飯豊まりえ|削ぎ落としたシンプルが〝品のよさ〟につながる
PROFILE
飯豊まりえ(Oggi専属モデル)
1998年生まれ、千葉県出身。2019年5月号よりOggi専属モデル。モデル、女優として幅広く活躍。テレビ朝日系連続ドラマ『家政夫のミタゾノ』第4シリーズでは新人家政婦役として出演。
むだに盛らず、引き締める。シャープさが〝きれいめ〟の鍵
シンプルだけど品がいい、さっぱりしてるけど女らしい。そんな女性に憧れています。仕事でいろいろな洋服を着せていただけることもあって、このとおり私服はとことんシンプル。ファッションに限らず『より少ないものは、より豊か』という考え方がすごく好きなんです。洋服も小物も、〝足す〟ことよりも、いかに少ないアイテムでおしゃれに見せられるかを大事にしています。
ゴテゴテさせず、クリーンにさっぱりと。でも、そうして着こなしを削ぎ落としている分、アイテムひとつひとつは、エネルギーのあるもの… 上質で丈夫な一着を厳選しています。たとえば、毎日のように着ている〝プラダ〟のパックTも、しっかりとしたつくりでくたびれにくい。とはいえ白アイテムなので、清潔に着られるようにシーズンごとに買い替えることもマイルールです。そんなおしゃれの仕方が、白T×デニムのようなシンプルカジュアルを、品よく〝きれいめ〟に見せてくれているのかもしれません。
そしてもうひとつ、私のシンプルカジュアルに欠かせないのが〝締め〟どころ。フィット感のあるシルエットやハリのある素材、小物なら黒ブチメガネや黒ローファー… かっちりと締まっている部分をつくっているから、カジュアルがシャープに見える。それもまた〝きれいめ〟につながっている気がします。
飯豊まりえのカジュアルスタイル[1]
Tシャツもデニムも程よいフィット感が大切。重要なのは〝締め〟どころ
T-shirt/PRADA[Men’s]
Pants/Maison Margiela
Jacket/BACCA
Bag/LOEWE
Shoes/J.M. WESTON
Glasses/EYEVAN
Ring/ALIITA
「このスタイルが私の定番中の定番! 白Tもデニムもラフなアイテムなので、ゆるすぎず着られることが大事。適度に体にフィットするものを選ぶようにしています。またTシャツをタックインしたいから、デニムは細身かつハイウエストが好き。ヘアはざっくりとお団子に。コンパクトでどこかニュアンシー、が理想です」(飯豊さん)
飯豊まりえのカジュアルスタイル[2]
ジャケパンも白Tで抜け感を。程よいゆるさのきれいめカジュアル
T-shirt/PRADA[Men’s]
Jacket/AURALEE[Men’s]
Pants/AURALEE
Bag/J&M DAVIDSON
Shoes/J.M. WESTON
Glasses/EYEVAN
Bangle/CELINE
POINT
・シンプルの盛り上げ役のメガネ
・カジュアルを引き締めるキャッチーなレザーバッグ
・靴とパンツの間も黒ソックスでつないで〝締め〟
「大げさじゃなく、ほぼ毎日白Tを着ています! きれいめなジャケットを合わせる日は、あえてメンズのオーバーサイズを。シンプルすぎないように、サイズでおしゃれの〝遊び〟を加える感覚です。でも色使いは白と黒の2色だけにとどめて、着こなし全体はさっぱりとまとめて」(飯豊さん)
飯豊まりえのカジュアルスタイル[3]
今、挑戦したいのは〝柄ゆるパン〟。素材選びできちんと感を
Shirt/BACCA
Pants/LA PRESTIC OUISTON
Bag/LOEWE
Shoes/J.M.WESTON
Glasses/EYEVAN
Bangle/CELINE
POINT
・ノースリーブシャツで程よい抜け感ときちんと感を意識
・アクセサリーもなるべく盛らず必要最低限だけ
・トラッドな黒ローファーでかっちりと
「〝白T三昧〟な私ですが、いつもと違うおしゃれにも挑戦中。ゆるっとした柄パンツってすごくラフな印象だけど、シルク素材ならどこか上品。×白Tだと『…パジャマ?』になりそうなので、ハリのある白シャツで。柄もレオパードを選んで、カジュアルをかっこよく楽しみたい!」(飯豊さん)
●この特集で使用した商品はすべて私物です。現在お取り扱いがない場合もあります。ご了承ください。
2020年Oggi6月号「あの人のカジュアルが素敵な理由を知りたい!」より
撮影/東 京祐 ヘア&メイク/木部明美(PEACE MONKEY) スタイリング協力/城長さくら 構成/旧井菜月
再構成/Oggi.jp編集部