インプットの手段で意外にも人気だったのが紙での読書。すきま時間をうまく活用して、スキルアップにつながる読書を習慣にする4人の女性に迫りました!
【1】話題書をチェックして、職場でのコミュニケーションにも活用中
オッジェンヌ 大枝千鶴さん(IT関連企業 営業職・32歳)
大枝さん愛用のバッグ
ブランド:マルベリー
サイズ:タテ25.5×ヨコ36×マチ16cm
重さ:2.3kg
「PCが入るサイズはマスト。大容量でもトープカラーが品よくまとめてくれます」
大枝さんが今読んでいるのはこちら!
「経営×芸術×科学! タイトル買いです(笑)」
「湊かなえさんの作品はデビュー作から読破!」
「もともと休日にはカフェにこもって3時間以上読書をするくらい活字フェチな性格(笑)。世間の話題を仕入れるため、定期的にAmazonや書店で平積みされている話題書をチェックする習慣をつけています。気になるものは片っ端から読み、読んだ本の表紙をスマホで撮影。スマホアプリ『Evernote』でこれまで読んだ本の表紙をまとめて、自分が好きなジャンルや、足りない分野を把握するために活用しています。
また、話題の本を読んでおくだけで年齢が離れている上司や取引先の方との会話に使えるのもメリット。読者の多い作家だと共通の話題になりやすいので、コミュニケーションの糸口としても助けになります!」(大枝千鶴さん)
【2】足りないスキルは読書で補完! 本は悩み別に書店でリサーチ
宮嶋伶佳さん(WEBサービス会社 企画職・30歳)
宮嶋さん愛用のバッグ
ブランド:ロベルタ ピエリ
サイズ:タテ24×ヨコ30×マチ16.5cm
重さ:2.6kg
「ナイロン素材で容量のわりに軽いのが便利。持ち手は丈夫なレザーで機能的!」
宮嶋さんが今読んでるのはこの3冊!
「30歳からの仕事論がメインテーマ!」
「幅広い教養を1年かけて身につける!」
「転職期間中に知人から推薦された、仕事ハウツー小説」
「読書習慣を身につけたのは社会人4年目。大人数の会議をまとめる機会が増えてきて、他人の意見をうまく引き出すファシリテーションについて勉強したいなと思ったのがきっかけでした。会議の前にどういう準備をしたらいいのかなど、書いてあることを実践してスキルアップにつながった実感があったので、そこから読書が習慣に。
今は30歳を迎えてどんなスキルを身につけておくべきなのかを見直すため、『ぶれない「自分の仕事観」をつくるキーワード80』という本を読んでいる最中。年齢に合わせてどんどん新しい悩みが増えるんですが、思考をまとめるためにも読書の時間は確保していきたいです!」(宮嶋伶佳さん)
【3】仕事のスキルアップはもちろん、オンとオフを分けるのにも最適!
柴田なつきさん(商社 事務職・30歳)
柴田さん愛用のバッグ
ブランド:ヌール
サイズ:タテ26×ヨコ44.5×マチ17.5cm
重さ:2.0kg
「星柄にひと目ボレ。手袋などの小物をさっと入れられるようトート型に」
柴田さんが今読んでるのはこの2冊!
「スペイン舞台のミステリー。旅をしながら読みたい!」
「業務に活きる『投資』の勉強をこれで!」
「社会人になってすぐ、『仕事だけの毎日じゃつまらない! 何かインプットしたい…』と思い立ったのがきっかけで読書を趣味に。仕事でアウトプットしているだけだと、年齢を重ねた後に何もスキルや教養が身についていないんじゃないかという不安もあったので、インプットの手段として情報量の多い『本』に手が伸びました。数字を扱う作業の息抜きに読むと、思いのほか頭の中をリフレッシュすることができるんです。
また、大学時代にダン・ブラウンの『天使と悪魔』を読みながら、舞台となったイタリア旅行をしたことが自分にとって思い出深い経験に。次は『オリジン』を持ってスペインを旅するのが目標!」(柴田なつきさん)
【4】最先端の健康知識は本から吸収! 取り入れて生活の質を向上
細谷千華さん(スポーツメーカープレス・29歳)
細谷さん愛用のバッグ
ブランド:ザ・ノース・フェイス
サイズ:タテ45×ヨコ28×マチ12cm
重さ:2.8kg
「疲れにくいのでリュック派。くしゃくしゃにたたんで小さく収納もできます!」
細谷さんが今読んでるのはこの2冊!
「睡眠から食事まで最新の健康法がこの一冊に」
「後輩が突然おすすめしてくれた自己啓発本(笑)」
「25歳を過ぎたあたりから、身体の健康に対して漠然と不安を抱くようになり、解決の糸口として本を読み始めました。特に何度も読み返している『最高の体調』は、浅くなりがちだった呼吸を改善するためにストレッチを始めるきっかけになったんです! 最近では海外の有名大学の研究結果を基に書かれた実用書も多く、そのメソッドを取り入れることで自分の身体が改善していく実感があるのも楽しい。もともとアウトドアや運動が大好きで、読書をするタイプではなかったのですが、寝る前の時間を読書に充てると決めてから毎日続けられるように。読んでその内容を実践する、これだけで生活の質が上がるから、これからも続けていきたいですね!」(細谷千華さん)
Oggi2月号「働く30歳からの『バッグの中身』」より
撮影/SHINTARO(静物)、石山貴史(人物) デザイン/Beeworks 構成/旧井菜月、正谷優貴
再構成/Oggi.jp編集部