サステナブルなモノづくりを重視した【ECブランド】4選
地球環境に目を向ける意識がますます増加! オンラインを主軸とするECブランドとサステナビリティの親和性は高く、そこにファッション性をうまく融合させた新ブランドが続々と登場しているんです。4つのブランドの取り組み内容と併せてご紹介します。
1|blue serge(ブルーサージ)
細部までSDGsを意識したモノづくりに注目!
「上質な素材を使用しながら、求めやすい価格であることにこだわり、シーンレス、シーズンレス、エイジレス、ジェンダーレスな服づくりを意識。と、同時に廃棄物やデッドストック素材をアップサイクルしたり、商品企画に必要な資料を福祉施設の方に作成してもらったり… と多角的な視点で、取り巻く周囲の環境も大切にしています!」(ブランドデザイナー・羽田泰代さん)
(上)デッドストック素材を使用し、地球温暖化に配慮したアップサイクル。シアー感があって軽やか。
スカート¥9,900
(中)高密度に織られた綿ツイルデッドストック素材を採用。ドロップショルダーでゆったりとしたフォルムなので、パートナーとシェアして着られるのもいい!
コート[共布ベルト付き]¥19,910
(下)肌触りがよく、やわらかいユーカリを使ったエシカル素材。スリットが入っていて、サンダルからブーツまでいろんな靴を合わせやすい。
スカート¥7,900
以上全て、ブルーサージ
2|O0u(オー・ゼロ・ユー)
ナチュラルでいて高品質なアイテムぞろい
「天然素材やリサイクル素材をファブリックに使用して、オーバーシルエットで締めつけのないデザインやユニセックスアイテムを多数ラインナップ。CO2排出量、水使用量、温暖化・水不足・資源枯渇・水質汚染への貢献度などがサイトの全商品ページに記載されていて、できていることも、まだできていないことも包み隠さずオープンにしているブランドです」(ブランドプレス・谷津りえこさん)
(左上)シルキータッチで心地いい着用感。
ワンピース¥9,900
(右上)オーガニックコットンのリブ素材を使用したカップ付きタンク。内側の胸当て部分も肌触りの優しいオーガニック天竺を使用。
タンクトップ¥3,900
(中)トルコのオーガニックデニムを、国内有数のデニムの産地・岡山で加工している。
デニムパンツ¥13,900
(左下)超長綿で超高密度のブロード生地を織り、丈夫でシワになりにくく、光沢のある上質仕上げに。
シャツ¥8,900
以上全て、オー・ゼロ・ユー カスタマーセンター〈オー・ゼロ・ユー〉
3|EQUALAND – TRUST AND INTIMATE -(イコーランド – トラスト アンド インティメイト -)
「天然素材の優しいリラックス感が強み。日本古来の素材、そして生産者を大切にという想いのもと、エコフレンドリーでつくられた〝大人の日常着〟がテーマ。オーガニックコットンワッフル、シルクジャージーなど天然素材で洋服を製作しています。また、つくり手や買い手、地球環境に負担の少ない〝完全受注生産〟をベースにし、余剰在庫問題にも積極的に取り組んでいます」(ブランドディレクター・安部真理子さん)
(左上)洗濯機はもちろん、乾燥機まで使える独自の製法でつくられた一枚。
カットソー¥29,700
(右上)18種類のアミノ酸を含むたんぱく質からなる、肌に最も近い天然繊維のシルク素材。
スカート¥33,000
(左下)コールドプレスジュースの搾り果実や流通に乗らなかった食材などを用いたボタニカル・ダイを
採用。
スカート¥24,200
(下)オーガニックのクワで丁寧に育てたカイコの繭を使用。
カットソー¥27,500
以上全て、イコーランド シブヤ〈イコーランド – トラスト アンド インティメイト – 〉
4|WRINN(リン)
CO2を削減しながら品質を高める
「土に還る繊維や、ペットボトルなどをリサイクルした繊維、土壌に優しいオーガニックコットンを積極的に取り入れています。そのコットンを使用することにより発展途上国に寄付をしたり、フェアトレードをサポートするプロジェクトを行っている生地を使用しているのも特徴。余剰在庫を減らすために、セールは一切行わない方針です」(ブランドデザイナー・川島幸美さん)
(右上)天然繊維にこだわった、ウール100%の糸で編まれたロングカーデ。ボタンを閉めるとワンピのように着ることもできる。
カーディガン¥28,600
(左上)木材パルプを溶剤で溶かし、糸にして紡いだテンセル素材を使用。バックリボンになっていて、女らしい後ろ姿に。
ワンピース¥26,400
(右下)カーディガン同様、ウール100%の糸で編んでいる。
ニット¥15,400
(下)トレーサビリティがわかる認証の取れたオーガニックコットンを使用。
カットソー¥8,800
以上全て、オーク〈WRINN〉
◆この特集で使用した商品の価格はすべて、税込価格です。
2021年Oggi10月号「今、ECブランドに頼らないのはもったいない!」より
撮影/魚地武大(TENT) スタイリスト/川上さやか 構成/大椙麻未
再構成/Oggi.jp編集部