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LIFESTYLE

2021.04.21

読書家の母に勧められた、心に重く響く一冊 〈Oggi専属読者モデル 大枝千鶴〉

文学を愛するOggi専属読者モデル オッジェンヌ 大枝千鶴さんがオススメ本をご紹介。今回は「癌になった著者が、読者の人生相談に回答する」本をご紹介。

オッジェンヌ・大枝千鶴さんおすすめ!
癌になった写真家に寄せられる、人生相談の本

Oggi専属読者モデル オッジェンヌ 大枝千鶴さん
34歳・IT関連企業勤務。週末には2~3時間カフェに籠もって読書を楽しむ、生粋の“活字フェチ”。

『他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。#なんで僕に聞くんだろう。』(幻冬舎)著・幡野広志

「『思わずクスッと笑ってしまう毒舌な言い回しと、筆者の深いコメントが印象的だからぜひ読んでみて』と読書家の母にすすめられて手に取りました。癌を患った写真家の幡野広志さんが、読者の人生相談に回答するという内容。掲載されている読者のお悩みに対する筆者の回答が本質的すぎて、何度もハッとさせられました。

特に心に重く響いたのは、筆者自身の体験を語った部分です。『病気になって「あなたのために」といってきた人が100人以上いたけれどそういう人たちって本当はみんな「自分のために」なんです、僕のためを思ってくれる人って僕のやりたいことを応援してくれる人。これは似ているようで全然違う』

友人の結婚出産ラッシュを素直に喜べないというアラサーあるあるの悩みから、孫ハラ、不妊治療などのテーマまで。筆者の回答の中に、心を強くするヒントがちりばめられている本でした」(大枝さん)

2021年Oggi5月号「月刊オッジェンヌ」より
構成/篠﨑 舞
再構成/Oggi.jp編集部


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