INIをまとめるリーダー・木村柾哉さんについて
本誌ではグループでの11人の役割についてインタビューしています。このWEB記事では、リーダーの木村柾哉さんについて、INIというチームについて、さらにメンバーの個性が分かる掲載しきれなかったエピソードを、対談形式で公開します。
――木村さんは、みんなにとってもやっぱりリーダー?
佐野:圧倒的リーダーですね。
松田:負けず嫌い担当でもいいかも。
池﨑:あぁ〜そうだね。
木村:えぇ、俺そんなに負けず嫌いじゃないと思うけど。
藤牧:いいや、負けず嫌いだね。
後藤:いいことやね。あとはお母さん担当やね。
池﨑:お母さんだね。で、(西)洸人がお父さんね。
田島:うんうん、お父さんとお母さんって感じ。
木村:絶対に西とは結婚しないと思いますけどね。
西:え、俺振られた(笑)?
全員:(笑)
佐野:あと(木村)柾哉くんは結構謎なところもあって。メンバーが部屋で何やっているかってある程度想像できるんですけど、柾哉くんだけほんまに想像できない。部屋で何してるんやろ?
木村:(ニヤニヤしながら)何してるでしょー?
全員:うわっ! こわっ(笑)!
――最近の木村さんを教えて!
佐野:移動時間には自分だけじゃなくて全員のダンス動画をみて、ひとりひとりに「もうちょっとこうした方がいいんじゃないかな」って細かくアドバイスくれます。24時間、自分の時間をグループのために使ってくれています。INIの親みたいな感じですね。
尾崎:僕から見ると、最近、柾哉くんは子供な部分が出てきていますね。突然「うぇーい!」ってこちょこちょみたいのをやってきて、かまってちゃんが爆発してる。
松田:前はそんなことしなかったからびっくりしたけど、嬉しいよね。
池﨑:嬉しい嬉しい。
佐野:この年齢じゃやらないことをやってくるんですよ。僕が座ろうとすると、必ず指がお尻に刺さる遊びをしてくるし。
木村:リーダーっぽくないエピソード! でも、いい感じに素が出てきてコミュニケーションが上手にとれている例なのかなと思います。
許:本当に優しくていいリーダーだと思います。優しすぎて、前は自分を出せていない様子があったけれど、最近はプライベートでも結構木村くんとよく話し合っていて…
松田:急に木村くん(笑)!
田島:いつも柾哉なのに(笑)。
許:(少し照れながら)ふふふ。実は結構、繊細な人なんだなって気づきました。だから最近は素の姿を僕たちに見せてくれて、嬉しいです。
――木村さんはリーダーとして重圧を感じる?
木村:感じることはありますが、グループ活動をしていたら当たり前だと思うので、割り切っています。
松田:すごい!
田島:僕は、そういう柾哉くんを見て、自分は何ができるか悩んでいたんですけど、今はリーダーとか関係なく、できることや思ったことは行動していこうと心がけています。
尾崎:それこそ、ダンスとボーカルを分けて教え合っているし、チームとして全員が支え合っているなと思いますね。
田島:独走していない、すごく協調性のあるリーダーなんですよ。
許:みんなの希望を汲んでくれるんだよね。
木村:僕はゴミを片付けて整理整頓をするくらいで、リーダーらしいことをしている意識はないんです。支えようとしてくれるみんなの気持ちが伝わってきて、いろんな意見を言ってくれることがありがたい。その意見に沿って練習を進めることもできるから、みんながいてくれるととてもやりやすく、すごく居心地がいいです。
木村さん以外のメンバーにも聞いた“チーム”としてのINI
――INIってどんなチーム?
尾崎:最高ですね。最高っすよ本当に。
全員:(答えるの)はやっ(笑)!
田島:どこが最高?
尾崎:バランスがいいじゃないですか。INIって正直プライドとこだわりが強い人が多いんですよ。だからこそ、協調性のあるリーダーがいることによって個性が消えない。もしこれがあまり意見を言わないタイプのメンバーなら、柾哉くんは引っ張っていかなきゃいけなくなると思うんですけど、意見を言う人がいっぱいいるので、持ちつ持たれつというか。目立ちたがりが多いだけかもしれないけど(笑)。
松田:それは、あるね(笑)。
――11人で意見が割れるときの解決法は?
佐野:全員が意見を出してみんなが納得するまで、とことんすり合わせて行きます。だから喧嘩はまったくないですね。
髙塚:喧嘩どころか、すごく助けられています。僕は、韓国合宿で新しい生活に慣れなくて、精神的に参ってしまったときがあって。みんなで円になって話し合っているときに、ひとり泣いてしまったことがあったんです。その後、みんなは練習終わりに声をかけてくれたり、LINEや電話をくれたりしました。メンバーの温かさを知って、それがすごい力になりました。
後藤:本気で心配したよ。
池﨑:自暴自棄っぽい感じだったもんね。
田島:俺、塩対応されたもん(笑)。
松田:はははは(爆笑)!
髙塚:ごめーん。でも本当にありがとう。
田島:全然大丈夫だよーん。
佐野:でも(髙塚)大夢、すぐにちゃんと立ち直っていましたよ。
田島:ね、本当によかった。
佐野:僕も韓国合宿でダンスについていけなくて、思い詰めてしまったときがあって……。休み時間にひとりで練習していたら、自分も休憩したいはずなのにわざわざ西くんが来てくれて、たくさんアドバイスをくれたんです。それだけじゃなく、僕が不安そうな顔をしているのを見て、「大丈夫、大丈夫」って言って抱きしめてくれて、僕はめっちゃ泣いちゃって。そしたら西くんが「俺らは仲間とかそういうレベルじゃなくて、家族だし、これから一生一緒なんだから気使うなよ」って言ってくれたんです。
西:本当は休みたかったけどね。
尾崎:ツンデレなんだから〜(笑)。
佐野:僕だけじゃなくて、西くんは他のメンバーにもそういう熱いことを言ってくれるので、助けられたメンバーはたくさんいるんじゃないかな。
――西さんに助けられた人?
全員:(しーーん)
西:え、待って、全然おらんやん(笑)! 今の雰囲気、全員手上げるところじゃん(笑)!
尾崎:うそうそ、俺はちゃんと助けられていますよ。
田島:ね、それこそ本当にみんなじゃない?
松田:僕、(デビューシングルの楽曲のひとつ)『Cardio』の振り付けが全然ついていけなかったんですけど、レッスンが終わった後も、ずっと洸人くんと柾哉くんができるまでついていてくれて。歌で悩んだときは、京ちゃん(藤牧)、たくみん(尾崎)、大夢くんのボーカル3人にずっと教えてもらいました。僕が誰かを支えられているかはわからないですけど、これまでメンバーにたくさん支えてもらって、僕はみんなのおかげで頑張ることができたなって思います。
後編へ続く
→メンバーへの不満を暴露!?
→先日開催されたオンライントーク会、直前のメンバーの心境は?
◆INIとは?
韓国発のアイドルオーディション番組『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』で“国民プロデューサー”によって選ばれた11人組グローバルボーイズグループ。グループ名には“11人の僕たち(私:I)があなた(I)と繋がり合う(Network)”という意味が込められている。ファンネームは「MINI」。
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