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2021.02.23

大人のたしなみ―――老舗の万年筆で、日々の仕事が効率化する!?

毎日の生活の中で編集部員たちが愛するモノやコトを紹介する「チームOggiのハマリモノ」。今回は、おすすめのステーショナリーをご紹介します。

素敵な先輩たちの指には、素敵なペンがあった♡

その昔、私が29歳だったころ… 入社以来ずっと所属していたCanCam編集部から、Domani編集部へ異動したことがありました。

大学生や自分と同世代の女性に向けて、目まぐるしく変わるトレンドを追いかけては勢いよく発信するという業務に邁進していたところ、30代以上の働く女性をターゲットにしたラグジュアリーな世界へ足を踏み入れ、当時はカルチャーショックの連続でした。モデルもフォトグラファーもスタイリストもみんな年上、ロケ場所のテイストも、取り上げるブランドも、何もかもが違う世界。

新しい環境に刺激を受けまくったミーハーな私が、真っ先に“郷に従った”のが、ステーショナリー=ペン選び

それまでは、かわいさ優先、なんならラインストーンや羽まで付いたような「盛りペン」で打合せをしていたのに、周りの大人の女性たちの指にあるのは… パーカー、モンブラン、モンテグラッパ… そうそうたる老舗ブランドのボールペンやら万年筆やら。

おお! なんだか素敵ではないか! 仕事ができそうではないか! と、すぐに影響されて購入したのが、白いセルロイド調のモンテグラッパ(写真:奥)と、モダンなブラックボディのモンブラン(写真:中)のボールペン。

それらは、愛する盛りペンとはまた違った高揚を、29歳の私に与えてくれました。打合せ中も撮影中も、小さくて美しいペンを携えているだけで、慣れない新しい現場での自分をしゃんとさせてくれるというか…。

そしてほどなく、万年筆の魅力にもハマる♡

以来、ボールペンや万年筆などの筆記具にはけっこうこだわってきたわたくし。40歳をとうに過ぎ、最近久々に手に入れたのが、老舗・パーカーの万年筆“パーカー51”です。こっくりしたプラム色のボディに黄金のキャップ。なんてエレガント…♡ なんてトラディショナル…♡ ビジュアルにグッときたのはもちろんですが…。

やっぱり特筆すべきはその書き心地!

お見苦しい拙筆、ご容赦ください!

伝わりづらいかもしれませんが、本当になめらかに筆がすべり、メリハリというか温もりというか情緒というか… なんとも味わいのある文字が書けるのです。さして字に自信のない私でも!

“パーカー51”にブルーのインクをセットしてから、同僚への付箋も、お世話になった方へのお礼状も、息子の学校の連絡帳も… なんだかスラスラ書けてしまい、日々のタスクがはかどっているように思うのは気のせいではない(はず!)。

というわけで、エレガントな万年筆を相棒に「大至急お願いします!」「遅くなり申し訳ございません!」「地図帳は自宅にありました」などなど、公私にわたりエレガントとはほど遠い文言をつらつら書き綴る、晩冬の日々を送っております。

副編集長 安藤奈津

ファッション担当ひと筋、もうすぐ四半世紀…。ヒョウ柄・ピンク・光りものを愛する関西魂をくすぶらせつつ、最近はめっきり黒・グレー・ネイビー派のワーキングマザー。そんなワケで「地味色だけど、なんか派手??」なアイテムを常に探してます!


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Oggi5月号46ページに掲載しているアルアバイルのライトベージュのジャケットの値段に誤りがありました。正しくは¥49,500になります。
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