この花は何の野菜? 緑色の野菜代表のアレ!
緑黄色野菜を積極的に取り入れると、ビタミンや食物繊維などの栄養が摂れて、健康と美容に効果的。
そんな緑黄色野菜の中からピックアップする野菜の花は、緑色の野菜の代表といっても過言ではない食材です。この花は何の野菜か知っていますか?
正解は、「ピーマン」です!
正解は、ピーマンの花でした! ピーマンは、ナス科トウガラシ属の植物で、なんとトウガラシの仲間だったんです。実は緑色のピーマンは、未熟な状態で収穫されたもの。完熟するとカプサイシンの赤い色素が増えて赤ピーマンになります。カプサイシンと聞くと、トウガラシをイメージしますね。これがトウガラシの仲間の理由です。
ピーマンの全国の生産量を見てみると、茨城県、宮崎県、高知県と続き、夏から秋にかけて茨城県産が、春から冬にかけては、宮崎県と高知県産がスーパーで出回るようになります。
◆ピーマンの歴史
ポーマンの原産地は中南米の熱帯地方。18世紀にアメリカでベル型の大きなピーマンが生産されるようになりました。日本へは明治時代にアメリカから伝わり、終戦後には中型のピーマンが食卓に並ぶようになりました。
ちなみにピーマンは英語で、「green pepper」といい、ピーマンはカタカナ英語なので要注意! ピーは「pee」という小便の意味なので、間違って使うと恥ずかしい思いをするかも…。
◆ピーマンの栄養
ピーマンは、ビタミンCとβ-カロテンが豊富。ビタミンCは風邪予防や疲労回復、肌荒れ、β-カロテンは粘膜を健康に保ち、ガン予防・抑制、美肌効果が期待できます。また、ピーマンは組織が丈夫で、加熱してもビタミンCがほとんど壊れずに食べられます。
◆ピーマンの選び方
ピーマンは、色が鮮やかでツヤがあり、色合いが均一。ハリがあって、重みを感じるものを選びましょう。色とハリと重さに注目です。
また、保存方法は、乾燥しないようにビニール袋に入れて、野菜室へ。新鮮なものは一週間ほど保存できます。冷凍保存は食感や味を損ねるので控えた方がベターです。
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ピーマンの花から歴史、栄養、選び方まで紹介しました。ピーマンはピーマンの肉詰めや、ベーコン巻き、青椒肉絲など食感も楽しめるレシピがいっぱい! さまざまな調理法でピーマンを味わってみてください。
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