蒼井翔太にとっての〝美〟とは… 自分の気持ちを満たしてくれるもの
圧倒的な美しさを誇る唯一無二の中性的な声とビジュアルで、男性声優界においてひときわ個性的に輝く蒼井翔太さん。男性から女性まで演じきる美しいハイトーンボイスはもちろん、透明感と華やぎにあふれたビジュアルの美しさも常に話題を呼んでいます。そんな蒼井さんの〝美の秘密〟、Oggiにたっぷりと教えていただきました! 本誌には掲載していない、Oggi.jpだけの未公開ポートレート&インタビューをお楽しみください♡
▲Oggi.jpだけの未公開ポートレートも♡
「大の美容好きで、日頃からスキンケアなども自分なりに追求している」という蒼井さん。〝美〟へのこだわり、探究心を強く持っていらっしゃるイメージですが… そもそも、蒼井さんにとって〝美〟とはどんな存在なのでしょう?
「毎日を楽しく生きるための欲求のひとつなのかなって思います。人間には〝三大欲求〟があるじゃないですか。あの3つの欲求に続く、4番目の欲求とでもいうのかな。美しくいられると、それだけで気分が高揚する。なんだか気持ちが満たされますよね!」
と三大欲求に〝美欲〟を加えてしまうほど、美への関心が高い蒼井さん。日常のいたるところで、美しくあるためのこだわりを持っていそうです。たとえば食事やスキンケア、ヘアメイク… さまざまなカテゴリにおいて、どのような〝美のマイルール〟があるのでしょうか。ひとつずつお答えいただきました!
無理はしない! 食事は約3日〜1週間のトータルバランスで考える
▲写真のクールな表情からは想像できない熱いトークからも、蒼井さんの美容好きな想いが伝わってきました。
「食事については、ストレスをためないようにしつつ、3日から1週間くらいのスパンでのトータルバランスを考えるようにしています。食べたくて仕方がないものがあるときは、その気持ちを無理に抑え込みすぎないことが大事。どうしても食べたい! と思ったときは、素直に食べちゃいますね。
ちなみに、自分でいちばん作っている大好物はオムライス。〝美〟と〝オムライス〟って、特に結びつくものじゃないと思うんですけど(苦笑)、それでもオムライスが食べたいときは食べるし、焼肉が食べたいときはもちろん焼肉も食べる。でも、ただ食べっぱなしなわけではないですよ! 好きなものを美味しくいただいたことを自分への〝ご褒美〟にして、次に食べたい欲求がくるまではヘルシーな食生活を心がけるようにしています」
無理なく、美味しく食事を楽しむ。それが蒼井さんの〝食のルール〟なんですね?
「そう! 罪悪感もストレスもためないように。ちゃんと食を楽しむ気持ちも大切ですよね」
スキンケアは〝継続〟と〝優しい保湿〟がモットー!
続いて蒼井さんが教えてくださったのが、スキンケアのお話。潤いと輝きに満ちている蒼井さんの肌の美しさ… 写真からも伝わりますでしょうか? この美肌の秘密、聞かずにはいられません!
▲透き通るように美しく、かつ内側から発光しているようなツヤ肌… 憧れます!
「20代後半や30代前半なら、ドラッグストアなどで購入できるお手頃価格のスキンケアアイテムでも十分なんじゃないか、と思っています。何を使うかより、丁寧なお手入れを続けているかどうかのほうが大事。もちろん、お高い〝いいもの〟を使うのは悪いことじゃありませんよ。でも、それを毎日継続しなくちゃ意味がない!」
背伸びをしてスペシャルケアを一時的にだけするよりも、地に足のついたアイテムで毎日丁寧にケアを続けていくほうが長期的なスパンで肌に効くと説く蒼井さん。
「俗に言う〝いいもの〟って目に見える即効性がすごいから、その効果や結果に甘えてしまいがちなんですよね。逆に、お手頃なものを使った地道なケアの効果は、今すぐには現れないかもしれない。でもコツコツ続けることで数年後にちゃんと結果が見えてくる。何年後かの未来の自分につながる小さな積み重ねを大事にしてあげたいなと思うんです」
ちなみに、どのようにスキンケアをされているんでしょう?
「刺激を与えず、優しく保湿してあげる! とにかくコレですね。ひと昔前に、肌をパタパタと軽く叩くパッティングが流行ったと思うんですけど、僕は絶対にやらないです。というか、やっちゃダメ! できるだけ刺激を与えず、化粧水などをつけた手のひらをゆっくりじっくり吸い付くように肌に当てて、潤いを優しく入れ込んであげる。しっかり浸透させるには、まず外出時に肌ついてしまったゴミをしっかり取り除く必要があるので、クレンジングもおろそかにしないこと!」
と熱く語る蒼井さん、バスタイム中にクレンジングをするのが好きなのだそう。
「蒸気で毛穴が開いているから汚れをしっかり落とせるし、お風呂に入りながらすることでケアを面倒に感じないのがいいんです。これも〝継続〟するための大事なポイントですね」
そう話しつつ、身振り手振りをまじえながらケア方法を見せてくださったのですが…
「イソフラボンが配合された大豆系の化粧水を使うことが多いんですけど、これをね、髪の毛の生え際までつけます!」
と、想像以上に〝広範囲〟なスキンケアに取材スタッフは思わずびっくり!
「もみあげなどにもしっかりとつけるように心がけています。ここまで肌ですからね」
「僕、ケチなので!(笑)」ボディケアは、もったいない精神で
「スキンケアの最後には、美容液や美容クリームでお顔にフタをしますよね。僕は、その流れでボディケアをすることも多いんですよ」
と話題はスキンケアからボディケアへ。わずかに手に残ったフェイス用の美容液やクリームを、そのままボディケアに活用するのも〝蒼井流〟なのだそう。
「僕、ケチなんですよ、ただのケチ話だと思って聞いてください(笑)。手に残った美容液やクリームを精製水でゆるめて、顔をケアするのと同じ要領で、首や肩、デコルテや手首にも塗り込みます。だって、美容成分がたっぷりつまっているんだから再利用しなくちゃもったいない! もったいない精神で自分をキレイにしてあげるようにしています」
こだわりのつまったメイク。最近のマイブームはオーバーリップ!
ヘアメイクに関しては、『こんな顔になりたい!』という理想を追求し、骨格まで含めて自分の顔について研究に研究を重ねたという蒼井さん。
▲地道に研究を続け、自分の美しさを突き詰めていく… 〝努力の積み重ね〟が、華やかな美しさを生み出していました。
「たとえば二重のラインも、目のまわりの骨のくぼみや目の形によってどうメイクすべきか変わってくる。だから、顔の骨を触りながらどうするのがベストなのか日々追求です。今、ハマっているのが〝唇のかたち〟のとりかた。ぽてっとしている色っぽいリップに憧れているので、実際の唇よりもオーバー気味にラインをとるようにしているんですが、リップライナーで唇のラインを描くと女性っぽさが強くなりすぎてしまって…」
と悩んだ結果、自分らしいリップバランスを実現させるために活用しているのは、リップライナーではなく〝指〟なのだそう。
「あえてライナーは使わず、指で境目をぼかすようにしながらオーバーリップのラインをとるようにしています。そうすることで、僕の顔にもちょうどよくなじむ自然なラインに仕上がるんですよ!」
常識にとらわれず、あくまでも〝自分に合う〟ものを見極める蒼井さんらしいメイク術を教えてくださいました。
頑張っても上手くいかない… そんなときこそ、頑張りすぎない。〝美〟の一番の敵はストレス!
「ここまでお話したようなことをどれだけ頑張ってもコンディションが悪いときってありますよね。食事も気をつけている、スキンケアもボディケアも丁寧にしている、メイクだってちゃんとしている…『それなのにどうして!?』と感じてしまう、どうしようもないとき。その原因って、絶対にストレスだと思うんです。頑張ることも大事。だけど、それ以上にストレスをためないよう心がけています」
▲帰宅後、自宅で深呼吸をして心を落ち着かせることもストレス解消法のひとつ。マスク生活で無意識的に呼吸が浅くなっている今、ゆっくり呼吸する時間も大切に。
食生活についてのお話の中でも「罪悪感をためない、ストレスをためない」とおっしゃっていた蒼井さん。確かに、せっかくの頑張りが自分を苦しめてしまっては意味がないですよね。
「〝美〟の一番の敵はストレス! これは自分自身でも実感していることです。ケアもメイクも食事も、大事にすべきポイントはたくさんあるけど、大前提はノンストレスであること。それがキレイを保つために何より大切なんじゃないかなって思います」
様々な観点から、出し惜しみなく美の秘密を教えてくださった蒼井さん。次回のインタビュー記事では、そんな蒼井さんが自身の〝好き〟を詰め込んでプロデュースしたアクセサリーについて語ります! スペシャルインタビューvol.2もお楽しみに♡
声優・蒼井翔太(あおい しょうた)
8月11日生まれ。2011年、声優デビュー。主な出演作に『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズの美風 藍役など。また、2013年アーティストデビュー。7月に13thシングルを発売予定。舞台、ドラマなど俳優としての活躍も目覚ましい。
撮影/中田陽子(MAETTICO) スタイリスト/石山貴文 ヘア&メイク/山本隆太 構成/旧井菜月、福本絵里香