1|大好きな黒ボトムには、鋭角な肌見せでシャープな抜けを
「オールシーズン黒いボトムが多い私にとって、足元は印象を左右する最重要パーツ。低い身長に少しでも丸みのある靴を合わせるとすごくもっさりしてしまうんです。そこで大事にしているのが『鋭角な抜け』をつくるというルール。難しいかなと思っていた旬の甲深フラットもサイドの切り込みが効いた一足なら、ぎゅっと詰まった感じも出ず、バランスよく魅せてくれます」(Oggiスタイリスト 川上さやかさん)
SHOES:LEMAIRE
OUTER:MUSE de Deuxième Classe
KNIT:UNIQLO and JW ANDERSON
T-SHIRT:Uniqlo U
PANTS:Theory
BAG:BURBERRY
PIERCED EARRINGS:Enasoluna
NECKLACE:SOPHIE BUHAI
RING:hum,MARIE-HÉLÈNE DE TAILLAC
2|Sサイズにはポインテッド&くびれタイプのブーツが結局使える!
「スクエアトゥや太い筒型のブーツがトレンドではありますが… 身長155cmの私が履くとぼてっとしてしまい、着られる服が限定されてしまうんです。おまけに足のサイズが22.5cmと小さいこともあり、やっぱり足元はシュッと見せるバランスが必要なんだなということを改めて認識。それからはポインテッド&細身一択! ヒールも、後ろ姿がすっきり見える細いものが好みです」(Oggiスタイリスト 渡辺智佳さん)
BOOTS:BRENTA
KNIT:Lâchement
SHIRT:FRAMe WORK
DENIM PANTS:MOTHER
BAG:ATP ATELIER
PIERCED EARRINGS:TASAKI
NECKLACE:Adawat’n Tuareg
BRACELET:HERMÈS
RING:BLANC IRIS
3|きれいめ服にレースアップブーツで脱・コンサバ!
「身長が168cmあり、ヒールのある靴を合わせると圧迫感を与えてしまう気がして…。なので私の足元はフラットが定番。バレエシューズ的な女っぽいものやスニーカーのようなカジュアルなものが気分ではない今、メンズライクなレースアップブーツをメインに愛用中。思いっきりロングなスカートからチラッと見える、そのバランスが気に入っています」(Oggiスタイリスト 高木千智さん)
BOOTS:Adieu
JACKET:VINTAGE
SHIRT:ATON
KNIT:MUJI
SKIRT:ATON
BAG:Dries Van Noten
PIERCED EARRINGS:AFTER SHAVE CLUB
4|重くなりがちな冬は、白スニーカーでヘルシーに抜く!
「冬は色も素材もつい重たくなりがち。そんなときは足元に少量の『白』を足して、全体の重量感を調整しています。最近はフレンチライクに履けるローテクスニーカーがお気に入り。アイテム自体がヘルシーなので、ほかにスポーティな要素を入れないのがこだわりです。ニットの下から白Tをのぞかせれば、靴とリンクして、コーディネートのまとまりもよくなります」(Oggiスタイリスト 兵藤千尋さん)
SNEAKERS:KARHU
OUTER:HYKE
KNIT:TRADITIONAL IRISH CLANS
T-SHIRT:SLOANE
PANTS:Steven Alan
BAG:JIL SANDER
PIERCED EARRINGS:petite robe noire
5|甘いワンピースは、くしゅくしゅソックスでカジュアルダウン
「冬はパンツよりもインにいっぱい着込める、ワンピース&スカート派。そのときの足元は、できるだけ抜けをつくらず重めに仕上げるのが私流です。ブーツ合わせが鉄板ですが、春夏の展示会でソックスを合わせるスタイリングをよく見かけたので冬から先取り。そうすると、フェミニンな服が適度にカジュアルダウンされて、大人にちょうどいいバランスに仕上がるんです」(Oggiスタイリスト 縄田恵里さん)
SOCKS:Pantherella
SHOES:REBECCA BALDUCCI
OUTER:JEANPAULKNOTT
CARDIGAN:Drawer
ONE-PIECE:HERITANOVUM
BAG:GLOBE-TROTTER
PIERCED EARRINGS:MARIHA
BRACELET:CELINE
2021年Oggi3月号「Oggiスタイリストの小物センスを磨くワザ36」より
撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/桑野康成(ilumini./縄田さん、川上さん、兵藤さん分)、小松胡桃(ROI/渡辺さん、高木さん分) 構成/大椙麻未、福本絵里香
再構成/Oggi.jp編集部