5周年を迎えた「ヒプノシスマイク」をクローズアップ! 声優・岩崎諒太さん&葉山翔太さんスペシャルインタビュー
18人の個性的なキャラクターたちが、イケブクロ・ヨコハマ・シブヤ・シンジュク・オオサカ・ナゴヤの6ディビジョンにわかれてラップバトルを繰り広げる、音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」(以下、「ヒプマイ」)。2017年9月のプロジェクト始動以来、〝声優×ラップ〟という今までにない発想と高クオリティな楽曲、個性あふれるキャラクター、実力派声優たちの演技とパフォーマンスで人気が爆発。音楽作品はもちろん、音声ドラマ、コミック、ゲームアプリ、舞台、そしてアニメなどさまざまなメディアミックスとともに独自の世界を広げ続けています。
Oggi世代がチェックしておきたい、旬の男性声優のインタビュー連載「耳恋」でも、5周年を迎えて更なる盛り上がりを見せている「ヒプマイ」をついにクローズアップ! 先日、NEWシングルをリリースしたオオサカ・ディビジョンとナゴヤ・ディビジョンでリーダー役を演じている声優・岩崎諒太さんと葉山翔太さんをゲストにお迎えして、「ヒプマイ」とおふたりの魅力に迫ります。
▲オオサカ・ディビジョンの白膠木 簓(ぬるで・ささら)役を演じる岩崎諒太さん[右]とナゴヤ・ディビジョンの波羅夷空却(はらい・くうこう)役を演じる葉山翔太さん[左]。撮り下ろしポートレートとともに、おふたりの対談インタビューをお届けします!
また、音楽連載「働く私にMusik」でも岩崎さん&葉山さんと「ヒプマイ」の魅力を深掘り! J-WAVEの人気DJ・サッシャさんがナビゲーターとなり、音楽を軸にした〝ヒプマイトーク〟をお楽しみいただけます。「耳恋」インタビューとはまた異なるお話が聞けますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。(▶︎音楽連載「働く私にMusik」でのインタビュー記事はこちら!)
「ヒプマイ」が始まって、なんともう5年! おふたりはオオサカ・ディビジョンとナゴヤ・ディビジョンのリーダー役として、2年目から「ヒプマイ」に合流されました。約3年演じてきた、それぞれのキャラクターの魅力とは?
岩崎さん(以下、敬称略):それは本当にたくさんありますよ! ラップのリリックやサウンドからキャラクターを読み解いていくのが楽しくて、曲が増えるごとに演じるキャラクターの色が濃くなっていくんです。幅広い視点からキャラクターをつくりあげていく面白さを「ヒプマイ」で改めて実感しましたね。
葉山さん(以下、敬称略):曲をいただくごとにキャラクターの捉え方が変わっていきますよね。僕が演じる波羅夷空却は、とにかくやんちゃな生臭坊主。演じはじめたころはガキっぽさを意識していたんですけど、だんだん彼の吐く言葉に重みを感じるようになってきたんです。小さな頃から経験を積んできて、寺で修行をして、父親が成し得なかった荒業を成し遂げて… 人生の経験値は僕よりもずっと高いし、尊敬できる存在だなって。演じるごと、歌うごとに、僕の中で空却という存在が膨らみ続けていて、なんだか不思議な人だなって思います。
岩崎:僕が演じている白膠木 簓は、大阪のお笑い芸人。僕自身、大阪で生まれてお笑いを見て育った人間なので、こうして生まれ故郷を背負えること、しかもお笑い芸人を演じられることがすごく光栄です。簓は超売れっ子ではありますけど、キャラクターとしては近所にいそうな親しみやすい存在。ダジャレ好きというところで個人的にハードルが下がったというか、歩み寄れるなと(笑)。あとは…… 顔がいい!(笑)
葉山:糸目キャラはズルいですよ、絶対に人気出ますからね! あの不敵な感じ、みんな大好きですもん!(笑)
岩崎:面白く振る舞っているけれど、何か背負っているものがあるんじゃないかと思わせる、本心では何を考えているか分からない二面性がいいんですよね。いろんな挫折を繰り返しながらも、「みんなを笑わせたい!」というシンプルな想いに行きついているのがアツいなって。どこか自分と重なる部分も感じますね。
「ヒプマイ」のキャラクターや音楽に元気をもらっている、というファンも多いですよね。
葉山:空却はまだ子供っぽいところもあるけど、人を助けるときは、誰よりも熱い気持ちで前に出ていったり、殴りかかりにもいったり、ときに人のサポートもしたり…。誰かの支えになれるキャラクター、支える言葉を残せるキャラクターなんですよね。
岩崎:口は悪くても、あの説法には愛があるからね!
葉山:ナゴヤ・ディビジョンは、ケツを叩いて這い上がれ! と促していくタイプなんですよね。癒しで人を立ち上がらせるシンジュク・ディビジョンとバトルをしたことで、ナゴヤの魅力を改めて感じられました。
岩崎:キャラクターもディビジョンも、みんなすごく個性的なのがいいよね。個性が強すぎるからなのか、僕、簓を演じるようになってから日常生活でも明らかに関西弁が増えてるんです(笑)。葉山くんも、何か空却に影響されてたりしません?
葉山:それ、わかります(笑)! 僕の場合は、口悪く空却を演じよう! やんちゃな役作りをしよう! と意気込んだ結果、一緒に遊んでいた友達に向かって「おい、お前!」と声をかけてしまったことがあって(苦笑)。日常生活でも空却っぽさが自然と出ちゃうんだなって、面白かったです。だけど、よくよく考えてみたらゲームをしているときの自分はすごく口が悪いので、それが自然に出てくるようになってしまったんだなと(笑)。
岩崎:空却っぽさは隠し持ってたんやね(笑)。
日常の自分もキャラクターと重なっていく… 「ヒプマイ」は、やっぱり演じるみなさんにとっても大きな影響を与えているんですね。
岩崎:これまで携わってきた作品やキャラクター、そのどれも全部が大切ですけども、「ヒプマイ」は新たな扉を開いてくれた存在なので特に思い入れは強いですね。今まで経験したことのないようなお仕事をさせていただけたり、アーティストのみなさんとご一緒できる機会ができたり… 「ヒプマイ」に関わることができたおかげで今の僕があるというか。
葉山:僕は2017年に声優デビューして、2019年に「ヒプマイ」に参加したんです。〝演技観〟がまだ構築できていない段階だったので、芝居の作り方とかキャラクターの活かし方とか、「ヒプマイ」が演技の土台になっているような気がします。
デビューから数年でこうした一大プロジェクトに関わるというのは、どんな心境なんでしょう?
葉山:すごく感謝していますし、この環境に甘んじてはいけないとも思っています。「ヒプマイ」に甘えたくなっている自分がいることがわかっているので、それを乗り越えていかなきゃいけないなって。でも、同時に「ヒプマイ」は心の支えでもあるんです。空却を演じる時間、ナゴヤ・ディビジョンの2人をはじめとしたキャストのみなさんとお仕事ができる時間は、本当に楽しくて。頑張りながら、この楽しさを積み重ねていきたい。すごく大事な居場所です。
岩崎:ホームみたいな場所なんやね。
〈インタビューvol.2〉に続く!
【Information】「ヒプノシスマイク」オオサカ・ディビジョン&ナゴヤ・ディビジョンNEWシングル好評発売中!
オオサカ・ディビジョン〝どついたれ本舗〟のNEWシングル『どついたれ本舗 -No double dipping!-』(画像上)とナゴヤ・ディビジョン〝Bad Ass Temple〟のNEWシングル『Bad Ass Temple -戒定慧-』(画像下)が発売中! 各ディビジョンメンバーのソロ曲が一曲ずつ収録されており、ジャケット写真はかつてリリースされた4ディビジョンの1st CDシリーズを彷彿とさせるデザインに。5周年という記念すべき節目を迎えた「ヒプノシスマイク」の新曲の数々を堪能して。
◆『どついたれ本舗 -No double dipping!-』定価¥1,650(税込)/キングレコード
◆『Bad Ass Temple -戒定慧-』定価¥1,650(税込)/キングレコード
【Information2】「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 8th LIVE《CONNECT THE LINE》」開催!
現在、「ヒプノシスマイク」初となるディビジョン別ライブを順次開催中です。詳細は、公式HP内のコチラをチェック!
【Profile】岩崎諒太(いわさき・りょうた)/7月1日生まれ。大阪府出身。声優。主な出演作に、『ピングーinザ・シティ』ピングー役、『僕のヒーローアカデミア』夜嵐イナサ役など。劇団ヘロヘロQカムパニーの劇団員でもある。
【Profile】葉山翔太(はやま・しょうた)/11月15日生まれ。山口県出身。声優。主な出演作に、『美男高校地球防衛 HAPPY KISS!』道後一六役、『ウルトラマンタイガ』ウルトラマンフーマの声など。
[岩崎さん分]カーディガン¥39,600(キャバン 代官山店〈キャバン〉) シャツ¥21,780(ナノ・ユニバース カスタマーサービス〈ナノ・ユニバース〉) パンツ¥10,780(ベルベルジン) 靴¥79,200(パラブーツ 青山店〈パラブーツ〉) その他/本人私物
[葉山さん分]パーカー¥21,780(ベルベルジン) 靴¥46,200(トゥモローランド〈パドモア & バーンズ × トゥモローランド〉) その他/スタイリスト私物
◆衣装問い合わせ先
・イザイア ナポリ 東京ミッドタウン:03-6447-0624
・キャバン 代官山店:03-5489-5101
・トゥモローランド:0120-983-522
・ナノ・ユニバース カスタマーサービス:0120-705-088
・パラブーツ 青山店:03-5766-6688
・ベルベルジン:03-3401-4666
撮影/谷口 巧(Pygmy Company) ヘアメイク/Chiaki(岩崎さん分)、坂口勝俊(Sui/葉山さん分) スタイリスト/久保コウヘイ 構成/旧井菜月