ジブリの大博覧会「ジブリの大倉庫」で、映画の名場面を駆け巡ろう!
まずはジブリパークのメインエリアとなる「ジブリの大倉庫」です。期間限定の企画展や映画にまつわるさまざまな展示が行われ、そこかしこにジブリの世界が再現。まるでジブリ作品の中に飛び込み、自分が登場人物になった気分を味わえます。
11月開業の企画展は「ジブリのなりきり名場面展」「『食べるを描く。』増補改訂版」、「ジブリがいっぱい展」の3つ。「ジブリのなりきり名場面展」は映画の名シーンに入り込んで撮影が楽しめる体験型展示になっていて、『千と千尋の神隠し』で千尋とカオナシが一緒に電車で海上を走るシーンのほか、『天空の城ラピュタ』、『紅の豚』、『崖の上のポニョ』など13作品14コーナーが再現されています。
「『食べるを描く。』増補改訂版」は、これまでジブリ作品に登場してきた食べ物や食卓、厨房などの資料や模型を展示。そして「ジブリがいっぱい展」では、世界中から集められたジブリ作品のパッケージ展示のほか、内部に乗車できる「ネコバス」や「トトロ・バー」が設置されています。
まだまだたくさん、「ジブリの大倉庫」の常設展示!
3つの企画展以外にも「ジブリの大倉庫」内には映画の世界が見事に再現された展示が数多く用意されています。
『天空の城ラピュタ』のロボット兵や『千と千尋の神隠し』の湯婆婆など、ジブリ作品を彩る印象的な登場人物が実物大で登場。細部まで精巧に表現された展示はリアリティ抜群で、今にも動き出しそうなほど生き生きとしています。また「ジブリの大倉庫」で必ず訪れてほしいのが座席数約170の映像展示室「オリヲン座」です。
これまで「三鷹の森ジブリ美術館」限定公開だった短編アニメーション全10作品を随時上映予定。上映作品や当日のスケジュールをチェックして、なかなか見ることのできない貴重なジブリ作品を堪能してみてください。
もちろん「ジブリの大倉庫ショップ 冒険飛行団」で、ジブリパークオリジナルグッズの購入は忘れずに!
『耳をすませば』の舞台「地球屋」が完全再現された「青春の丘」エリアへ
第1期開園エリアのひとつ「青春の丘」は、『耳をすませば』の主人公・月島雫が偶然たどり着いた、アンティーク家具や時計の修理・販売を行う店「地球屋」が再現されています。
「地球屋」は木造(一部鉄筋コンクリート)の3階建てで、ロータリー広場に面した入り口から入るとアンティークの家具や機械仕掛けのからくり時計が置かれたショップが見事に再現されています。また階段を降りて行くと、そこにはバイオリン職人を志す天沢聖司が働いていたバイオリン工房が。聖司が演奏し、雫が「カントリーロード」を歌うあの感動シーンが蘇り、映画ファンにはたまらない空間です。
また「地球屋」のすぐ横には、姉妹映画『猫の恩返し』に登場する「猫の事務所」も建てられています。基礎から木材を組んで仕上げた本格的なミニチュア建築で、中を覗くのをお忘れなく。映画の登場人物バロンやムタが見つかります。
「どんどこ森」では、『となりのトトロ』のサツキとメイの家を訪れよう!
最後のエリア紹介となる「どんどこ森」は、ジブリパーク内で一番奥にあるエリア。ジブリパークは全体的に森や道など自然の地形を活かした造りになっていて、風を感じながら歩く楽しみを味わえるのですが、このエリアは特に自然が豊かで、実際に『となりのトトロ』の世界を散歩している気分が味わえます。
こちらでは2005年「愛・地球博(愛知万博)」の際にパビリオンとして人気を博した「サツキとメイの家」が引き続き公開されており、草壁家が家族3人で入っていたお風呂をはじめ、縁側や台所、お父さんの仕事場など、昭和の建築様式と生活様式がリアルに復刻されています。
また、すぐ裏手の丘には、「どんどこ堂」と呼ばれるトトロのかたちをした木製遊具が設置され、子供たちだけが内部に入れる造りに。
その真横にある赤い屋根の「どんどこ売店」では、おみくじやキーホルダー、お守りやご朱印帳など、ジブリパークの中でもここでしか買えないレアなお土産があるので要チェックです。
ジブリパークの入園には予約が必要。現在、1月分が抽選にて販売中!
ジブリパークのエリア「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ堂」には、それぞれエリアごとの予約チケットが必要です。
既に11、12月分のエリアチケットは販売終了となっていますが、1月分は抽選販売中(10月10〜21日まで受付、11月4日当選発表)となっていますので、興味のある方は急いで申し込みされてみてください。
入場料金は以下のとおり(3歳以下は入場無料)。2023年秋に「もののけの里」、2024年3月に「魔女の谷」を開業予定となっており、今後の拡張予定にも目が離せません。
◆ジブリの大倉庫
(平日)大人 2,000円、4歳〜小学生 1,000円
(土・日・休日)大人 2,500円、4歳〜小学生 1,250円
◆青春の丘
大人 1,000円、4歳〜小学生 500円
◆どんどこ森
大人 1,000円、4歳〜小学生 500円
(c)Studio Ghibli