【メンズ仕立てジャケット】名品7着をご紹介!
ダブルブレストのハンサムな形のジャケットが春の主流。とはいえOggi世代は「かっこいいのに女らしく着られる」ことにこだわって選びたい。甘辛のバランスが絶妙な7着をセレクト。
1|IÉNA(イエナ)のベージュウールダブル
シックなベージュと、ボタンや細ラペルなど繊細なディテール使い
ブランドで毎年人気を誇るダブルブレストジャケット。生地は、繊細さと強度をあわせ持つ〝イエナ〟別注のウール100%素材を採用。大きめのポケットやサイドベンツ(背面両サイドの切れ込み)が適度なカジュアル感を添えて、オンオフ問わず着られる。細身のピークドラペルや、ゴールドの縁が華やかなべっ甲調マーブルボタン、自然なシェイプを演出するやや細身の立体パターンなど、本格志向のジャケットを女らしく見せるこだわりが満載。黄みのあるベージュが、着こなしをクリーンで上品な印象に導く。
36、38の2サイズ展開。
ジャケット¥29,000(メゾン イエナ〈イエナ〉)
2|Whim Gazette(ウィム ガゼット)のネイビーダブル
肩とウエストを少しシェイプして、王道を女らしくアレンジ
トレンドに流されすぎない、大人のカジュアルベーシックが人気の〝ウィム ガゼット〟。なかでもパターンの美しさに定評があるのがジャケット。今回ピックアップしたのも、ゆるすぎず流行を問わず着られるベーシックな濃紺。肩と、やや高め位置に設定したウエストを少しシェイプさせ、より女っぽい仕立てに。細身のアームが二の腕をすっきり見せてくれる。ウールにモヘアを混紡して独特なハリ感をもたせた上質素材が、軽い着心地と辛口な印象を両立。いわゆる「紺ブレ」とは一線を画す、頼れる一着。
ワンサイズ、ネイビーのみ展開。
ジャケット¥42,000(ウィム ガゼット 丸の内店〈ウィム ガゼット〉)
3|UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)のとろみ素材一枚仕立て
色・軽さ・素材感でマニッシュな形に女っぽさを加味
ウエストシェイプなしのマニッシュなボックスシルエットで、形はまさにトレンドど真ん中。淡くヌーディなベージュと、レーヨン89%・ナイロン11%のなめらかな生地、裏地のない軽量感が、さりげなくフェミニンな印象。また、身幅も袖もゆるっと太めのタイプが多く出回っているなかで、このジャケットはアームホールが太すぎないのがポイント。二の腕がすっきりと収まり、ラフに見えすぎないバランスが絶妙。細いラペルと深いVネックの縦長効果で、やわらかな色でもスマートに着こなせる。
34、36、38の3サイズ展開。
ジャケット¥24,000(ユナイテッドアローズ 有楽町店〈ユナイテッドアローズ〉)
4|BRACTMENT(ブラクトメント)のブラウンダブル
ソフトな落ち感素材と辛口デザインの落差で動いたときも美しく
ブラクトメント〟の定番ジャケットを今らしくアップデート。メンズライクなダブルブレストに、落ち感のあるソフトな風合いの毛×レーヨン生地を使用。さらに、ボックス型のシルエットに配されたサイドベンツが、動きと抜け感をプラス。かっちりとしたシルエットとやわらかな素材のコントラストが際立ち、ほどよく肩の力が抜けた今シーズンの気分を反映する一着。マットでフラットなゴールドボタンや、小さめのラペルが繊細な女らしさを添える。織り感のある生地や、ベージュがかったミックスブラウンが表情豊かで、春はもちろん秋冬もシーズンレスに着られそう。
36、38の2サイズ展開。
ジャケット¥22,000(ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 渋谷マークシティ店〈ブラクトメント〉)
●この特集で使用した商品の価格はすべて、本体(税抜)価格です。
2020年Oggi4月号「かっこよくて女らしい! 『今どき名品ジャケット』はここにある!」より
撮影/渡辺修身 スタイリスト/川上さやか 構成/須藤由美
再構成/Oggi.jp編集部