梅雨時季のコーディネートの考え方って?
5月末から7月までは、天気が不安定なシーズン。みなさんはどんな対策をしていますか? 今回は、梅雨の時季を快適に過ごすための工夫をご紹介します。
教えていただいたのは、天気予報士の斉田季実治さん
さいた・きみはる/報道記者から気象予報士に転身。2006年からNHKで気象キャスターを務め、現在は毎週月〜金曜夜9時からのテレビ番組『ニュースウオッチ9』に出演中。
梅雨は天気と気温の変化が大きい! この4つを考えて
◆梅雨の北風に負けない、防寒アイテムがマスト!
「梅雨前の5月の初めはすっきりとした晴れが多く、上着がいらない日も。6月になり梅雨入りすると、ガクンと気温が下がります。また、北風が吹くことで体感温度は、実際の気温よりも低く感じます。風速が1m増すと体感温度は1度下がるので、長袖のはおりものやストールがあると困りません」
風を通しにくいレインコートを
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ジャケットやカーディガンも便利!
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◆晴れの日ほど1日の気温差大! 脱ぎ着しやすいもので体温調整を
「日中は30度くらいの晴れの日でも、夜になると10度台まで下がることがあるのもこの時期の特徴。ですので、脱ぎ着しやすいはおりものを携帯しておく必要があります。朝は曇りで午後から晴れるという日も、午前と午後の気温差が大きくなるので注意してください」
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◆小雨にも注意! 曇り予報なら折りたたみ傘やポケッタブルのレインコートを活用して
「1mm以上の雨が降る見込みがないと、天気予報では雨としてカウントされません。つまり、パラパラと降る〝小雨〟は天気予報マークに表示されないことがあるんです。だから、曇り予報のときは小さく折りたためる傘やレインコートをバッグに入れておくと安心です」
傘¥8,000(ムーンバット〈マッキントッシュ フィロソフィー〉)
◆蒸し暑いこの時期は30度でも熱中症の危険あり! 日傘や帽子が有効!
「地球温暖化や、アスファルトばかりでグリーンがない都市化の影響で、晴れの日は気温が上がりやすくなっています。熱中症にも注意が必要です。蒸し暑いと汗が蒸発せず、体に熱がこもりやすいため、気温が30度程度でも熱中症になることがあります。人工的に日陰をつくってくれる帽子や日傘は積極的に活用してください」
キャップでおしゃれに暑さ対策
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●この特集で使用した商品の価格はすべて、本体(税抜)価格です。
Oggi7月号「梅雨・猛暑・気温差に迷わない! 6月の1か月コーディネート」より
撮影/須藤敬一 スタイリスト/入江未悠 ヘア&メイク/林 由香里(ROI) モデル/飯豊まりえ(Oggi専属) 構成/高橋香奈子
再構成/Oggi.jp編集部