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LIFESTYLE

2022.01.04

【板垣李光人インタビュー】年上の女性の説得力や余裕に憧れます。ドラマ『シジュウカラ』

2021年、唯一無二の美しさと演技力で、一躍注目を集めた俳優・板垣李光人さん。2022年最初の作品は、18歳年上との不倫愛を描いたドラマ『シジュウカラ』(テレビ東京系)に決定! 金曜深夜に見せる、彼の新しい魅力に迫ります。

何かを抱えている役、難しい役ほど、やりがいがある

板垣李光人さんがこれまで演じてきた役は、「心の奥に何かを抱えている役」が特徴的でした。心を閉ざしている人物だったり、コミュニケーションが苦手な人だったり。と同時に、その繊細さを表現できるのが、板垣さんの強みでもあります。

「とても難しいけれど、僕にとっては“何かを抱えている”複雑な役ほど、楽しいし、俳優としてのやりがいを感じます。特に、負の感情を表現するのは、別人になったようで面白い。そこに今回は“復讐心”という感情が加わって、どう表に出していくか。新しい挑戦であり、不安もあるけれど…。いざ始まったら、『ええい、ままよ!』という感じで乗り切ります」

板垣さんが言う「復讐心」とは、1月から始まるドラマ『シジュウカラ』で、板垣さん演じる22歳の青年・千秋が抱く感情。恋愛相手は、18歳年上で漫画家の綿貫忍(山口紗弥加)。過去の複雑な人間関係や、夫婦関係が絡み合って、ラブストーリーではおさまりきらない、“濃い”展開が見ものです。

「僕自身は、千秋のような復讐心も、ハニートラップをかける勇気も、もちあわせてはいません。いや、あったとしても言わないです(笑)。だから千秋と僕、似ているところは少ない… かな。千秋は料理が上手だけど、僕はそこまでじゃないですし。共通しているのは、絵を描くのが得意なところくらい。けれど見方を変えれば、千秋がもつ表裏の感情や、あざとさみたいなものは、多かれ少なかれ、誰にもあるものかもしれません。ひょっとしたら、僕にも…?」

早く30代になりたい

ドラマの中では、年上女性がドキっとするセリフもたくさん。これをさらりと演技する板垣さんは、「年上の女性」をどうとらえているのでしょうか。

「年齢を重ねた人の説得力は、とっても大きいと思います。生きてきたぶん、酸いも甘いもかみわけてきたことは、説得力や余裕として映ります。年齢をネガティブに捉える人もいるかもしれないけれど、僕からしたらすごく憧れるところです。

という僕は今年ようやく20歳。10代でやれることはやり尽くしたので、お酒を飲めるようになるくらいで、ほかはあまり変化がなさそうな気もします。それより、もっと歳を重ねて、30歳に、いやできれば40代に、早くなりたい。以前からずっとそう思ってきました。10年後、20年後、説得力を身につけて、経験を盾にして、周囲にわがまま言って(笑)、もっとやりたいことをやってみたいと思います」

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ラスト30秒のおまけQ&A

Q. 天職だなと思うときは?

A. まさに… 今、ですかね。

Q. もしも自分が漫画を格としたら?

A. 難しいな〜。ふだん絵を描いていても、ヒーヒー言ってるのに、漫画となったらストーリー考えて、キャラクターをつくって、連載して…。それをやっている漫画家さんは、尊敬します。とても、真似できるものではないけれど、自分がつくるなら、『呪術廻戦』みたいな感じが好きかな。

※子育て世代へのメッセージ、ドラマの見どころはweb Domaniで。こちらもあわせてチェック!

撮影/望月みちか スタイリスト/稲垣友斗(TRON) ヘア&メイク/KATO(TRON)
構成/南 ゆかり

ドラマ24『シジュウカラ』

©「シジュウカラ」製作委員会

ドラマ24『シジュウカラ』テレビ東京系列
2022年1月7日スタート。毎週金曜深夜0時12分〜

アシスタント歴20年を超えて夢を諦めた売れない漫画家・綿貫忍(39)は、たくさんの思いを東京に残し地元に戻って筆を置いた。だが皮肉にもその直後、昔描いた人気薄だった自作が電子書籍でバカ売れする。そして「これが最後」だと、再度本気で漫画と向き合うことに。そんな中出会ったアシスタントは、橘千秋(22)という美しい青年だった…。

自分をひとりの女性として、何より漫画家として敬意をもって接してくれる千秋に、忘れていたときめきを感じ始める忍。ところが“不自然にも”、千秋も忍へ妙なアプローチをかけてくる。そしてそんな千秋と交流する内に、忍の中に積み重なっていたある種の歪みが顕在化してくるのだった…。漫画家・綿貫忍役は山口紗弥加、橘千秋役が板垣李光人。

▲こちらは、忍と出会ってから5年後、28歳になった千秋。これまでの役とは異なる、大人ぽい板垣さんもお楽しみに!

公式ホームページ
公式Twitter

俳優 板垣李光人(いたがき・りひと)

2002年生まれ。大河ドラマ『花燃ゆ』(NHK、15年)、『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日、18年)、『神酒クリニックで乾杯を』(BSテレ東、19年)出演。2020年『約束のネバーランド』(平川雄一朗監督)でメインキャストとなるノーマンを演じる。同年、1st写真集『Rihito 18』(SDP)を発表。『ここは今から倫理です』、大河ドラマ『青天を衝け』(共にNHK、21年)出演。同年『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。』(日本テレビ・読売テレビ)でドラマ初主演。雑誌『Cancam』ではメイクの連載を担当。


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