【恋の悩み3】忙しくて彼とすれ違い…
最近上手くいってません。彼のことは好きだけど、このまま続けるか別れて新しい恋を探すか迷ってます。そんな恋のモヤモヤを解消してくれる本はありますか?
瀧井流アドバイス
「この先も彼との関係を育んでいけるのか人生の展望を見つめ直すとよいのでは」
「忙しくて彼とすれ違い…」には、この2冊が効く!
『永すぎた春』三島由紀夫/著
婚約中の男女がさまざまな危機を乗り越えていく三島由紀夫の長編小説。タイトルが流行語に。「こんなことがあったら自分ならどうするか、相手ならどうするだろうかなどと、わが身に照らし合わせながら読めば、自分たちふたりを客観的に見つめ直せるはず」新潮文庫 ¥520
『BUTTER』柚木麻子/著
週刊誌記者の女性が、連続不審死事件の被告人に取材するうちに、自分の周囲との関係を見直していく。「気心知れていると思っている恋人でも、実はきちんと向き合っていないかもしれないし、互いに本当には必要とし合っていないかもしれない、とわかるはず。また、現代の恋愛観や結婚観について考えさせられる内容で、自分が恋愛や結婚、人生に何を求めているのか考えるきっかけに」新潮社 ¥1,600
2018年2月号「冬は自宅が最高!」より。
本誌掲載時スタッフ:構成/佐々木怜菜、宮田典子・矢野絵梨佳(HATSU)
再構成:Oggi.jp編集部
ライター/瀧井朝世さん
出版社勤務を経てライターに。多数の雑誌で書評やインタビューを担当。TBS系「王様のブランチ」ブックコーナーのブレーンを務める。著書に『編愛読書トライアングル』(新潮社)。