パク・ヒョンシクの魅力が詰まったドラマ『力の強い女 ト・ボンスン』
いろいろあった2020年の最後は気分爽快になりたい!というあなたにおすすめの韓ドラがパク・ボヨン主演の『力の強い女ト・ボンスン』。相手役となるパク・ヒョンシクのキラキラさに、「なんでこんなに素敵なの!」と思わず叫んでしまうという韓流ナビゲーター・田代親世さんが、ドラマの3つのチェックポイントを解説してくれました。『梨泰院クラス』で、主人公と敵対する飲食チェーン会長を熱演したユ・ジェミョンさんが、この作品では、なんとあたたかいお父さん役でいい味を出しているのも、一見の価値ありです。
怪力の女の子とイケメンCEOと刑事の異色な三角関係
小柄なんだけど、とんでもなく力が強い女の子が主人公というエッジの利いたラブコメディです。先祖代々伝わる怪力の能力を持つ、ト・ボンスン(パク・ボヨン)は、その能力を隠して暮らしています。
偶然、彼女の持つ能力を知り、自分を守るボディーガードとして、ト・ボンスンを雇うゲーム会社CEOがパク・ヒョンシクさん演じるアン・ミンヒョク。そんななか、街で殺人事件が発生。偶然犯人を目撃してしまった主人公を守ろうとするのが、彼女が片思いしている幼馴染の刑事グクドゥ(ジス)。彼はボンスンの能力を知らない。守り、守られの三角関係が繰り広げられていきます。
三角関係の定番である、タイプの違う二人の男たちの争いも楽しいですが。とにかくヒョンシクさんが、自由気ままでユニークなCEOを演じて、大ブレイクしました。韓流イケメン好きなら、ぜひともチェックすべき点は、以下の3つです。
【CHECK.1】パク・ヒョンシクの美しさにウットリ♡
本当にキラキラ輝いていて「もーヒョンシク、ちょっとなんでこんなに素敵なのー♡」って思っちゃうんですよ。颯爽としていて、清潔感があって、それでいて華やか!
この頬のラインのシュッとした美しさ! 肌がシトっときれい! でウットリします。
韓国は、照明やメイクの考え方が全然違って、ともかく俳優を綺麗に見せてくれます。それに比べると、日本はリアルがいいというスタンスなのだと思います。韓流ドラマを見慣れると、日本のドラマを観た時に、“リアルは置いておいていいから、メイクで隠して、照明で飛ばして、キラキラにして見せて!”と思ってしまうのは私だけでしょうか!?
【CHECK.2】蜜のようなまなざし
韓国で話題になったのが、このドラマのヒョンシクさんの「蜜のようなまなざし」です。まだ恋が進展していない段階から、ヒロインのことを蜜があふれちゃいそうな魅惑のまなざしで、ジッと見つめている。そのまなざしを向け続けた挙句に「片思いを早く終わらせろ、お前が好きになったみたいだ」とかって言うんです。素敵すぎます♡
【CHECK.3】母性本能をくすぐるキャラクター
かっこよさだけじゃなくて、目も耳も心も奪われてしまうキャラクター。一見、自由気ままで自信家で生意気で、ひょうひょうとしている。だけど実は家族の情に飢えている。裏切られる切ない場面などもあって、母性本能をくすぐられます。
それから、ヒロインが「男よりも強い」ということを受け入れられる人なんです。世の中は、女が男より強いことを認めないからボンスンは隠して生きてきたわけです。でも、ヒョンシクさんの演じる社長は、彼女が悪い男を投げ飛ばすところを見てかっこいいと思ってしまう。「君の力を生かしていけるように助けるから」と言ってくれる。
それは、女性の存在承認をしているということですね。「君はそれもあって君で、それもいいんだよ」という度量のある男性であることも魅力です。
アイドルグループメンバーから堂々のイケメン俳優枠へ
ヒョンシクさんは、アイドルグループ ZE:A(ゼア)のメンバー。グループで活動しているころは、こんなにかっこいいと気が付かなかったのですが。ZE:Aからは、『ミセン~未生~』などで演技派として有名なイム・シワン、タレントとしてバラエティーで活躍するグァンヒなども出ています。
ヒョンシクさんは、俳優業を始めた『相続者たち』などの頃は、弟キャラというか、コミカルな役どころでした。『ト・ボンスン』の前の『上流社会』あたりから急にかっこよくなって、コミカルさを持ち味としながら、堂々のイケメン俳優枠入りを果たしました。
ヒョンシク沼にはまって、次に観るとするなら、同じ財閥御曹司役の『上流社会』、そして時代物の『花郎』。
チャン・ドンゴンと共演した『SUITS/スーツ~運命の選択~』はヒューマンドラマで、ラブコメではないけれど、すごく良かったので、こちらもおすすめです。
TOP画像/(c)Jcontentree corp. all rights reserved/JTBC/2017
『力の強い女 ト・ボンスン』U-NEXTにて配信中
取材・文/新田由紀子
田代親世/たしろ ちかよ
韓流ナビゲーター。テレビ・雑誌などで、韓流ドラマを紹介している。会員制韓流コミュニティ「韓流ライフナビ」を主宰。