構成/旧井菜月
再構成/Oggi.jp編集部