みなさん、こんにちは。
「クズ紳士」こと相席スタートの山添 寛(やまぞえ・かん)です。
What’s about「クズ紳士」?→酒・女・ギャンブルに精通するクズ男な一面を持ちつつも、レディーファーストでスマートな立ち振る舞いができるまさにクズと紳士のハーフ、これぞ山添 寛最大のオリジナリティ!? クズと紳士の両面に精通するために、あらゆる男心を分析できるという特殊能力も完備している。
前回、前々回と「浮気」改め「寄り道」についてのお話をしてきました。
今回のテーマはそれと少し関連のある話かもしれません。テーマはずばり「セフレ問題」!
山添、「セフレ」という名称に異議を申す!
セックスフレンド、そんな不毛な関係性がこの世の中少なからずあるようで、女性の恋愛相談の中ではよくトピックとして上がる項目だそうです。
つまりは女性がセックスでのみつながった相手に恋をしてしまい、男性はその恋心を利用し都合のいい関係性をキープしようとしているのだとか。
まず最初に言わせてください。
「セックスフレンド」、こんな悲しい名称がありますでしょうか。ああ、僕は許せませんね。
だって意味合いがまんま「セックスする友達」でしょ? セックス、いや「枕をかわす相手」に対して、あまりにも情緒のない軽すぎる言い回しじゃないですか。これは紳士が言う言葉じゃないです。おそらくはクズが発明した言葉なのでしょうね。
「セフレ」という言葉をまずは変えたいと思いませんか? そうですね、僕ならさながら「夜のバディ」とでも申しましょうか。
セックスフレンド、という言葉も許せませんが、僕は常日頃「ラブホテル」に対してもいろいろ思うところがあるんです。
山添、「ラブホ」の名称改名も求める!
今や「ラブホテル」といえば、枕をかわすための場所であることは周知の事実じゃないですか。女性をそんな場所にお誘いするのって、僕としては耐えられません。特に「ショートタイム」「休憩」という名称は下品すぎやしませんか?
もしもショートタイム利用をする場合、女性に対して「短い時間でお安くセックスしませんか?」と誘っているも同然です。女性の気持ちを想像するだけで耐えられません。
そこでラブホテル業界のみなさま、「ラブホテル」という名称からまずは変えていきませんか?
「ラブホテル」という言葉が誕生した当時は、それは甘美ないい名称だったはずなんです。うまい言い回しやったと思いますよ。
でも時代は流れ、すっかり定着しすぎたことで、ある種の下品さが生まれてしまった。もう十分「ラブホテル」という言葉は仕事をし終えたと思うんです。そろそろ任期満了につき新たな名称が必要なんです!
そうですね、僕ならこんな名称を提案したいです。それは・・・
「絆場(きずなば)」
どうでしょう? 夜のバディと絆場で逢瀬、なかなか甘美な雰囲気になったのではないでしょうか。
また「ショートタイム」も至急変えるべきです。僕なら断然「語り」を推したいですね。
「ちょっと絆場で語らへん?」なんて誘い方ができるようになれば、直接的な目的が緩和され、語ることがメインだと思わせてくれますよね。
おっと、思わず力が入り脱線してしまいました。申し訳ありません。話を「セフレからの昇格」に戻すとしましょう。
山添、セフレ関係に悩む女性に物申す!
まずはセフレの関係に悩んでいる女性に最初にお伝えしたいことがあります。(ここでは「夜のバディ」ではなく、従来浸透しているセフレという名称を不本意ながら使わせていただきます)
あなたが愛するその男性は、正真正銘の「クズ」であるということ! この事実から目を背けずにこの問題に向き合うことが重要なんです。
そもそもその男が紳士であれば、セフレを作るなんてことはありえません。
また僕のようなクズ紳士もこんな風に女性を悩ますことはないですね。セフレをもしも作ったとしても、その女性にクズな自分を見せていますから、そもそもが本命に昇格したいなどという夢を見ることがないんです。
だからあなたが相手をしているその男は、紳士でもなく、クズ紳士でもなく、ただの「クズ」でしかありません。
クズでもいいの、そんなあなたにアドバイスします!
そんなクズでもいいの、というあなた。そんなあなたにアドバイス!
クズは都合のいい女性が大好きです。だったらとことん究極に都合のいい女になってみてはどうでしょう? 途中でギブアップせず、〝どこまでも都合よく〟です。
クズはそんなあなた以外の女性とは付き合えなくなる、そういう生き物です。そんな覚悟がある女性は幸せになるかもしれません。
「クズのセフレから本命への昇格」は、それぐらい可能性の低いものだし、またかなりの覚悟がいることだと知っていただけたら幸いです。
次回もクズ紳士である僕がクズと紳士の狭間で揺れ動きつつ、さまざまな物事を見つめていこうと思います。
ちなみに次回は、「セフレから本命への昇格」に成功した大変稀な例を最近知ったので、そのエピソードをご報告したいと思います。
撮影/菊竹規 構成/吉田奈美
山添 寛(相席スタート)
お笑いコンビ・相席スタートのツッコミ(ネタによってはボケも)、ネタ作り担当。男女の微妙な関係性やすれ違いを描くコント・漫才に定評あり。2016年M-1グランプリでは決勝進出も。令和に時代が代わったことをきっかけに「クズ紳士」な自分と向き合うように。