【Oggiアワード2022〈モノ編〉】トレンド大賞を発表します!
おこもり需要が一段落し、ライフスタイルの変化の兆しが見えたこの一年。働くOggi読者が選んだ「私のイチ推し!」な“モノ・コト・サービス”を発表するOggiアワード2022。
まずは2022年に話題になったモノ・コトを、読者のみなさんの投票結果を反映し、“トレンド大賞”として表彰! 商品の開発秘話や愛用者の声を基に、ブームの裏側を深掘りしていきます。
睡眠に着目して人気が爆発! 1日に180万本(※1)を販売し、一時は入手困難に!
◆ヤクルト|Yakult1000、Y1000
▲左から/ヤクルト Yakult1000 100ml ¥140[ヤクルトレディによる宅配]・Y1000 110ml ¥162[店頭にて販売](編集部調べ)
「日々ストレスでお疲れ気味…」「睡眠の質が悪く、起きた直後はしばらくボーっとする」「おなかの調子がイマイチよくない」…。そんな悩みを抱える人の口コミで広がり、瞬く間に浸透したYakult1000、そしてY1000。
コロナ禍を受けた健康意識の高まりもあって一時はなかなか手に入らない“レア飲料”に。甘いものが苦手な人も継続的に飲み続けられるよう、従来のヤクルトより甘さが控えめで「大人も飲みやすい」との声が多かったのも票を集めた要因のひとつ。
※1これは「Yakult1000」のみの実績です。(2022年度)
◆Oggi読者からのコメント
品薄だったこともありスーパーや自動販売機で見つけたら迷わず即買い!(36歳・メーカー)
コレを飲んだ翌日は「疲れて何もできない…」ということがなくなった!(34歳・商社)
さっぱりしていて単純に味が好き! 量も多くて◎。(28歳・金融)
Yakult1000の開発秘話を聞いてみた!
【ヤクルト本社広報室 丹羽善明さんにインタビュー】ストレス社会で働く大人たちの新習慣にしてほしい!
「1999年に乳酸菌シロタ株を400億個含んだ“ヤクルト400”を発売して以降、さらなる高密度の商品開発を進めていました。ちょうどそのころ、脳と腸が互いに影響しあう脳腸相関を示す研究が出始め、乳酸菌シロタ株を高密度にすることで神経系に作用することが明らかに。その作用を具現化する機能を考え、たどり着いたのが『ストレスと睡眠』でした。
ただ一方で、増やした菌をその状態のまま維持することが非常に困難で、たとえば“Yakult1000”の場合、賞味期限まで1000億個の生きた乳酸菌を製品状態で担保しなくてはならず、その研究にとても苦労しましたが、当社の長年のノウハウを結集し開発に至りました。
厚生労働省による国民生活基礎調査によれば、現代人の多くがストレスを抱えているという結果が出ています。また、ストレス社会といわれて久しい昨今、睡眠に関する悩みも大きな社会課題に。そのような中で、お客様のお役に立てたのであれば、うれしく思います」
Oggi読者に聞きました!
Oggi読者に“睡眠”についてアンケートを取りました。結果を紹介します。
Q. 睡眠の質はいいですか?
No… 63%
なんと半数以上が「睡眠の質が悪い」と回答。ただし、睡眠の質に悪いことに気づいていない人もかなり多いと考えられるので実際の数はさらに大きくなっているのではないかと推測される。
「ぐっすり寝ても疲れがなかなかとれない。(33歳・医療事務)」、「入眠までの時間は短いけど夜中に何度も目が覚めてしまう(38歳・IT関連)」、「運動した日は疲れて寝られるけどあまり動かない日は眠りが浅い(34歳・歯科衛生士)」、「少し音がしただけで起きてしまう(37歳・事務)」などが具体的な悩みとしてあげられました。
Q. 睡眠の質を高めたいですか?
Yes… 90%
▲ファンケル|睡眠&疲労感ケア 120粒 ¥3,240
▲大正製薬|睡眠サポートカプセル 60粒 ¥4,400
睡眠に関する成分が配合されたサプリが続々と発売! さまざまな栄養素を凝縮していて、睡眠をサポートする成分が緩やかに働くサプリメントがここ数年で急増中。ちなみに「睡眠の質を高めたい」としながらも、これらで改善を図っている人たちは約16%とまだまだ低め。
Q. 快眠のためのお気に入りグッズは?
ある… 38%
アロマをたいてみたり、枕やシーツを変えてみたり… と環境から改善を試みている人が多め。
2023年Oggi1月号「Oggiアワード2022、発表!」より
撮影/西原秀岳(TENT/静物) 漫画/花津ハナヨ ロゴデザイン/Permanent Yellow Orange 構成/スタッフ・オン、大椙麻未
再構成/Oggi.jp編集部