『グランド ハイアット 東京』広報に聞く、ホテルでのスマートな着こなしとは?
「ラグジュアリーホテル」と呼ばれるような外資系の高級ホテルへお食事に行くことになった時、何を着ていくべきなのでしょう? 多くのホテルがドレスコードを「スマートカジュアル」としていますが、スマートカジュアルにハッキリとした定義はなく、ホテルごとに雰囲気が異なるため迷うことも多いですよね。
そこで、六本木にある『グランド ハイアット 東京』の広報・小山真弓さんに、外資系ラグジュアリーホテルでのスマートな装いについてお伺いしました。
グランド ハイアット 東京での「スマートカジュアル」はこんな装いで
▲六本木ヒルズ内にあるラグジュアリーホテル『グランド ハイアット 東京』
「ホテルは昼夜問わず挙式や大きなレセプションパーティーなどが開催されているため、最上級にドレスアップされているお客様がいらっしゃいます。そのことを念頭に置きつつ、同じ空間にいてもふさわしい服装とは、と世間にふわっと漂う『こうあるべき』ゾーンを見極める必要があるわけです。
肌の露出はどの程度許されるの? ジーンズは駄目? 悩むほどに迷宮入りしそうですよね。具体例求む、との声が聞こえてきそうですので、私が働く『グランド ハイアット 東京』のお客様のお話をいたしましょう」
まるで海外にいるような雰囲気には、非日常な「華やかさ」でもOK!
「『グラハイ』の愛称で呼ばれることもある我がホテルは、ハイブランドショップが軒を連ねる六本木ヒルズ内に位置し、国際的で華やかな街、六本木の真ん中で、日々色々なお客様をお出迎えしております。
コロナ前はもちろんですが、現在でも大変多くの海外からのお客様にご利用いただいている特徴もあり、ロビーやレストランは常に活気があり、海外に来たような雰囲気を楽しめます。そこで日々お見掛けするお客様のファッションの印象を一言で表すとしたら『華やかかつ、堂々と自分らしさを楽しんでいる』が近いかと」
▲花嫁のフォトスポットとしておなじみの『光る階段』は3階まで続く螺旋階段
「ホテル名の『グランド(Grand)』には、雄大な、堂々とした、大胆な、豪華な、といった意味があり、ホテルの1階から3階まで伸びる光る螺旋階段や、エレベーター前で待ち構える巨大な2つの頭のアートなど、建築やデザインからも分かるようにハイアットブランドのホテルの中でも豪華絢爛な舞台上に立っているかのような非日常感や驚きをお客様にお届けするという位置づけです。お客様もその雰囲気がお好きで、自分らしく着飾りながらその空間を楽しんでいらっしゃる方々がほとんどなのです」
海外からのゲストは、カラフルなワンピースで優雅に闊歩!
例えば、私たち日本人より確実にドレスアップという文化に慣れ親しんでいるだろう海外のお客様の場合はどうでしょう。
シンプルなデザインのワンピースでも赤やパープル、グリーンなどの原色かつボディコンシャスな形で、ハイヒールに合わせ堂々とお召しになっていらっしゃいますし、大胆な柄やフリルのドレスをお召しになり、ミニバッグを小脇に抱えて優雅に闊歩していらっしゃる方などもよくお見掛けします。
いい意味で目を引くようなファッションのお客様がいらっしゃると『よりホテルが華やかになるな~』と嬉しくなります。
もちろんオールブラックやホワイトコーデに大ぶりのアクセサリーでシックかつ華やかなスタイルにまとめている方もいらっしゃいます。ここまでで少しだけ色やデザインの選択の幅が広がったのではないでしょうか」
ラグジュアリーな空間で気合いを入れるべきは「バッグ」と「靴」
「最後に、お洋服が必ずしもハイブランドやデザイン性が高いものではなくとも、バッグと靴はきちんと手入れされたものを身に着けていらっしゃる方をとてもよくお見掛けします。ホテルという高級な空間で委縮せずに、それぞれが楽しい時間を過ごすためにも、そのふたつは自分に自信を与えてくれるアイテムなのかもしれません。
いらっしゃるお客様がみなさま快適にお過ごしいただけるよう、サービスに磨きをかけながらスタッフ一同心よりお待ちしております」
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その場に合ったスタイルで、堂々と自分らしさを楽しむ。豪華なホテルやレストランの空間を彩る一員になるようなスタイルを、ということがわかりましたね。ラグジュアリーホテルではさまざまな自分が演出できる洋服とともに、非日常で煌びやかな空間を堪能しましょう。