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LIFESTYLE

2021.03.05

ミュージカル『GHOST』出演の咲妃みゆさんに宝塚時代の同期・力丸莉帆が直撃!

大ヒット映画をミュージカルに落とし込んだ『GHOST』の再演が決定。ヒロインのモリーを演じる咲妃みゆさんに、Oggi専属読者モデル・オッジェンヌの力丸莉帆さんがインタビュー。ふたりは宝塚歌劇団で同期だった間柄。気心知れた関係性ゆえ、とても盛り上がるインタビューに。あんなこんな、プライベートの出来事までたくさん話してくれました!

2度目のミュージカル『GHOST』。ヒロインを演じる咲妃みゆさんは、元宝塚歌劇団トップ娘役を務めた実力者!

3月5日に幕を開けるミュージカル『GHOST』。2018年に日本初演、今回は再演となります。初演に続きヒロインのモリーを演じるのは、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の咲妃みゆさん(桜井玲香さんとのダブルキャスト)。

実は咲妃さん、Oggi専属読者モデルの力丸莉帆さんとタカラヅカ時代の同期。厳しい研鑽の日々を共に過ごした「同期」は、特別であると言われています。そんなふたりの本音トークをお届けします!

がむしゃらだった初演時より冷静な気持ちで向き合えているのは、成長できた証なのかも

力丸さん:ゆうみ(咲妃さん)は2017年に歌劇団を退団して、その後舞台の道に進みましたが、どうしてその道を選んだの?

咲妃さん:莉帆(力丸さん)はよく知っていると思うけど、私は演じることがとても好きなんです。歌劇団は卒業すると決めたけれど、「演じる」という仕事はずっと続けていきたいなと心の中で思っていて、目標のひとつでした。お芝居は好きですが、好きと得意は必ずしもイコールではないから…、毎作品、壁に突き当たっています。もがく中で少しずつでも成長していけたらいいなと思います。

力丸さん:『ゴースト』の初演の時もモリー役だったじゃない? とっても観に行きたかったのに私はタカラヅカに在団していてタイミングが合わなくて。だから今回はとても楽しみです。現役時代、お稽古教室の隣が雪組さんで、ゆうみが役に入り込んで練習しているのを何度も見かけたよ。それこそ休憩中も。

咲妃さん:えー、休憩中も!? 私は目先のことに集中しないと前に進めない性分だから、没入しているように見えるのかな。あがいていたね。

力丸さん:前回の『ゴースト』は歌劇団退団後の初めての舞台仕事だったと思うのですが、それから2年半経っての再演。自分で「成長したな」と感じることはある?

咲妃さん:今、お稽古の真っ最中ですが、演出家のダレン・ヤップさんが今回は来日できなくてリモートでお稽古に参加してくださっているの。でき上がったシーンを見ていただいた時にひと言、「ゆうみが本当に大人になった」と言ってくださったことは純粋にうれしかったです。「初演から今日に至るまでに成長したんだね」と感慨深げに話してくださって。変化して、再演を迎えられるんじゃないかなと思っています。

力丸さん:わー、ますます初演の時に観ておきたかったなぁ…。

咲妃さん:初演時は、いろいろなことが初めてづくしだった。ダブルキャストとして関わることも初めてで、すべてが手探りで…。「がむしゃら」という言葉がここまで合うことはないだろうというくらいの状態だったの。今回はもう少し冷静に作品を見られているかな。あの頃より少しは視野が広がったかな、という状態でお稽古に向き合えています。自分の目標としては、一生懸命でありながら芯が強くて自立した「モリー」という大人の女性の生き方をもっと追求していきたいです。

力丸さん:初演時と同じ役だけど、感じ方は変わりますか?

咲妃さん:根本は変わらないけど、セリフの発し方やちょっとした間の取り方などが全然違うと感じることもあります。自分以外のキャストさんが言葉を発した時に内面で湧き上がる感情も違ったりします。いろんな変化が起きていて、今とても楽しい。今回から加わったキャストさんもいらっしゃるので、新鮮な刺激をたくさんいただいている毎日です。

力丸さん:幕が開くのが本当に待ち遠しいね。『ゴースト』では、モリーの恋人のサムが亡くなっちゃうじゃない? もし愛する人が突然いなくなってしまったら、ゆうみはどうなると思いますか?

咲妃さん:うーん、1回心が死んじゃうんじゃないかと思います。死ぬという言葉を安易に使うのはよくないと思うけれど、今、その言葉がパッと浮かんだから。そこから立ち直らせるのは自分にしかできない、とても壮絶な道のりだと思います。起こってほしくないことですが、誰かの死も自分の死も必ず起こることだから。この作品をお届けするにあたって、「生」と「死」は考えざるを得なくて、すぐそばにあることなんだなと改めて思います。

力丸さん:特に今みたいな世の中の状況だと意識しちゃうよね。

咲妃さん:そうなの。テーブルワークという、みんなで意見を交わし合う場があるんだけど、そこで、今の状況でこの作品をお届けする意味はなんなのかとよく話題に上がります。毎週PCR検査を受けながら、口元を覆ってお芝居や歌のお稽古しているよ。マスクをした状態に体が慣れてしまうのもよくないから、本番のイメージをしっかり持ちつつ、許される状況の中で頑張っています。

力丸さん:お客さまにも安心な状態で観ていただきたいよね。ちなみに、『ゴースト』のゆうみ的見どころはどこですか?

咲妃さん:そうだなぁ…。私は、お芝居にこだわりを持っていらっしゃる役者さんが大好きで、今回はそんな方がたくさん登場するんです。セリフの数や登場回数は少なくても、とても印象深い役者さんたちに注目していただくと面白いと思います。

オンラインで開催された仲間との飲み会。会えなくても人と繋がりを持つことはとても大事

力丸さん:ゆうみから見た力丸はこんな感じ、力丸から見たゆうみはこんな印象、とお互いを紹介したいと思うのですが。

咲妃さん:じゃ、私からね。私たちは同期で同じ歳じゃないですか。そして同じ九州出身(※咲妃さんは宮崎県出身、力丸さんは福岡県出身)。だから宝塚音楽学校の1年目から親近感を持っていました。辛いことがあっても、莉帆は常に前向きに生きているように私には映っていて、なかなかできないことだから素晴らしいなぁと思って憧れています。そして、人との繋がりをとても大事にする人。それが、同期だけでなく、周りの方々から愛される理由なんだと思います。莉帆の周りには自然と素敵な人が集まるよね。

力丸さん:うん、とってもありがたいことに。私はわりといつも高めのテンションでいるから、みんなが絡みやすいのかなと(笑)。ゆうみみたいにちゃんと考えて生きていないから、私はゆうみの生き方を尊敬しています。ゆうみはどんなに忙しくても、大きなイベントごとや、みんなで何かをやる時に確実に参加してくれる。

咲妃さん:うーん、それはみんなそうじゃない?

力丸さん:ゆうみは特にそうよ。芯からあったかい人なんだな、と思うの。そしてとってもしっかりしている。それは退団後の舞台を観ても伝わってくるよ。あとね、私は方言がバーっと出るじゃない? ゆうみは方言を出さないのを徹底していたから、私はゆうみの方言を引き出したくてあえて言っていたのもあった(笑)。

咲妃さん:あはは、それ、伝わっていなかった(笑)! 私、昔と変わっていない?

力丸さん:うん、変わっていないよ。

咲妃さん:よかった。莉帆も変わってないよ。

力丸さん:九州繋がりでね、ゆうみが好きな九州のおいしいものってなに?

咲妃さん:宮崎のみなさんには申し訳ないのですが、奄美大島の鶏飯(けいはん)が好きなんです。子どもの頃、夏休みになると必ずと言っていいほど鶏飯を食べていてね。鶏のささみ、卵、ネギ、漬物、のりなどをごはんにのせて、最後に鶏のお出汁をかけて食べるの。鹿児島の「奄美の里」がおすすめ。夏になると食べたくなるものです。

力丸さん:美味しそうー! 私は、大分のとり天がおすすめかな。

咲妃さん:私たちふたりとも、鶏推しだね(笑)。

力丸さん:鶏は裏切らないよね(笑)。そういえばこの前みんなでやったオンライン飲み会。ほとんど誰も飲んでいなかったけど、あれは楽しかったね、久しぶりで。

咲妃さん:うん、楽しかった! 参加人数が多すぎて全員の表情を追えないという。しゃべりたいのに譲り合ったりするから変な間ができたりしてね。スタンプで遊び出したり。

力丸さん:「ゆうみだけかわいいフィルターがかかってる」事件もね。

咲妃さん:そうそう、なんか作動しちゃってね。自分だけキレイに映りたい人みたいで気まずかったー。

力丸さん:結局みんなそのフィルターを見つけて、無事にゆうみになれました(笑)。

咲妃さん:笑ったねー! 遠く離れていてなかなか会うことができなくても、みんなそれぞれの場所で頑張っているんだから私も頑張ろうと思っていたけど、人との繋がりを率先して持つってとても大事なことなんだと再確認した。またやりたいね。莉帆、声かけてよー。ムードメーカーだから。

力丸さん:そうだよね、やろうか。本当は実際に会えるともっといいんだけどね。

同年代として勧めたいのは… ハリッチの美容液とマスクの中の口元エクササイズ

力丸さん:『Oggi』は30代の働く女性向けの雑誌なんだけど、ちょうどそれに当てはまるゆうみが、最近買ってよかったものとか読者の方に勧めたいものはありますか?

咲妃さん:「ハリッチ」という美容鍼のサロンで販売している「ハリッチプレミアムリッチプラス」という美容液がとってもおすすめ。肌の再生を促して肌あれの改善ができるから、おうちでのスキンケアが楽しくなりますよ。あと、マスクをしている間はずっと口角を上げて表情筋を鍛えているの。マスクをしているからこそのエクササイズ。口角を上げて笑っていると、不思議と優しい気持ちになれるし、いいことずくめです。

力丸さん:へぇー、すごくいいね! 私は、マスクをしていて見えなくても絶対に明るい色の口紅をつけています。モチベーションが上がるようにね。マスクにつかないティント系リップをいろいろ試して選んでいます。

咲妃さん:気分が上がることは大事だよね。

力丸さん:そうだよね。エンタメも気持ちを上げてくれるものだから、ゆうみの舞台が待ち遠しい。楽しみにしています!

厳しい学校生活で知られる宝塚音楽学校時代を一緒に過ごし、苦楽を共にしてきた絆が深いふたり。しばらく会わなくても一瞬で打ち解けられる。そんな関係性が垣間見えたインタビュー時間でした!

撮影/黒石あみ 構成/淡路裕子

ミュージカル『GHOST』公演情報

【Story】

温厚で誠実な銀行員のサム(浦井健治)は、芸術家である最愛の恋人モリー(咲妃みゆ/桜井玲香)と幸せな日々を送っていた。ある夜、外出先から家路を辿る道中にモリーは「あなたと結婚したい」と打ち明ける。これまで避けていた突然の結婚の話題に戸惑いを隠せないサム。「愛してる?」と問いかけてもいつも曖昧にしか答えてくれないサムに、モリーは「なぜきちんと言葉にして伝えてくれないの?」と、不安な気持ちをぶつける。その時、暗がりから一人の暴漢が襲いかかり、サムと揉み合いになる。動転し狼狽するモリーの悲鳴が響き渡るなか、一発の銃声が夜の路地を引き裂いた。男を追走するも取り逃してしまったサムがモリーの元へ戻ると、そこには彼の名前を呼び続け縋り泣くモリーと、血だまりに沈む自分の姿があった。

【Information】

東京公演
日程:2021年3月5日(金)~3月23日(火)
会場:日比谷シアタークリエ
チケット:¥12,500(全席指定・税込)

脚本・歌詞:ブルース・ジョエル・ルービン
音楽・歌詞:デイヴ・スチュワート&グレン・バラード
演出:ダレン・ヤップ
出演:浦井健治、咲妃みゆ/桜井玲香(Wキャスト)、水田航生、森公美子

■全国ツアー
愛知公演
日程:2021年4月4日(日)
会場:愛知県芸術劇場大ホール
お問合わせ:
キョードー東海 052-972-7466

大阪公演
日程:2021年4月9日(金)〜4月11日(日)
会場:新歌舞伎座
お問合わせ:
新歌舞伎座 06-7730-2121
平日11:00~16:00

※公演詳細に関しましては、各地HP、または、お問い合わせ先にてご確認ください。

▶︎公式サイト

オッジェンヌ 力丸莉帆

福岡県出身。9年間宝塚歌劇団に所属していたという華やかな経歴の持ち主で、退団後は不動産関連会社で主に広報を担当。いちばんの趣味は舞台鑑賞!

インスタグラムはこちら:@riho.r0911

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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