古臭く見えない、“いまどき”のフレアデニムって?
昨年辺りからおしゃれな人が注目し、先んじて挑戦しているフレアデニム。ひと昔前は高いヒールに合わせて履いていた、あの裾広がりデニム「ブーツカット」が、『フレアデニム』と姿・形を変えて、今とても可愛く進化しているんです。
おしゃれな人が“挑戦”しているとあえて書きましたが、ブーツカットのような形はどうも古臭いイメージがあるのか、なかなか履く人がまだ少ないように思います。
結論から言うと、昔のブーツカットと今のフレアデニム、全く形が違います。
昔でいうブーツカットは、太ももはタイト・膝下から大胆に裾広がり・青いデニムカラーが基本色。更に、厚底ヒールを合わせて、とにかく足を長く長くみせるといった、THE カジュアルコーデが多かったと思います。
一方で、今旬なフレアデニムを一文で言えば「スニーカーと相性が良く、細見えも叶うリラクシーなキレイめデニム」です。
フレア愛が強すぎてよさげな言葉が並びましたが、今のフレアデニムはとにかく形がキレイ!
パンツ全体がストレートで、裾の広がりは控えめ。色も、ベージュやグレーベースの柔らかい印象のデニムが多く、全体的にコンサバさん寄りのものがたくさん出ています。
ニュアンスカラーとの合わせもすんなりきまる
Oggi読者の中でも好きな人が多い、ニュアンスカラーとの相性が非常に良く、カジュアルなデニムなのに、春先に向けた優しい色合いのコンサバコーデも叶うんです。
私が今回着ているのは、upper hightsから新しく出た「THE BIRKIN」というラインのフレアデニム。upper hightsから出ているというだけで、フレア初心者でも挑戦しやすく、履くだけで今っぽくなれるという安心感があります。
トップス・スニーカー/ZARA
バッグ/Ayako bag
きれいめコーデにも重宝!
またフレアデニムの裾は、足の甲がきれいに見える長さに作られており、オープントゥとの相性も良く、よりキレイめにも振れる優れモノ。
Tシャツ×デニムなど、シンプル薄着になる春夏。他の人との差別化にもちょうどいい、新しいカタチのパンツ。もう一本買い足すなら、ぜひ「くすみカラーのフレアデニム」がおすすめです。
吉田 なぎ沙
米国ポートランドへの移住を経て、現在は育休の傍ら、シンプルな暮らしを目指すライフスタイルをウェブを中心に寄稿している。Instagram:nagi711