【Oggiアワード2022〈モノ編〉】トレンド大賞を発表します!
おこもり需要が一段落し、ライフスタイルの変化の兆しが見えたこの一年。働くOggi読者が選んだ「私のイチ推し!」な“モノ・コト・サービス”を発表するOggiアワード2022。
まずは2022年に話題になったモノ・コトを、読者のみなさんの投票結果を反映し、“トレンド大賞”として表彰! 商品の開発秘話や愛用者の声を基に、ブームの裏側を深掘りしていきます。
ありそうでなかった“癒し”のビールが情緒的な今の時代とマッチ
◆アサヒビール|アサヒ生ビール
▲アサヒビール アサヒ生ビール 350ml ¥231(編集部調べ)
アサヒビールを代表する銘柄「アサヒスーパードライ」が明日への活力を補う“エネルギー”のあるビールだとしたら、「アサヒ生ビール(通称マルエフ)」は心地よくくつろぎたいときに飲む“癒し”のビール。
そのイメージが、世界情勢や日本経済が激動だった2022年に、「ホッとしたい」と願う働く女性の心を見事にキャッチ。また“1986年に発売されたビールの復刻版”といったレア感も、感度の高いOggi読者をひきつけた理由!
◆Oggi読者からのコメント
アルコール度数4.5%と低めなので、ビールを飲み慣れていない私でもするする飲める!(25歳・公務員)
リッチ感のあるパッケージで手が伸びました!(28歳・金融関連)
アサヒ生ビールの開発秘話を聞いてみた!
【アサヒビール マーケティング本部 新ブランド開発部 渡邊航太郎さんにインタビュー】
当社のどん底を救うきっかけとなった社内外すべての人に愛されるビールです!
▲1986年に発売のパッケージ!
「パッケージに“復活の生”とあるように、実は1986年に一度世に出ているんです。かつて“ユウヒ(夕日)ビール”と世間に揶揄されるほど業績が低迷していたときに発売し、一躍人気商品になったのですが、翌年に発売した『アサヒスーパードライ』が爆裂ヒット。供給体制を整えるために缶・瓶ビールを終売しました。
ですが、業務用の樽生は残し、一部の飲食店だけで飲める“幻のアサヒ”として愛され続けていたんです。近年のビール減税をチャンスと捉え、新しく会社の柱となるビールをつくりたくて白羽の矢をたてたのが、かつて人気だった、この『アサヒ生ビール』。
まろやかなうまみがある中味は当時のまま。ぬくもり感のあるパッケージに変更したことで、女性でも手に取りやすいと好評をいただいています。これからもみなさんの“癒し”に応えていきたいです」
Oggi読者に聞きました!
Oggi読者に“ビール”にまつわるアンケートを取りました。結果を紹介します。
Q. ビールに求める味わいは?
1位 のどごし
2位 まろやかさ
3位 コク
のどに刺激を感じつつ「あ〜おいしい」となるのは、ビールだからこそ味わえる感覚。まろやかさやコク以外にも「芳醇さ」を求める人が多く、働く女性のビールへのこだわりが感じられる。
Q. ビールのCMで思い浮かぶ人は?
1位 新垣結衣
2位 タモリ
3位 福山雅治
「『日本のみなさん、おつかれ生です』のねぎらいのセリフに癒された!」の声が続出。さらにビールを口にしたときの至福の表情に「あれを見ると無性に飲みたくなる」という人も。
2023年Oggi1月号「Oggiアワード2022、発表!」より
撮影/西原秀岳(TENT/静物) 漫画/花津ハナヨ ロゴデザイン/Permanent Yellow Orange 構成/スタッフ・オン、大椙麻未
再構成/Oggi.jp編集部
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