台風の被害を未然に防ぐ、軽減するために
夏の楽しみが増える一方で、自然災害にも気をつけたいところ。異常気象が叫ばれ、台風や豪雨も甚大な被害をもたらしています。私の地元も被害に遭い、備えの重要さを改めて感じました。
今回は、普段の生活から備えるべきこと、台風が来る前、来てから、の3つの観点から台風対策を紹介します。
普段の生活から備えるべきこと
まずは、台風の被害に遭われた方は、どんな対策をしているのか、聞いてみました。
「私は沖縄県出身。台風がくる度、準備・確認しているのは、懐中電灯と充電器、薬や応急手当てできるものを用意しています」
「地元が大きな被害にあってから、食料品を備蓄するようにしています」
ライフラインが途切れたことを想定して、準備する方が多いようです。今からでも、家族や大切な人との集合場所を確認しておくと良いですね。特に、水害や土砂災害の可能性がある地域の方は、各役所でハザードマップを入手することおすすめします。
◆普段から用意しておくと良いもの
・懐中電灯
電池式であれば、予備電池も。手回し充電できるものも販売されています
・ライターやマッチ
ろうそくをつけるにも、簡易的な料理をするにも火が必要です
・水
1人3リットルほどが目安と言われています。
・食料品
3日分の食料があると良いとされています。既に購入されている方であっても、賞味期限を確認してみてください。
・ラジオ
状況によっては、携帯の電波がなくなるかもしれません。手回し充電できるラジオの購入を検討してみて。
・タオル
暖をとったり、体を拭いたりすることができます
・ハザードマップ
避難場所の確認を。自宅にいても良いですが、避難場所にいることで、何かあったときの呼びかけ、食料品やトイレなど、多くの面で助けになります。
・小銭
携帯で電話ができなくなっても公衆電話で通話ができるように、小銭を用意しておくと良いです。公衆電話の場所も確認することも忘れずに。
・電話帳
すべての人の番号を書き出さなくても、大事な人の電話番号は控えておくと良いでしょう。
台風が来る前に
ニュースや情報サイトでこまめにチェックしてください。台風の規模、強さを知ることで、被害を未然に防ぐことができる、または軽減することができます。他にもこんな声が。
「以前、台風が来た時に植木鉢が飛んできて、家の窓が割れたことがあります。それからは、自宅の植木鉢を固定するようにしました」
窓が割れると、怪我の心配もありますし、気温の変化で体調を崩してしまう原因に。窓に飛散防止用フィルムを貼ったり、補強しておくと良いでしょう。
「交通機関がストップすることも考えて、会社からの帰宅経路を確認しました」
「台風が来る前は、毎回お風呂の水を貯め、車はガソリンを満タンに入れて屋内の駐車場に停めるようにしています」
停電になると、各交通機関がストップする可能性があります。屋内にいることが望ましいですが、やむを得ない場合を考えて、帰宅経路を確認しておくと良いですね。
台風が来てから
外出は控えてください。何かが飛んで来たり、河川の氾濫に巻き込まれる可能性があります。行動を始める前は、ラジオなどで最新情報をチェック。また、避難する前には、火の元、ガスの元栓、ブレーカーを落とすようにしてください。
自宅にいる場合は、カーテンやブラインドをしめておくと良いですね。ライフラインが止まってしまうことも考えて、食べ物も準備しておくと良いでしょう。
何事も備えが大事。大きな被害にならないよう、事前に準備を始めてみて。
TOP画像/(c)Shutterstock.com