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選び方がわかれば“帽子が似合わない”問題は解決!
コーデのアクセントになってくれる帽子。コンプレックスをカバーしながらスタイルアップしてくれる、嬉しい一面もあるんです。帽子選びが苦手な人向けに、似合う帽子の選び方とお手本コーデを紹介します。
〈POINT〉
・自分の顔型や骨格、肌の色に合っているか
・ファッションのテイストやヘアスタイルに合わせる
・種類ごとの被り方やトレンドを意識する
お手本コーデ
“帽子が似合わない”と感じる理由は主に3つ
帽子が似合わないと感じる理由は大きく分けて3つ。「サイズが合っていない」「被り方が合っていない」「コーデとのバランスがよくない」こと。「私は帽子が似合わないから」と決めつける前に、何が原因で似合いづらくなっているのかを見極めましょう。原因を探って対策を講ずれば、「帽子が似合う人」になれるはずです。
帽子が似合わない理由1:顔や頭の大きさに合っていない
帽子が似合わない原因のひとつに、「サイズが合っていない」という理由が挙げられます。
「顔が大きいから」「頭が大きいから」という理由で帽子が似合わないと決めつけている方もいるかもしれませんが、ならばその大きい顔や頭に合うサイズの帽子を見つければよいだけ。
後述しますが、大きさだけでなく顔型に合わせた帽子の選び方もあります。帽子が似合わないのではなく、あなたの顔や頭のサイズ・形に似合っていない帽子を試しているだけかもしれません。
帽子が似合わない理由2:被り方が合っていない
帽子をどう被るかも似合う・似合わないに関係します。
例えば深く被る? 浅く被る? 前髪を出す? 全部しまう? など、被り方ひとつで仕上がりの印象は大きく変わるはず。
雑誌で見るモデルが前髪を全部しまってタイトに帽子を被っていたからと言って、その被り方があなたにも似合うとは限らないのです。
自分にはどの被り方がしっくりくるのか、さまざまな方法で試してみましょう。
帽子が似合わない理由3:コーディネートとのバランスがよくない
帽子そのものがあなたに似合っていないのではなく、相性やバランスが悪いコーディネートをしてしまっている可能性も疑ってみましょう。
全体を見たとき明らかに配色がなじんでいない、ファッションのバランスに合っていない帽子を取り入れている、など考えられる原因はおそらくひとつではありません。
似合う帽子を見つけ、似合う被り方がわかったら、ファッションへの取り入れ方もマスターすると、誰がどこからどう見てもあなたはきっと「帽子が似合う人」になれるはずです。
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【骨格別】帽子が似合わない人によくある特徴
もう少し詳細を見ていきましょう。帽子が似合わない原因を、骨格別でチェックしていきます。
面長
面長さんは、顔の横幅よりも縦ラインが長く見える顔型が特徴。そのため、縦の長さが強調されると“似合わない”と感じやすくなります。縦長なニット帽や横側にツバがなく深さのあるキャップなどは、縦の長さがより際立つので似合いにくいとされています。
丸顔
丸顔さんは、顔の縦横比がほぼ1:1で、赤ちゃんのように頬に丸みがあるのが特徴。つばが広く横幅が際立つ帽子や縦の高さが少ない帽子、丸みを強調しすぎる帽子など、顔の丸みや頬のラインが際立つ帽子は“似合わない”と感じやすいとされます。
えら張り・四角形
えら張り(ホームベース顔)や四角顔と言われる顔型の人は、えら部分に張りがあり、やや四角く見える輪郭が特徴。そのため、頭の形に沿った帽子を選ぶと、顔の輪郭やえら部分を際立たせることになります。顔の輪郭を浮き立たせる帽子は選ばないようにしましょう。
頭が小さい
顔の形問わず、頭や顔が小さいタイプの人は、大人サイズの帽子が大きい場合が多いよう。そのため、頭の大きさに合っていないビッグサイズな帽子や深く被るタイプの帽子はバランスが悪く見えるため、似合わないと感じやすいです。
頭が大きい
頭が大きいと悩む人は、フィットしすぎるサイズ感や素材、タイトなものや伸縮性がるものは帽子本来の形が崩れるため、似合っていないように感じます。また、帽子を浅く被ると顔を大きく見せてしまうので避けた方がよさそうです。
【骨格以外】帽子が似合わない人によくある特徴
骨格以外で帽子が似合わない場合の詳細もチェックしていきます。
帽子の色
帽子は顔周りのアクセサリーとなるため、レフ版のような効果が生まれることも。だからこそ、パーソナルカラーにマッチした色味を選ばないと、顔が浮いて見えたりくすんで見えたりすることがあります。
帽子の被り方
帽子はただ被ればいいというものではありません。種類によって浅めや深めの被り方があったり、トップをずらす・耳を出すなどの被り方があったりします。そうした“正しい”被り方がわかれば、比較的に合いやすくなるものです。
ヘアスタイル
レングスに合わせて帽子の形を選ぶのはもちろん、その日被りたいハットやキャップに合わせて似合うアレンジを施すのもポイント。顔と帽子のサイズ感がアンバランスにならないようなヘアスタイルを意識してみましょう。
ファッション
ファッションはきれいめなのに、色やデザインがカジュアルすぎる帽子を合わせてしまうと、全体のバランスが崩れて帽子が似合わないと感じてしまいます。ファッションにマッチする色味や素材、デザインを選ぶ必要があります。
【原因別】似合う帽子を見つけてお悩みをカバー
顔の大きさや形・頭の大きさなど、自分の個性に合った形の帽子を選べば、悩みの種だったところが逆にチャーミングに変化することも◎ ここでは、特徴別に似合う帽子の選び方ポイントを確認します。
◆面長
ツバが広めで柔らか素材
つばが広めなハットは、横に視線が流れるため視覚的に縦ラインが目立ちにくくなります。形がしっかりと決まっているものより、柔らかなアイテムが似合いやすいのが特徴です。
高さが出ない浅め帽子
横にツバがないキャップなどを選ぶ場合は、デザイン自体が浅めで高さの出にくいものを選ぶと、顔の縦ラインが強調されにくくなります。
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ボリュームをおさえた髪型で深めに被る
ヘアスタイルは、ダウンスタイルやボリュームのある髪型の場合は縦ラインが際立つのでNG。すっきりとまとめつつ、デザインが浅めの帽子をしっかり深く被っておでこを隠すと、顔の縦ラインがうまく隠れます。
◆丸顔
トップに丸みがあるラウンド型帽子
トップが角ばった帽子は、顔の丸さを際立たせるので、ラウンド型の丸みがある帽子を選びましょう。
硬め素材で高さのある帽子
レザーやスウェードのようなやや硬めの素材でしっかりと高さのあるハットなら、顔の縦ラインきれいに映るので、丸顔さんの頬の丸みをカバーしてくれます。
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帽子を浅めに顔の縦ラインを見せる
おでこが見えるように、やや浅めに帽子を被りツバを少し上にあげると、顔の縦ラインが強調され、頬の丸みが目立ちにくくなります。
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◆えら張り・四角顔
やや大きめの角ばった帽子
顔のサイズよりもやや大きめシルエットで、トップは丸みよりも角ばった印象の帽子を選べば、えら張りや四角顔さんの顔悩みをカバーしてくれます。
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つばが大きい帽子
ツバの広いエレガントな帽子を斜め被りすることで、大人な仕上がりになるとともに、顔の大きさをカバーしてスッキリした印象に。
トップにボリュームがある帽子
トップにボリュームがある帽子は、縦の視線が際立ち、気になるえら張りや顔の四角さをカバーしてくれます。
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◆頭が小さい
小ぶりで高さがない帽子
小顔さんは小ぶりで高さの出ない、丸みのある帽子を選ぶとバランスがとりやすくなります。思い切って子ども用サイズから選ぶのも◎
伸縮性のある素材
ニット帽のような伸縮性のある素材なら、ぶかぶかにならずに被ることができます。ジャストフィットするサイズ感を選びましょう。
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髪型はボリュームを出す
ヘアスタイルは、ダウンスタイルなら写真のようにゆる巻きに、アップスタイルならゆるふわでややルーズさのある髪型がバランスよくまとまります。
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◆頭が大きい
ジャストサイズ~大きめ
大きめサイズの帽子をチョイスすることで、顔立ちをスッキリ見せてくれます。
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つばが大きい帽子
顔がすっぽりと隠れるようなつばが大きめな帽子は、小顔効果を演出することができます。
暗めカラーや寒色系で引き締める
顔の大きさを際立たせたくない時は、色味の引き締め効果を使うのもおすすめ。顔周りを引き締めカラーでまとめればさらにすっきりと見えます。
髪型はすっきりとまとめる
帽子を被る際は、髪型はすっきりとアップでまとめてみて。顔が丸出しになることに抵抗がある人は、程よく後れ毛をアクセントにしましょう。
似合う帽子がわかったらコーディネート法もチェック
自分に合う帽子を選ぶことができても、「合わせ方がわからない」「帽子だけ悪目立ちしてしまう」など、コーデとのバランスが難しいと悩む人も多いよう。帽子のコーディネート術を紹介します。
- ロゴキャップ×トレンチコート×メガネ
- ウール混キャップ×ダウンベスト×カーキパンツ
- ハット×黒ブルゾン×白ワンピース
- ベージュハット×ファージレ×Iラインスカート
- ベージュハット×ベージュニット×ブルーパンツ
- 黒ハット×黒カットソー×黒スカート
- ベージュキャップ×グリーンブルゾン×黒ワンピース
- つば広帽子×ボリューム袖カットソー×黒パンツ
- 白キャップ×ロングジレ×ピンクパンツ
- 白キャップ×白ワンピース
- 黒キャップ×白ボウタイブラウス×ブラウンワンピ×オレンジコート
- 黒ロゴキャップ×カーキダウンジャケット×黒パンツ
- 黒レザーキャップ×白カットソー×黒スカート×ツイードジャケット
- ネイビーキャップ×ネイビーシャツ×ネイビースカート
- 黒バケハ×グリーンニット×白カーディガン×ベージュパンツ
- チャコールグレービーニー×カーキパンツ×黒ロングコート
- 黒キャップ×白ニット×黒スカート×黒ブルゾン
ロゴキャップ×トレンチコート×メガネ
王道のベージュトレンチコートを、キャップとメガネで今っぽく。全体をブラウンでまとめると大人っぽいシックさが。
ウール混キャップ×ダウンベスト×カーキパンツ
大人のスポーティコーデを楽しむなら、黒のウール混キャップで都会的な印象を高めて。
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ハット×黒ブルゾン×白ワンピース
ツバ広のグレーハットと黒のブルゾン、白ワンピース。全身を無彩色でまとめるとフェミニンなシルエットのファションも、クールで洗練されたイメージに。
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ベージュハット×ファージレ×Iラインスカート
ファージレとハット、Iラインサテンスカート、エンジニアブーツでシックなカジュアルスタイルを体現。色合わせはベーシックに徹底すれば、ファージレの華やかさが引き立つ。
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ベージュハット×ベージュニット×ブルーパンツ
ハットとニットはベージュでそろえ上品さを演出。ボトムスはアイシーブルーでリッチな配色に。ニット×パンツのシンプルな装いも、小粋にまとまる。
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黒ハット×黒カットソー×黒スカート
黒ハットはカジュアルなトップスよりも、ちょい袖のエレガントなカットソーが◎ 全体をリーンなシルエットですっきりさせるのが、黒ファッションをこなれて見せるコツ。
ベージュキャップ×グリーンブルゾン×黒ワンピース
キャップとウインドブレーカーでカジュアルな装いにまとめるときは、切れ込みがモードなアクセントを演出する黒ワンピで大人っぽく。
つば広帽子×ボリューム袖カットソー×黒パンツ
華やかなボリューム袖のカットソーとつば広の帽子を品よくシックな佇まいに落ち着かせるために、ボトムスは黒のテーパードをセレクト。あえてネイビーのハットにすることで、モノトーン配色にさりげないコントラストが生まれる。
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白キャップ×ロングジレ×ピンクパンツ
きれいめパンツは定番色からピンクに更新するだけで、キャップを合わせた大人カジュアルコーデが一気に華やかに。ベージュやカーキなどニュアンスカラーを合わせれば、ヘルシーな大人かわいいが楽しめる。
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白キャップ×白ワンピース
レースのワンピ×キャップやビーサンといったスポーティな小物を組み合わせた大人のミックスコーデ。MIXテイストを作る場合は、ワントーンに揃えることで帽子も馴染みやすくなる。
黒キャップ×白ボウタイブラウス×ブラウンワンピ×オレンジコート
サテンのリュクスな素材感のおかげで帽子が子どもっぽく見えず、品のいい着こなしにスッとなじんでくれる。アクセサリーと同じ感覚でキャップを身につけて。
黒ロゴキャップ×カーキダウンジャケット×黒パンツ
細身シルエットできれいめながらも、ダウンというカジュアルさのあるアウターにはスポーティなキャップもマッチしやすい。ボトムスや足元と同じ黒を合わせてシックにまとめて。
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黒レザーキャップ×白カットソー×黒スカート×ツイードジャケット
エレガントさ漂うツイードジャケットのモノトーンコーデも、キャップやブーツでカジュアルなアプローチを。レザー素材の帽子なら着こなしの品の良さを担保してくれる。
大流行中の「ツイードジャケット」。着回し力で選ぶなら、ドロップショルダー&ゆったりめを!
ネイビーキャップ×ネイビーシャツ×ネイビースカート
ネイビーのワントーンで作ったキャップコーデ。ハリのあるシャツにツヤをまとったスカートというメリハリのある素材合わせで、異素材でカジュアルな帽子も難なくフィットする。
黒バケハ×グリーンニット×白カーディガン×ベージュパンツ
目を引く流行色のニットがクラシカルに振れすぎず、どこか垢抜けた印象に。厚手ウールと短めのつばのバケハが、大人っぽさを後押し。
通称「バケハ」! きれいめ派の帽子デビューに、バゲットハットが好都合♡
チャコールグレービーニー×カーキパンツ×黒ロングコート
いつものカジュアルスタイルに、小物でひねりを加えて。チャコールグレーのビーニーなら、落ち着いたカラートーンのコーデにも馴染みやすい。
黒キャップ×白ニット×黒スカート×黒ブルゾン
メンズライクな重×重のシルエットバランスは、女性が着るからこそ「かわいい」が発揮される。黒で揃えたキャップがヘルシーな可愛さを演出し、好印象に。
最後に
顔や頭の特徴に合わせた帽子選びのポイントと、ファッションテイストにマッチするお手本コーデを紹介しました。 着こなしのアクセントになったり、スタイルアップ効果を生み出したりとメリットがたくさんある帽子。ぜひコーデに取り入れてみてくださいね。