身と心がととのう「星のや竹富島」1泊2日宿泊レポート!
石垣島から船で10分。小浜島から船で20分。“一致協力”を意味する「ウツグミ」の精神により集落の姿や伝統文化が守られ、世界でもかけがえのない場所のひとつである「竹富島」。
そんな竹富島にある「星のや竹富島」に、オッジェンヌ同期の賀来みな美さんと1泊2日で行ってきました! 今回はその様子を紹介します。
▲星のや竹富島 エントランスにて
では早速、都会での忙しさを忘れて、島時間でゆっくりと自分と向き合うリラクゼーション旅のスタートです。
星のや竹富島では、施設内の移動は徒歩か電動カートでの移動となります。今回は、部屋まで電動カートで送迎いただきました。
送迎中も、施設内で咲いている島の植物や島の伝統について丁寧に教えてくださり、非日常を感じる瞬間でした。
▲宿泊したお部屋「ガジョーニ」
▲ガジョーニ内の様子
今回宿泊したのは、「ガジョーニ」というお部屋。寝室にはツインサイズのベッド、ゆったり座れるソファがあり、のんびり過ごすことができます。飛行機・船での移動の疲れが一瞬にして吹き飛んでしまうほど素敵なお部屋でした。
ほかにも客室は、家族や女子旅3人で過ごせる「ズーキ」や琉球畳を味わえる「キャンギ」、ゆとりある造りの「トーナチ」もありましたよ。
部屋着と館内着も用意されており、さらには星のや竹富島のマークがついたお洒落なミニバッグも(持ち帰りできます)。
▲星のや竹富島限定アメニティのミニバッグ
竹富島に医者がいなかった時代、現地の方々は自らハーブを育て体調を整えていたそう。そのため竹富島ではハーブを重宝し、ハーブを使いこなす文化が培われているのだとか。
ウェルカムドリンクでは、そんな重宝されてきたハーブの1つ「月桃」のハーブティーと、月桃の葉で包んだ羊羹が用意されていました。優しいほっとするお味で、美味しかったです。
星のや竹富島の館内散策♪
お部屋でひと息ついたら、館内を散策!
◆集いの館
▲集いの館(ラウンジ)
集いの館では、飲み物や沖縄ならではのお菓子が用意されています。島の伝統工芸品や星のや竹富島限定グッズが手に入るSHOPもありました。
今回は、島バナナのジェラートをいただきました。甘すぎずサッパリとしていて暑い竹富島でのデザートにピッタリ(提供時間が決まっています)。
さらに、集いの館では、三線演奏を鑑賞できる「夕凪の唄」があるとのことで、鑑賞させていただきました。
▲三線演奏の様子
伝統的な民謡から、桐谷健太さんの「海の声」のカバーまで様々な唄を披露してくださり、あっという間の30分。本当に落ち着きます。
◆プール
集いの館から見える、星のや竹富島のプールは、なんと24時間利用可能! 朝は朝日を見ながら、夜は満天の星空を見ながら入れるそう。贅沢ですよね。
プール内には大きな椅子が設置されており、座って他愛もない話で盛り上がりました。泳げない方でも、大自然に囲まれながらゆっくりした時間を過ごせると思います。
◆夕食
さあ、そろそろ待ちに待った夕食の時間です!
▲本日のメニュー表
沖縄での素材と島人の暮らしに根付く食文化をフレンチ技法で表現したコース料理「琉球ヌーヴェル」をいただきます。
コース料理でも、島ならではのハーブがたくさん使われており、美味しいのはもちろんのこと、今まで食べたことのないような香りの料理が堪能できます。
さらには沖縄の陶芸家さんが作られたお皿が使われていて、味だけではなく、目でも島料理を楽しめます。
サプライズで用意してくださった「おーりとーり」(石垣島の方言で、「ようこそ、いらっしゃい」の意味)のデザートプレート。さすがのおもてなしに感動しっぱなしです!
◆夜のアクティビティ
お腹いっぱい、胸いっぱいに夕食をいただいた後は、館内着に着替え、夜のアクティビティの「てぃんぬ深呼吸」に参加します。
「てぃんぬ」とは、沖縄の方言で「天の」という意味だそうで、星空が広がる屋外のプールサイドで、満天の星と月のパワーを感じながらストレッチ。深呼吸しながら、ゆっくりとした動きでストレッチすることで心身をリラックスさせ、心地よい眠りへと誘ってくれるということで、終わる頃には半分寝ていました…(笑)。
88星座中84星座が見えるほど日本の中でも星空が綺麗な地域とのことで、肉眼でも天の川が見られました。こんな星空見たことない… と息を呑んでしまう美しさ。みなさんにも見ていただきたいと思うほどでした。
▲iPhoneでも映る満天の星空
贅沢な1日を過ごし、夜もぐっすり眠ることができました。
2日目も深呼吸からスタート
おはようございます! 本日は「よんなー深呼吸」体験から1日がスタート!
「よんなー」とは、沖縄の方言で「ゆっくり」という意味があるそう。朝日が昇るアイヤル浜で、目が覚めるような軽快な動きも取り入れたストレッチをゆっくりおこないました。
星のや竹富島では、早朝と夜、それぞれの時間に深呼吸を意識しながら体を動かすストレッチの体験ができます。朝と夜のメリハリをつけ、普段怠りがちな体内時計の調整ができるのがとても嬉しいです。
◆朝食
「よんなー深呼吸」で身体を覚ました後は、ダイニングで「島人の朝ごはん」。
太陽が心地よく差し込み、入っただけで気分が良くなってしまうダイニングです。
メニューは、和朝食と洋朝食から選ぶことができ、今回は和朝食のひとつ、タンパク質が豊富で胃腸に優しい、ゆし豆腐のお粥をいただきました。
沖縄でよく耳にする「ゆし豆腐」とは、にがりを入れて固まりはじめた、型に入れる前のふわふわした豆腐のこと。ゆし豆腐のお粥と一緒に食べるおかずもゴーヤのお漬物やもずくの佃煮など島ならではのおかずで味に飽きることなくぺろっと完食してしまいました。
セルフサービスのドリンクも、「黒糖×バナナ×牛乳」「紅芋×ヨーグルト×ドラゴンフルーツ×ライチ」など普段なかなか飲めないようなスムージーが豊富でたくさんおかわりしてしまいました!
さて、ゆっくり朝食をいただいたら、またまた星のや竹富島ならではの体験「命草バスソルト作り」に。
◆命草バスソルト作り
さきほどもハーブについて触れていますが、「命草」とは医者のいなかった竹富島で島の方々の健康を支えてきたハーブや野菜を言います。竹富島はハーブがとても豊富で、そしてそれを様々なものに取り入れてられています。まさに人間とハーブが共存しているかのよう。
「命草バスソルト」は、乾燥させたハーブと採りたてのハーブをミックスして作ります。実際に星のや竹富島内で育てられているハーブを収穫させていただけるのも貴重な体験です。
ハーブを細かく切り刻み、ソルトとすり合わせていきます。追加でハイビスカスなどを入れると、色づいて可愛らしくなります。
一緒に参加した賀来さんは、ハーブの1つ、「月桃」の香りが特に気に入ったようで多めに入れていました(^^)。好みの香りに調節できるのが手作りの特権ですよね。
▲バスソルト完成にご満悦な2人(笑)
◆スパ
女子旅の最後はやはり、スパ! ではないでしょうか?
星のや竹富島にはスパ棟も完備されており、穏やかな島時間の中で身と心をほどく最高なひと時を過ごすことができます。スパが終わったあとは、清々しいすっきりした気持ちに。
アクティビティは、ナイトクルージングや竹富島を知る環境保全ツアー、西表島へマングローブを見るカヌー体験などもラインナップしていました。
* * *
「帰りたくないね…」と2日間、一緒に過ごした賀来さんと常に口にしていました。
しかし、幸せな時間はあっという間に過ぎてしまうもので、帰りの時間になってしまいました。
「星のや竹富島」は、季節によっても違う島の良さや食事、体験が楽しめるとのことで、また違う季節にぜひ訪れたいです。
オッジェンヌ 志村美咲
福島県出身。世界中を訪れた経験から〝食卓〟に関心を抱き、日本の調味料を海外へ広めるために食料品メーカーへ入社。訪れた中でも特に印象深かった国はインドネシアだそう!
インスタグラムはこちら:@_misako.f.misao